2024年10月1日
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皆さん、お元気ですか。
私たちは30年以上も前から食生活改善の必要性を訴えてきました。
皆さんが抱えているトラブルの原因はかならず
「皆さんの生活の中に、根深く長く潜んでいる」
からです。
その原因を見つけ出し、特定することはとても困難です。
アスリートが故障や貧血におちいるプロセスはとても複雑であり、本当に長い年月を経て表出してきたものだからです。
医師によって診断もまちまち・・・。
そんなときこそ生活から見直して欲しいのです。
「やっている」とか「頑張っている」という先入観を捨てて、はじめから組み立て直してみましょう。
なかでも食生活については、まじめに考えてみてください。
「知っているつもり、食べているつもり」がぜんぜん違っていたり、やってもいなかったことが数多く見つかることでしょう。
それこそが「原因」だというケースが本当に多いんです。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 故障しやすいあなたと考える栄養学②
2 セリアスタッフの舞台裏【カツオも安い!】
3 陸上雑感【日本インカレにて】
「故障しやすい体質」って、あるのでしょうか?
もしかしたら、あなたの食生活が体質をつくってしまっている。
そんな可能性もあるようです。
故障しやすいあなたと考える栄養学②
◆1、健康と故障◆
私たちのカラダは、主にタンパク質で形づくられています。筋肉・骨・腱・関節・脳・内臓・血管・皮膚・毛髪etc.などの器官が、お互いに与えられた役割を十分に果たしている状態を「健康」と呼びます。
故障とは、この「健康」が損なわれていることを意味します。
運動にまつわる器官が弱くて、もろくなっていて、慢性化した状態にある人が故障しやすいのです。
◆2、弱くて、もろい原因と理由◆
一般には、運動にまつわる器官は、運動することによって次第に強化されます。トレーニングとは、その効果を引き出す運動を積み重ねることです。
ところが、それらの器官の健康が損なわれてしまい、弱くて、もろくなるケースも見受けられます。
その原因はいくつか考えられます。
- オーバートレーニング(過労)
- 栄養状態の悪化
- 休養不足
- 不摂生
- 自律神経系・内分泌系の異常
- ストレスetc.
◆3、故障と栄養について◆
ただでさえ栄養バランスが整っていないのに、不摂生やストレスが加わると、更に栄養状態が悪化します。また、日本人の食生活習慣も多様化し、その原因も多岐にわたります。
思い当たることがあるようでしたら、参考にしてみてください。
カルシウムなどのミネラル類(他にマグネシウム、リンなど)の摂取不足と骨の強度の関係性については、皆さんもよくご存知のことと思います。
日本人は古来より海藻類や魚介類、野菜類などから骨づくりに必要な栄養を摂取してきました。
これらの食品をたっぷり食べるように心がけましょう。
また、不足が心配されるようでしたら上手に乳製品を利用ましょう。
同時にミネラル類の吸収を助け、丈夫な組織をつくるために欠かせないタンパク質「コラーゲン」の生成を助けるビタミンCの摂取を心がけましょう。
また、心身のストレスに打ち勝つために必要なホルモン「アドレナリン」の分泌時にはビタミンCの手助けが必要です。
緊張や不安にさいなまれやすく、持続しやすい方はビタミンCの消耗が激しいので、新鮮な緑黄色野菜や果物を欠かさないようにしましょう。
以上の理由から、偏食のある選手は故障しやすい傾向がみられます。
※ セリアCaは、乳清カルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどを強化したサプリメントです。
※ セリアCは、ビタミンCの補給しやすいタブレット状です。機能はもちろん、味も好評です!
◆4、近年、とくに故障しやすい体質をつくる要因について◆
故障を慢性化させる栄養学的要因として考えられるのが、「糖化」です。糖化とは、食べ物や飲料などで過剰に摂取してしまった糖が、タンパク質に結合して劣化させてしまう現象です。
糖化してしまった筋肉や骨、血管などはその機能が著しく劣化します。
また、糖化によって機能を失ったタンパク質が他の細胞や器官に炎症を引き起こします。
このようにして体内に炎症の火種がくすぶり続けているのが「故障しやすい状態」だと私たちは考えています。
◆こんな方は気をつけましょう◆
以前、セリア通信でもご紹介しました通り、日本人のタンパク質摂取量は戦後間もない食糧難時代よりも少なくなっています。その一方で、糖質の摂取量は増える一方です。
あなたもぜひ、この機会に思い浮かべてみてください。
- チョコレートやお菓子などのスイーツやアイスなど甘いものが大好き
- グミをいつも食べている
- カフェラテなどの砂糖入り乳飲料や清涼飲料水を好んで飲んでいる。
- 手軽で便利な菓子パンをよく食べている
- 学校の行き帰りに、頻繁に買い食いをしている
- 練習以外のときにもスポーツドリンクやゼリー飲料を口にしてしまう
- 甘いものを口にすると、食べ尽くしてしまう
- 焼肉にはタレをたっぷりつけて、ご飯を食べる
- 何でもケチャップやソースなどをたっぷりかける
甘さの強い糖質には飲み過ぎ、食べ過ぎを助長する性質があります。
糖化による、炎症が蔓延することによって「故障しやすい体質」をつくってしまっている可能性もあるのです。
ランナーとしての自覚を忘れずに、節制を心がけましょう。
それが故障しない体質をつくる「はじめの一歩」なのです。
::: セリアスタッフの舞台裏【カツオも安い!】 :::
先日の日本経済新聞に“戻りガツオ、豊漁で3割安 サンマなど秋の魚の漁獲好調”
という記事が掲載されていました。
今年はサンマが大漁で安くなっているのは知っていましたが、まさかカツオも安くなっているとは・・・。
以前のセリア通信でも紹介した通り、カツオは高タンパクで吸収力の高いヘム鉄も豊富。
代謝を良くするビタミンB群や血流を良くするオメガ3脂肪酸も摂れる、疲労回復効果のあるペプチドも摂れるといった長所を挙げるとキリがないくらい優れた食材です。
おすすめの食べ方は「お刺身」。
調理しない分、栄養を余すことなく摂れます。
何より練習や仕事で疲れた後でもお刺身なら簡単に準備できますね。
(山内)
::: 陸上雑感【日本インカレにて】 :::
それは日本インカレ初日のこと。女子1万メートルに出場した選手のご両親が観客席で誰よりも必死に応援されていた。
彼女が高校生の時に、ご両親と食事や栄養の話をしたこともあり、久々に挨拶しようと思っていたがレース後、足早に立ち去ってしまった。
てっきり入賞に感動して娘さんのいるゴールへと向かったのだと思っていたのだが・・・。
「雷雨の中断があったため、新幹線の最終に急いだんです」
というメールが翌日、届いた。
晴れ舞台に出場する娘さんのために、平日にもかかわらず遠方より日帰り応援だったという・・・。
スタジアムを駆け上がるその速さも、さすがだった!
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今月は関東大学女子駅伝、出雲駅伝、そして箱根駅伝予選会・・・。
駅伝ファンにが見逃せないレースが続きますね。
では、また来週。
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