貧血・故障の改善に役立つ体重・体組成計の使い方①初級編【セリア通信 vol.914】

2025年3月4日

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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

「ふきのとうの天ぷら」をご近所さんがお裾分けしてくださいました。
サクッとした食感の後に残るほのかな苦味がカラダに染み入るようでした。
ところで山菜には春を元気に過ごすために必要な栄養が豊富だと言われています。

そのひとつが骨の成長に欠かせない栄養素、ビタミンKなのです。
日照時間の短い冬はただでさえ骨の成長も停滞気味…。
春の山菜を食べてビタミンKを補給して、さらに陽の光を浴びればビタミンDも満たされて骨が丈夫に育つんです!

また、山菜にはβカロテンやビタミンEなどの抗酸化作用の強い栄養素が豊富に含まれています。
ちょうど進学や就職等、環境が変化するなどしてストレスが多くなる季節でもありますね。
さらに差し迫ったトラックシーズンに向けた強化練習もいよいよ本格化することでしょう。

季節や環境の変化に柔軟に対応するのに役立つのが山菜の栄養です。
ぜひ、そんなことを思いながら味わってみてください。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 貧血・故障の改善に役立つ体重・体組成計の使い方①初級編
2 セリアスタッフの舞台裏【走るって楽しい!】
3 陸上雑感【期待】

「鉄を摂っても、食事量を増やしても、貧血が改善しないんです」
そのような状況から競技生活すら半ば諦め気味になっている選手からのご相談が増えています。
練習も手を抜かず、素直で、真面目で、几帳面な選手が多いので、相談の上、ランナーの血液性状に詳しい専門医に診断を仰ぐこともしばしばです。
その結果はいつも「必要エネルギー量不足」との診断が下されます。

そうならないようにするためにも体重・体組成の測定をしましょう!

貧血・故障の改善に役立つ「体重・体組成計の使い方」①初級編

◆①毎日測定しよう◆

体重は、毎日変化するものです。
その日の食事量や運動量はもちろん、気温や湿度、体調など様々な影響を受けるからです。
新陳代謝の活発な成長期のランナーであれば、朝と晩でも大きく異なります。
だからこそ毎日、同じ時間、同じタイミングで測定しましょう。
そして、日々の変化に喜んだり嘆いたりせず、記録し続けることが大切です。

◎体重はカラダの変化を推し測る貴重な情報です。

◆②ランナーの体重減=カラダの異変◆

貧血や故障に悩んでいる選手こそ、体重の測定を行い、記録することが大切です。
ランナーの皆さんは新しい栄養を取り込み、古くなった物質を排泄しながら日々成長し続けるはずです。
ところがもし、オーバートレーニングや体調不良、食欲不振や偏食などが生じていたら、十分な栄養が取り込めなくなり体重は速やかに減少することでしょう。
つまり、体重減はカラダの異変を意味するのです。

◎ 1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年・・・。
測定結果を縦軸を体重、横軸を日付にして折線グラフにしてみましょう。
そうすることで体重の変化と体調や、季節、練習、食事などとの関連が見えてくるはずです。

◆③ランナーにおける体重減とは◆

とかく体脂肪ばかりが注目されがちですが、ランナーの体重変動に大きく関わっているのは、代謝の激しい筋肉や血液です。
じつは脂肪の蓄積や減少による体重の増減には、ある程度まとまった日数を要しますが、筋肉や血液破壊の進行による体重の減少は、私たちが思っている以上に速やかに進行してしまうのです。
そして、皆さんよくご存知の通り、ひとたび失ってしまった筋肉や血液の状態を戻すには、気の遠くなるような労力と時間を要します。

◎このことが貧血を長引かせてしまう理由のひとつと考えられています。

◆④ランナーの体重の変化=筋肉量・血液量の変化◆

毎日の運動量・成長量に見合った食事(栄養)と、十分な休養を摂っていれば貧血になることはありません。
そのうえランナーの貧血の原因は単なる鉄分不足ではなく、「必要エネルギー量不足」であるとハッキリ言われるようになりました。
それなのになぜ、思うように貧血を改善することができない選手が多いのでしょうか・・・?

きっとそれは「必要エネルギー量」や「食事量」を自分の感覚(好き嫌い・満腹感・思い込み)だけで勝手に決めてしまっているからではないでしょうか?
もしくは栄養士さんや保護者に任せっぱなしで、与えられたものを食べているだけではないでしょうか?
「体重の変化」というひとつの客観的なデータをもとに食事量や栄養バランスを考えながら日々調整する力こそがランナーの貧血改善には必須の能力となっているのです。

◎「ランナーの体重の変化=筋肉量・血液量の変化」ということを、どうぞ覚えておいてください!

次回の上級編もお楽しみに!

::: セリアスタッフの舞台裏【走るって楽しい!】 :::

先週、東京都内の市民ランナークラブの練習に参加しました。
普段は1人で走ることが多い私にとって、久々にほかの方々と走る貴重な機会でした。

1人で走る時は、
「まだ終わらないかな…」
「ジョグなのにキツイ…」
と感じ、つい時計を何度も確認してしまいます。

しかし、この日はまったく違いました。
クラブの皆さんと会話をしながらジョギングすると、時間があっという間に過ぎていきます。
強度の高い練習でも、周りとリズムを合わせることで自然と楽に走り切ることができました。

普段は「楽しい」と思うことが少ないランニング。
でも、この日は久々に「走るって楽しいな」と感じることができました。
(山内)

::: 陸上雑感【期待】 :::

かつて日本選手にとって100m9秒台は夢の記録だった。
いつしかそれが実現可能なタイムとなり、今や当たり前のこととなっている。

ところで今、もっとも古い日本記録となっているのが男子三段跳び、山下訓史選手の17m15cm。
時は1986年6月1日、日本選手権の行われていた国立競技場。
そのとき私はスタンドに居た。
山下選手の記録が表示されると、観客が一斉に立ち上がって歓喜した!
それは照明も点灯されていた薄暮の時間だったと記憶している。

東京で世界陸上が開催される今年、眠れる記録を破ってくれるのではないかと期待している。

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恐る恐る髭を剃りました。
まだ、傷口こそ残っていますがスッキリしました!
やっぱり髭は苦手です。


では、また来週。


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