走るカラダのエネルギー学② 【セリア通信 vol.980】

2026年6月9日

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皆さん、お元気ですか?

いよいよ今週末は、国内最高峰の戦い「陸上日本選手権」が開催されますね!

トップ選手たちの熱いレースを見る際は、ぜひ「走りのバランス」に注目してみてください。強い選手ほど、体幹がピシッと安定していて左右のブレがありません。 だからこそ、後半になっても失速せず、エネルギー効率よく力をスピードに変えられるのです。腕の振りや足の着地など、自分の走りのヒントを探してみてください。

そして、そんな「ブレない強いカラダ」を作るためには、日々の練習や補強トレーニングだけでなく、毎日の食事にも工夫と配慮がなされていることを知っておいてください。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 走るカラダのエネルギー学②
2 セリアスタッフの舞台裏【夢に向かって】
3 陸上雑感【シューズを自分で洗っていますか?】

前回は「エネルギー(ご飯)」の大切さをお伝えしました。
今週は強いカラダと血液をつくる次のステップ、「赤血球という”器”づくり」のお話です!

走るカラダのエネルギー学②

◆赤血球という”器”をつくるには◆

皆さんは、貧血の改善や再発を防ぐ第1ステップとして、「エネルギー(ご飯)」補給の大切さをご理解いただけたことと思います。
次はいよいよ、強いカラダと血液をつくるための第2ステップに進みましょう。
それが「赤血球という”器”づくり」に必要となる主栄養「タンパク質」不足の解消です。
長年食事調査をしてきましたが、実はほとんどの世代のランナーにタンパク質不足が見られるのです。
精製された加工食品ばかりを食べるようになったことや、外食や中食(なかしょく)の割合が増えたことなどが主な原因だと推察しています。

※中食(なかしょく)とは、家庭外で調理された惣菜やお弁当、テイクアウトやデリバリーなどを利用する食事スタイルのこと。

◆赤血球づくりは”家づくり”と同じ◆

赤血球のなかにある酸素を運搬する血色素「ヘモグロビン」は、「ヘム(鉄)」と「グロビン(タンパク質)」から成っています。
これを、「家づくり」に例えてみましょう。


立派な「釘(鉄)」がたくさんあっても、組み立てる「木材(タンパク質)」がなければ家は建ちません。 逆に、材料(タンパク質)があっても、カラダを動かす「エネルギー(ご飯)」が足りないと、その木材や家をつくるためではなく、カラダを動かすための燃料としてただただ燃やされてしまうばかりなのです。

つまり、丈夫で、しっかりした家(赤血球)をつくるためには、材料をバランスよく揃える必要があるのです。

【健康で丈夫な赤血球をつくるために欠かせない4つの栄養】

  1. エネルギー源(ご飯)⇆カラダを十分に機能させるために欠かせない栄養
  2. タンパク質(肉・魚・豆類)⇆赤血球(器)をつくるために欠かせない栄養
  3. ミネラル類(鉄・亜鉛・銅など)⇆赤血球(器)の材料となり、形づくるのに欠かせない栄養
  4. ビタミン類(ビタミンB群・Cなど)⇆赤血球(器)づくりを助ける栄養

◆じつは最強のアスリート食◆

中高生ランナーの皆さんには、毎食「手のひら1枚分のタンパク質」が必要です。
欠かさず、しっかり摂るために、お手本にしてほしいのが「昔ながらの和食文化」です。

例えば、老舗旅館(しにせりょかん)に出てくる朝食を思い出してみてください。
主菜の「焼き魚」に加えて、上質な「かまぼこ」、「だし巻きたまご」、お肉やお魚の「そぼろ煮」、「佃煮」、「お豆腐」、そして「納豆」などが少しずつ添えられていますよね。 これらはただ美味しいだけでなく、効率よくタンパク質を重ねて摂ることができる、とてもバランスに優れた「アスリート食」なのです!

