2026年9月15日
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皆さん、お元気ですか?
夏の猛暑の中で実施された高校陸上部での「食事栄養合宿」。
選手自身で献立を考え、買い出しをし、調理や片付けまで一貫して行った、あの挑戦から季節が巡り、いよいよ全国をかけた高校最後の駅伝シーズンを迎えようとしています。
実は、この夏取り組んだ「自炊合宿」の経験とそこでの学びは、その後の夏合宿のさらなる充実、そして秋の競技会での好記録ラッシュという素晴らしい結果となって見事に結実しています。
そこで今回は、なぜ「食事栄養合宿」という体験がココ一番の勝負強さにつながるのか、セリア通信の知見をもとに整理してお伝えします。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 勝負所で諦めない力は「自己管理」から!
2 セリアスタッフの舞台裏【相手に求めるなら】
3 陸上雑感【雨の季節のお手入れ術】
自炊合宿の実践が手繰り寄せたベストコンディションと秋の好記録・・・。
「自分のことは自分でする(自立)」という経験で育まれた力が、勝負どころで発揮されるのではないでしょうか。
勝負所で諦めない力は「自己管理」から!
◆1. 自分のカラダを自分で整える「自律」の精神◆
アスリートとしての真の強さは、自分をコントロールする「自律の精神」から生まれます。夏の自炊合宿で選手たちが見せてくれたのは、単に「自分たちで食事を作る」という「自立」にとどまらない、自ら考えて判断し行動する「自律したアスリート」としての大きな成長でした。
選手の皆さんの練習日誌にも、「何を、どのように考えて、実践したのか」が実に丁寧に書き込まれていました。
例えば、次のようなことについてでした。
• 「器(赤血球)づくり」の実践
血液(ヘモグロビン)づくりを「家づくり」に例えると、木材(タンパク質)が不可欠です。そぼろ丼や和定食スタイルで、複数食材から「手のひら1枚分のタンパク質」を重ねて摂る基本が、その後も徹底されました。
• 鉄分とビタミンCの相乗効果
ランナーが汗や衝撃で失いやすい鉄分(釘)を守るため、植物性鉄分にブロッコリーや柑橘類のビタミンCを組み合わせる「食べ合わせの知恵」を取り入れた生活を実践していました。
• 糖新生(カラダの分解)の防止
エネルギー(ご飯/糖質)不足による体組織の分解を防ぐため、練習量に応じた主食補給を意識し、フェリチン(貯蔵鉄)低下や疲労骨折のリスクを回避できるようになりました。
これらを「与えられた食事」ではなく、「自分たちの意思と工夫」でやり遂げた経験こそが、自己管理能力開発の大きな一歩となったのです。
◆2. 勝負所で諦めない力は「日々の判断力」から生まれる◆
本番を迎えるこれからの時期、最大の課題は「コンディショニング」です。 与えられたメニューをただこなすだけではなく、「今日の自分の体調、練習強度、疲労度に対して、今何を食べるべきか」を自分自身の頭で考え、実践すること。この日々の選択の積み重ねが、スタートラインに立った時の揺るぎない自信に変わります。例えば、生徒たちが合宿以降に実践しているのは、次のようなことです。
好不調の波がある⇒ 規則正しい生活をするために、練習後に速やかに帰れるように予め準備。
疲労や貧血の兆候を感じたら⇒カツオや赤身肉など、吸収率バツグンの「ヘム鉄」食材を自らの意思で夕食のメインに選ぶ。
エネルギー消費が激しい時期は⇒練習前後に小さめのおにぎりなどの補食を挟み、カラダの分解(糖新生)を自ら防ぐ。
「自分で自分のコンディションをコントロールできている」という感覚は、レース後半の最も苦しい場面において、決して諦めない粘り強い精神力を支える確固たる土台になります。
◆3. 保護者・指導者の皆様へ:仲間と共に育む「チームの絆」 ◆
自炊合宿のもう一つの大きな成果は、「同じ釜の飯を食う」ことで生まれた強い信頼関係です。 役割分担を経験し、お互いを気遣いながら食事を作って食べたチームは、勝負の場面で「タスキを託す信頼感」や「ラスト一歩の粘り」として必ず成果に表れます。選手が自立し、自分の体を自分で管理できるようサポートすること。
