ジュニアランナーの睡眠を考えよう その2【セリア通信vol.913】

2025年2月25日

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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

こちら外房では6時を迎える頃には、うっすらと辺りが見渡せるようになりました。
日の出が日に日に早まるのが何だかとても嬉しい今日この頃です。
川辺の桜の蕾も少しずつ膨らみ始めています。

きっと皆さんも力を蓄えている真っ只中ですね。

厳しかった寒さも、あと少し。
春に備えて、もうひと頑張りです!

◆◇本日のメニュー◇◆

1 ジュニアランナーの睡眠を考えよう その2
2 セリアスタッフの舞台裏【練習後の一コマ】
3 陸上雑感【習慣化のコツ】

あの超多忙な大谷翔平選手の強さのヒミツも「良質な睡眠の確保」にあるようです。
「8時間なんて絶対にムリ!」
と諦めずに、何とか工夫してみましょう!

ジュニアランナーの睡眠を考えよう その2

◆良質な睡眠へ① 就寝時間を決めてしまいましょう◆

良質な睡眠へと誘うもっとも確実な方法は「毎日、同じ時間に寝る」ことです。
例えば、「※基本的には、毎晩10時に寝る」と決めてしまうのです。
そうするとカラダは、その時間にキッチリ合わせてくれます!
自律神経系、内分泌系も、就寝時間に合わせて各器官を調整してくれるので「良質な睡眠」となるのです。

※部活動の関係で帰りが遅くなるなど、どうしても就寝時間がズレてしまうこともありますね。
だけど、それ以外のときには「時間になったら寝る」という習慣を身に付けていることが大切です。

◆良質な睡眠へ②起床時間も決めてしまいましょう◆

「部活がない日は寝溜めする」という方も多いのではないでしょうか?
これがダメなんです。例え、休みの日であっても毎日、同じ時間に起床しましょう
もし、「休みたい」のでしたら、とりあえず「いつもの時間に起床」して、運動やシャワー、食事などをきちんと済ませてから休んでください。
カラダの各器官のバランスを整え、機能調整している自律神経系や代謝などのバランスを制御する内分泌系(ホルモン)も体内時計を頼りに機能しているからです。

※起床・食事・運動(活動)・休養・睡眠等のサイクルは、一定のリズムで行うことで毎日体内時計を微調整します。
そのもっとも大事な軸となるのが就寝・起床時間なのです。
このサイクルとリズムが身につくと、体調は日に日に良くなるばかりです!

◆良質な睡眠へ③日光浴と朝食を欠かさない◆

とにかく朝、目覚めたらすぐにカーテンを開けましょう。
陽の光を浴びることで、活動スイッチがONになるからです。
日の出の遅い秋から冬にかけては部屋の照明を灯せばそれでOKです!
たったこれだけのことで、あなたのカラダは活動的になれるのだから習慣化しましょう。
もちろん、部活や学校が休みの日も続けてくださいね。
そして、朝食をお忘れなく
何かと慌ただしいからと疎かにしてはダメです。
どんなときも朝食を食べること。
アスリートなら命懸けで習慣を守りましょう。

◆良質な睡眠へ④キッパリとした態度をとること◆

例え翌日がお休みでも、「夜ふかし」は絶対にいけません
たった1日、1回の夜ふかしであっても子供は睡眠の質を著しく低下させてしまうからなんです。
このように大人と違い、子供はちょっとしたことがきっかけで体内時計が乱れてしまいます。
だから、学校の先生も口すっぱく注意を呼びかけるのですね。
「規則正しい生活を心がけましょう!」って。

「良質な睡眠」を死守するには・・・

  1. 就寝時間になったらスマホやゲームはやめること。
  2. 寝室や寝床にデジタル機器を持ち込まないこと。
  3. 何より、「時間になったら寝る」というキッパリとした態度をとること。

最後にぜひ、覚えておいてほしいのは
一流選手はぜったいに夜更かししない
ことです。
そんなヒマがあったら、きちんと寝ることを第一優先として考え実行している。
だから、一流選手なんです!

::: セリアスタッフの舞台裏【練習後の一コマ】 :::

昨年、躍進を遂げた大学駅伝チームの練習を訪問しました。
選手たちは各自黙々とウォーミングアップを行い、その後ポイント練習へ。
練習後はクールダウンを行い、ここまではどのチームでも共通の流れです。

しかし、驚いたのはその後。
選手たちは補強運動を始めたのです。

この補強運動は、練習メニューに記載されているわけでもなく、監督やコーチから指示されているわけでもありません。
選手たち自身が「必要だ」と感じ、自主的に取り組んでいたのです。

弱いチームなら、練習後はダラダラしたり、仲間とのお喋りに夢中になることが多々あります。
しかし、強いチームは、やるべきことを各々が分かっており、徹底しているからこそ強い。

その姿勢こそが、昨年の躍進につながっていたのかと、改めて実感しました。
(山内)

::: 陸上雑感【習慣化のコツ】 :::

陸上長距離は積み重ねがものを言う競技です。
ケガや故障、貧血などのトラブルに見舞われることなく、着実にひとつずつ積み重ねれば次第に大きな力が身につくでしょう。
継続は力なりとは、まさにこの競技のためにある言葉かもしれませんね。

そこで、積み重ねるために必要な習慣化のコツを3つにまとめました。
ぜひ、参考にしてみてください。

①ベビーステップではじめる。
すぐにできる簡単なレベルから始めること。
ハードルは低く設定し、難易度を下げること。

②タイミングをきめる。
いつ、どこで、なにをするのかを決めてしまう。
ほんのちょっと、わずかな時間から始めること。

③最高、最低のルールを決める。
やるか、やらない=ゼロか、100かではなく、最低でもこれくらい、最高でもここまでと決めておくこと。

例えば、腕立て伏せなら、1日1回ずつからで良いのです。
毎日1回ずつ増やして、出来なくなったらまた、1回に戻ってみる。
そういうことを繰り返していれば、積み重ねた分だけ力が身につくという考え方です。
飽きっぽい方、なかなか習慣が身につかない方、ぜひ、お試しください。

* * * * * * * * * * * * * * * *

相変わらず傷が治らず、チョビひげのままです。
先週、某先生から「服部誠さんに似てる」と笑われました(笑)
かつて箱根駅伝で大活躍された農大のレジェンドランナーです!

では、また来週。


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