老舗旅館の朝食をお手本にして、タンパク質を「少量ずつ、こまめに摂る」ことを心がけるだけで、不足は解消されるでしょう。

◆「かまぼこ」のひみつ◆

和定食には意外にも「かまぼこ」が多く用いられていますね。
魚のすり身が使われていて、高タンパクかつ低脂肪で旨味が濃く、出汁もでるからです。
この「かまぼこ」などの練製品に多く含まれるのが「コラーゲン」というタンパク質です。
しなやかで丈夫な筋肉や骨、血管や赤血球づくりに欠かせません。
ちくわやさつま揚げなども同様です。
貧血予防・回復にはもちろん、ケガや故障の予防・回復にも役立つ優秀な食品です。
朝食に、お弁当に、夕食のバランスアップに、皆さんの食卓に常備しておくと「手のひら1枚分のタンパク質」の充足を助けてくれることでしょう。

◆【重要】鉄剤を服用しているのに改善しないのも・・・◆

少なくない中高生ランナーが「鉄剤」を服用しています。また、後半の失速を「貧血のせい」だと言われて医師の診断を仰ぎ、貧血ではないのに鉄剤を処方されてしまっているケースがあるのも無視できません。 今や世界的に、長距離ランナーが見舞われるトラブルの原因の第1位が「必要エネルギー量不足」であり、それについでタンパク質であるにもかかわらず、鉄剤ばかりが処方されることは日本の医療の在り方をも問いたださねばならない大問題です。

セリア通信の読者の皆さん、ぜひ鉄剤の服用ありきの対処療法では根本的な改善には至らないことをチームメイトや知り合いの方々にも伝えてあげてください。 特に、鉄剤を長く服用しているのにもかかわらず改善に至っていないのに食事改善、食生活改善に取り組まないでいると、いずれカラダを壊しかねないのだと伝えてほしいのです。



◆セリアを上手に利用しよう◆

貧血の改善・再発予防には食生活改善が必要です。
規則正しい生活を送り、バランスの良い食生活を送ること。
そして、毎日の学校生活、競技生活を積極的に行うことが大切です。
自分で思い描いた通りの生活ができて、ようやく思い通りに走れるようになるのです!
そんな生活ができるようになったら、セリアもきっとあなたを後押しします。
だってセリアは「まじめなあなたを応援するサプリ」なのだから!

①貧血に悩む選手・フェリチンを上げたい選手へ
セリアジョブセリアC」がおすすめです。
「酸素を運ぶトラック=ヘモグロビン」の材料や、鉄の貯金となる栄養を効率よく補給するために欠かせないミネラル類を配合。 さらに、それらをサポートするビタミンCを組み合わせることで、毎日の走るカラダづくりと、効率の良い栄養補給のバックアップを狙います。

②長引く貧血で肉体疲労が気になる選手へ
セリアロブセリアサプライズ」がおすすめです。
ハードな練習によるダメージからカラダを守り、スムーズな回復に欠かせないペプチドを数種類配合しました。 さらにめぐりをスムーズにし、酷使したカラダを優しくケアする栄養を組み合わせることで、カラダ本来の生き生きとしたコンディションを取り戻せるように工夫しました。

::: セリアスタッフの舞台裏【夢に向かって】 :::

先日は千葉県高校記録会が開催されました。
地区総体や秋の駅伝を目指さない3年生にとっては、この大会が引退試合になります。今回、中学1年生の頃から見守ってきた選手が引退するということで、記録会を訪問しました。

レース後、彼に「悔いなく引退できそうか?」と聞いたところ、はっきりとした返事は返ってきませんでした。その声が少し震えていたことを考えると、不完全燃焼だったのかもしれません。
彼は中学時代に全中に出場しましたが、高校では思うように走れない日々が続きました。力を発揮しきれないまま引退することになった悔しさは、きっとあったことでしょう。

それでも、かれには「柔道整復師になる」という夢があります。
これからは、その夢に向かって努力を重ね、実現してくれることを願っています。

これからも応援しています!
(山内)

::: 陸上雑感【シューズを自分で洗っていますか?】 :::

私はいつも中高生の皆さんに、この質問を投げかけています。ランナーにとって一番大切な相棒を、どう扱っているかで、その選手やチームの「本質」がハッキリと見えるからです。
寮生の多いチームは当然みんな自分で洗いますが、自宅生の多いチームでは、自分で洗う人が1人もいないことも珍しくありません。親御さんに任せきりになっているのです。

そういうチームはたとえ実力があっても、ここ一番で「勝ちきれない弱さ」が出ることがあります。
道具への感謝と自立の精神。その姿勢こそが、最後の1歩の粘りになるのではないでしょうか。

大切なものだからこそ、扱いようが大事なのです。

あなたは、どうでしょうか?

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関東地方も梅雨入りしました。
雨降りは避けられないのだからこそ楽しもうと思います。
雨降りのランニングを!

では、また来週。


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