そして仲間と共に食に向き合う機会を作ること。これが、秋の本番で力を発揮する「負けないチーム」を作る近道です。
学校が再開した今、調理合宿をすることは難しいかも知れません。だからこそ、各ご家庭で「自分でできることは、自分でやる」という生活スタイルを確立してみてください。 さらに一歩踏み込んで、「自分がやるべきことは、すべて自分でやる」という姿勢が身に付いたら、それこそが判断力を育み、勝負所での力となり、仲間からの信頼を得られる選手へと導いてくれるはずです。
◆4. 「見えないところでの正しい行動(自律)」が強固な絆をつくる!◆
選手一人ひとりが「やるべきこと」を確実に実践していると、チームの雰囲気はあっという間に変わっていきます。そして、それはお互いへの「信頼感」が増すことへと発展していくのです。誰も見ていないところでの正しい判断に基づいた行動
『日々の食事選び、適切な起床・就寝リズム、丁寧なボディケアなど(自分自身を律する自律の精神)』
こそが、その選手個人の信頼性を高めます。
「仲間も陰で正しく努力し、自分を整えている」という揺るぎない信頼があるからこそ、チームは強固なチームワークと固い絆で結ばれるのです。
選手のみなさん、夏から積み重ねてきた自律の成果を誇りに思ってください。
「自分のカラダを自分で最高の状態に整える」という選択が、必ずみなさんをベストコンディションへ、そして最高のパフォーマンスへと導いてくれます。
運命のレースで最高の走りと笑顔が見られることを、心より応援しております!
::: セリアスタッフの舞台裏【相手に求めるなら】 :::
相手に何かを求めるのなら、自分はそれ以上にちゃんとしないといけない。これは私のポリシーです。
良い食事を摂ってほしいから、私自身も良い食事を摂ります。
頑張って走ってほしいから、私自身も頑張って走ります。
ほかにも色々あります。
正直、大変だなと思うことはしょっちゅうです。
それでも、相手に何かを求めておきながら、自分自身は楽をしたり、いい加減な生活をしたりするのは、あってはならないと思っています。
例えば、部活動で生徒に「頑張れ」「規律を守れ」と言っているのに、先生自身がだらしないとしていたら、皆さんも嫌ですよね。
私自身も、選手や子どもたちに教える立場です。
だからこそ、決してそういうことがないように心がけたいと思います。
(山内)
::: 陸上雑感【雨の季節のお手入れ術】 :::
9月に入り、長雨や秋雨の前線でシューズが濡れて乾かない日が増えていませんか? 毎日泥だらけのシューズを持ち帰る選手を支える方々や、洗い場や干し場が限られている寮生活の選手たちにとって、毎日のシューズ洗いはおっくうで大変な作業ですよね。実は全国の長距離チームの合宿にお邪魔すると、玄関に強烈なニオイが漂っていることが少なくありません。一度ついた汗や泥のしつこいニオイや汚れは、濡れた後にただ天日干しするだけではなかなか落ちないものです。
そこで、日頃から手軽にシューズを洗う習慣をつけてほしいという願いを込めて、私が数年前から愛用している優れものをご紹介します。それが「シューズ用洗濯ネット」です。
使い方はとても簡単でスピーディーです。
• 洗剤のひと工夫: ネットに入れる前に、あらかじめ表面の大きな泥汚れをサッと落とし、酸素系漂白剤をスプレーしておきます。これで衛生面もバッチリ保たれ、ウエアと一緒に洗っても気になりません。
• クッション効果と汚れ落とし: ネットの内側にある無数の「ひだ状の突起」が、洗濯機の中でシューズを傷つけずに汚れをしっかり揉み落としてくれます。
買ったばかりの真っ白なシューズの清潔感を保ち、シューズ自体の寿命を延ばすためにも、日頃のこまめなお手入れが欠かせません。「シューズのお手入れも大切なコンディショニングの一つ」として、ぜひ一度試してみてください!
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ネットを使った洗濯機洗いだと、脱水も十分なので乾きも早いんですよ!
では、また来週。
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