2024年12月3日
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皆さん、お元気ですか。
箱根駅伝までひと月を切りましたね。
例年、出場選手の出身高校が注目されていますが、これからは「出身クラブ」に関心が集まる時代なのかも知れません。
今や、レースに出場する小中学生たちの胸には、学校名ではなくクラブの名前が入っている時代です。
実際、山さんがお世話になっているクラブチームのなかには、箱根やニューイヤー駅伝で活躍する選手を多数輩出しているところもあります。
ジュニアでの活躍に留まらず、更なる成長を続ける選手の育成法こそ見習うべきだと思います。
そうしたチームの皆さんから直接、お話を聞くことができることや、情報を交換しあえることは私たちならではのことです。
そんな中から気づいたことや発見がありましたら、セリア通信でご紹介したいと思っています。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 全国大会を前にして・・・~お腹に自信のない方へ~
2 セリアスタッフの舞台裏【練習は積めていたのに】
3 陸上雑感【シューズ】
ココ一番というときに”おなかに不安を抱えている”選手は少なくありません。
そんなあなたに”傾向と対策”をご紹介します。
全国大会を前にして・・・~お腹に自信のない方へ~
◆お腹に影響が出やすいタイプ◆
駅伝が近づくと「胃痛や胸やけ」が気になって、あまり食べられないという選手が少なくありません。もともとは陽気でおしゃべりなタイプですが、実は真面目で責任感が強い選手が殆どです。
ただ、緊張すると無口になってしまい、自分の世界に入りやすいようにも見受けられます。
口数が少なくなってきたら、その時点でかなりのストレスにさらされていて、すでにお腹に何らかの異変が起こっていることが多いです。
このような失敗を繰り返しているうちに警戒心がどんどん強くなってしまうため、食欲が減退し、食べられなくなってしまうようです。
レース直前(前日を含む)になると、トイレが気になって仕方ないという症状もストレスの影響による場合が多いようです。
◆その症状は・・・◆
緊張がストレスとなって、お腹に影響する選手の症状は次のとおりです。症状例
- 食欲不振
- 胃もたれ・消化不良
- 胃痛
- 嘔吐
- 下痢・便秘
- 膨満感
- ’ レースが近づくにつれて食欲がなくなったら気をつけましょう。
- ’消化の良いものを食べているのに胃もたれが気になったら気をつけましょう。
- ’ 食べ過ぎではないのに胃が痛むようでしたら気をつけましょう。
- ’ ポイント練習などで追い込んだ後や、空腹時なのに嘔吐するようでしたら気をつけましょう。
- ’ レースまで1週間を切っているのに症状が続くようなら気をつけましょう。
- ’ お腹が張るような感じが続くようなら気をつけましょう。
◆対策1、十分に咀嚼しましょう◆
まず「緊張しやすい選手は、お腹に影響が出やすい」ということを自覚しましょう。すぐに性格は変えられませんし、大舞台を経験しているトップランナーでさえ、出場するたびに大きな重圧を背負って走っているからです。
次に、そういうときこそ「よく噛んで食べる」ように心がけましょう!
「試合前にはいつも下痢気味」という選手を観察してみたら、ほとんど噛まずに、飲み込んでいたのを発見したことがありました。
ただでさえ、緊張で胃腸の働きが鈍くなっているのですから、噛まないで飲み込んだら消化不良を起こすに決まっていますね。
しかも「ごはん(餅を含む)・パン・めん類」などの主食に多く含まれるデンプンは、唾液から分泌される消化酵素「アミラーゼ」の働きによって分解され、消化を助けているのです。
また、唾液にはウイルスや細菌などから身を守る「抗菌成分」含まれています。
よく噛む習慣を身につけることは「風邪やウイルス感染」の予防にもつながります。
噛まずに、飲み込んだら、消化不良を発症するのは当たり前なのです。
そこで山さんからの提案です。
緊張し始めたときこそ(お腹に不安を抱いたときこそ)
「ゆっくりていねいによく噛んで、食べるようにしましょう!」
◆対策2、規則正しい生活を徹底しよう◆
緊張やストレスの影響を真っ先に受けるのが自律神経系の働きです。体内で消化吸収をつかさどる各器官の働きは、この自律神経系の働きによって制御されています。
ですから「お腹の調子の乱れ=自律神経系の乱れ」という図式が成立するのです。
また、自律神経系の働きが乱れると、他の器官も苦しさに耐えられくなってしまいます。
あなたはレース中に踏ん張りや我慢がきかず、簡単に諦めてしまったことはありませんか?
もしかしたらそれは自律神経系の働きが乱れていて、カラダが制御不能となっていたことが原因だったかもしれません。
自律神経系の働きを正常に保つために、私たちが取り組むべきことは、たったひとつ!
それは「規則正しい生活のリズムを守ること」なのです。
たとえ今までお腹のトラブルで失敗したことのない選手でも大一番が近づいたら、
この自律神経系の働きを正常に保つために生活のリズムを守りましょう。
お腹にトラブルを抱えやすい選手なら、なおさらです。
実績十分という一流選手でさえ、大舞台を前に緊張するものです。
彼らでさえ、食欲が落ちたり、消化不良で苦労したご経験はあるはずです。
ただ、何が違うのかというと「生活のリズムを乱さない」という確固たる考えを持っていることです。
全国大会が近づいてきたら、お腹に影響が出るのは当たり前です。
あまり神経質になりすぎることはありません。
多かれ少なかれ「みんなそうなんだ!」と言い聞かせましょう。
その上で①ゆっくりていねいによく噛んでたべること。
そして②規則正しい生活のリズムを守ること。
この二つを徹底するようにしましょう!
::: セリアスタッフの舞台裏【練習は積めていたのに】 :::
「いすみ健康マラソン」ハーフマラソンの部に出場しました。去年のリベンジを目指し、1年間練習を重ねてきました。
練習は順調で自信を持ってスタートラインに立ちました。
しかし、レースが始まると体が思うように動かず、序盤から苦戦。
時間が経つにつれてペースも落ち、結果として「失敗レース」となってしまいました。
記録は1時間26分3秒。
昨年より1分以上速いタイムではありましたが、1時間21分台を狙える練習を積んできただけに、
「なぜうまくいかなかったのか?」と悔しさが残ります。
とはいえ、落ち込んでばかりもいられません。
この1年間努力してきた事実は変わりませんし、まだ試していない練習方法もあります。
来年に向けて再び頑張ろうと気持ちを切り替えています。
(山内)
::: 陸上雑感【シューズ】 :::
どんなシューズを履いているのだろう?ついつい選手の足元が気になってしまう。
どうやらN社一強の時代は今は昔の話で、私の印象は次のとおり。
高校生に絶大な人気なのが欧州のA社。
一部大学生や市民ランナーの支持を受けているのが後発のO社。
幅広い層から支持を得ているのが国内老舗メーカーA社。
シューズの開発競争は激化の一途だが、ユーザーにとってはありがたい。
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山内くん、ハーフマラソンお疲れ様でした!
来年のリベンジに期待しています。
では、また来週。
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