2024年10月15日
Tweet
前ページ：故障しやすいあなたと考える栄養学③
後ページ：レースにおける思わぬ暑さと熱中症を考える
皆さん、お元気ですか。
10月19日（土）、第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会が開催されます。
今回はスタート地点となる陸上自衛隊立川駐屯地内での応援ができません。
一般の皆さんは昭和記念公園ならびに沿道での応援となるそうです。
現地で慌てないように予めお知らせ致します。
なお、スタートは9時35分です。
結果発表の行われる昭和記念公園の広場は大混雑が予想されます。
公園敷地内の移動にも時間がかかりますので、慌てずに余裕を持ってご移動ください。
果たして、結果はいかに・・・。
◆◇本日のメニュー◇◆
１ 除脂肪体重（LBM）とは
２ セリアスタッフの舞台裏【後半戦に向けて】
３ 陸上雑感【東京2025世界陸上】
除脂肪体重（Lean Body Mass:LBM）とは、、体重から脂肪を除いた組織（筋肉、骨、内臓、血液など）の重さのことです。
除脂肪体重（LBM）とは
◆除脂肪体重（LBM）の算出方法◆
LBMの算出方法は、次のとおりです。LBM＝体重－体脂肪量
体脂肪量は、体脂肪率を測定できる体重計で測定します。
体脂肪量＝体重×体脂肪率（％）÷100
例えば、体重50kgで、体脂肪率が10％の場合、
体脂肪量＝50×10÷100＝5kg
となります。
LBM＝50－5＝45kg
となります。
◆除脂肪体重（LBM）を増やせば、驚きの効果が◆
LBMの増加は、成長期の身長の伸びと相関関係にあります。ですから毎日、計測することによって身長が急激に伸びる「成長スパート」を見極めることができるのです。
この成長スパートを見過ごしてしまうと、オーバートレーニングや栄養不足で故障や成長痛などを招きます。
また、そのタイミングを察知して十分な栄養を摂取すれば、身長の伸びをも後押ししてくれます。
小学校の中高学年から中学、高校生ランナー、その保護者のみなさんはぜひ、LBMを測定してみませんか。
日々の変化を記録すれば、ランナーが見舞われやすいトラブルも回避できるからです。
◆除脂肪体重（LBM）の減少に注意しよう◆
LBMが減少したら、それはいったい何を意味しているのでしょうか？LBMは除脂肪体重ですから、筋肉や骨、内臓、血液などの組織量の減少を意味します。
カラダの主要な組織が切り崩されたということになりますから、故障や貧血の危険もすぐそこに迫っている状況です。
LBM減少の主な原因は、必要エネルギー量不足と言われています。
つまり、「運動量＋成長量」に見合った食事量ではなく、まったく足りていないことを示しているのです。
◆除脂肪体重（LBM）の減少がもたらすトラブル◆
LBMの減少がもたらす主なトラブルは、次のとおりです。- 貧血や持久力の低下
- 故障やケガ
- 筋力の低下
- 成長への様々な影響etc.
LBMが低下しないように、運動量・成長量に見合った食事量を確保するように努めましょう。
◆しっかり食べて、カラダの成長を妨げないようにしよう◆
山さんは毎朝、同じタイミングで体重体組成計を用いて体脂肪率を測定しています。推定値とは言っても、毎日同じタイミングで計測していますので、週平均、月平均、年平均などでみると、その変化は一目瞭然となります。
ランナーとしての健康を守りながらも、より効率良く走れるカラダにするために、骨や筋肉を保持しながらカラダに無理なく脂肪を落とすように、毎日の食事をLBMと照らし合わせながら調整しています。
そうすることによってケガや故障、貧血でつまずかずに練習が継続できるようになりました！
皆さんもぜひ、この機会に体脂肪率の測定ができる体重計を用意しみませんか？
少しだけ、奮発すれば筋肉量や骨量の測定もできる優れものが手に入ります。
その数値を参考にしながら、毎日・毎食の食事量を調整すれば、きっとケガや故障、貧血になりにくくなるはずです。
除脂肪体重（LBM）の測定と、その利用はスポーツ庁も推奨しています。
くれぐれも必要エネルギー量不足にならないように、運動量・成長量に見合った十分な食事をとりましょう。
::: セリアスタッフの舞台裏【走って分かること】 :::
仕事や旅行で普段と違う場所に行った時は、時間と状況がゆるせば走るようにしています。普段と違う場所を走ることで、新たに発見できることが多々あります。
例えば、先月茨城県の水戸市に行った時は偕楽園公園を走りました。
芝生あり、坂あり、１周３ｋｍの周回コースありと、長距離ランナーにとっては最高の場所だなと感じました。近くに住んでいたら毎日走るだろうな。
先月は群馬県の嬬恋村にも行きました。
夏の合宿地で有名な場所です。
実際に行ってみたら、標高１０００ｍを超えるだけあって快適でした。
そして普通の道路でも起伏が激しい。
なるほど、合宿地になるわけだと納得。
走って分かることがある。
皆さんも遠出先で少し走ってみるのはいかがでしょうか？
（山内）
::: 陸上雑感【東京2025世界陸上】 :::
来年の世界陸上まで１年を切った。すでにチケットの販売が始まっているようだ。
前回の東京開催は1991年だった。
そ の頃、私はサプリメント（のちのセリア）の開発と、会社立ち上げに向けて必死だった。
そのせいもあって国立へと足は向かなかったのだ。
カール・ルイスの走り幅跳びを間近で観るチャンスだったのに・・・。
未だに、そのことを後悔している。
今度こそ、後悔のないようにしたい。
セリアユーザーの世界での活躍が、そこで観られるのだから。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
1991年当時、私はしばしば国立競技場のジョギング教室に参加していた。
1964年に開催された、あの東京五輪が行われた競技場が走れる喜びに浸りながら。
仰ぎ観る聖火台が眩しかったなぁ・・・。
では、また来週。
Tweet
前ページ：故障しやすいあなたと考える栄養学③
後ページ：レースにおける思わぬ暑さと熱中症を考える
セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
今までのセリア通信はこちらから
セリア通信の登録（無料）はこちらから
御注文はホームページから