2022年5月23日
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皆さん、お元気ですか。
山さんは関東インカレが開催されていた
新国立競技場を初めて訪問しました。
これまでOBのみなさんには
母校ののぼり旗を持った学生さんたちが
入場口前にてチケットを配布するのが風物詩となっていました。
ところが今回はそれぞれに電子チケットを事前購入し、
受付で提示する仕組みへと様変わりしていたのです。
そのおかげもあって入退場はとてもスムースでした!
ただ、電子チケット購入手続きには戸惑った方もずいぶん多かったようです。
私自身も当日、ゲートをくぐるまで心配でドキドキしてしまいました。
これからの競技会にはスマホが必須アイテムなりますね。
選手のみなさんは問題ないと思いますが、
先生方や保護者のみなさん、どうぞご注意下さい。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 暑さに負けない~汗がかけるカラダにしよう~
2 セリアスタッフの舞台裏【聞き手が気になる】
3 陸上雑感【教育実習】
”夏が苦手なんです”
”熱中症の経験があるんです”
それでも走らなくてはならない皆さん、
暑さに負けないカラダづくりについて一緒に考えましょう!
暑さに負けない~汗がかけるカラダにしよう~
◆発汗の種類◆
体温を一定に保つためにみられる発汗を”温熱性発汗”といいます。
また、不安や緊張によってかくのが”精神性発汗”です。
辛いものなど刺激の強いものを食べた際に
かくのが”味覚性発汗”です。
温熱性発汗は全身にみられ、
精神性発汗は手のひらやわきの下に、
味覚性発汗は顔や頭などにみられます。
◆いのちを守るしくみ◆
このようにヒトは汗をかくことで
カラダを守るように進化しました。
なかでも体温を一定に保つための
温熱性発汗はとても大切な機能です。
外気温の影響や運動による体温上昇を抑え、
脳や内臓の働きを守ることは”命を守ること”だからです。
◆汗がかけるカラダになろう◆
暑さが苦手な皆さん、どうぞご心配なく。
そう思うのはカラダを守るための防衛反応だからです。
何の備えも根拠も無いのに”暑さに強い”と思い込んでいるほうがむしろ危険なのです。
そんなことよりも暑さに負けないカラダにするために
”しっかり汗がかける"状態を保ちましょう。
どんなに暑くても、
炎天下でのランニングでも、
発汗によって体温が保持できれば
命が守られ、運動が継続出来るのです。
◆しっかり汗をかくためには◆
脳が体温上昇を察知すると
汗をかくように指令を発します。
それが自律神経系の交感神経を介して
全身に伝わると汗腺が血液から血漿を汲み取り
皮膚からにじみ出て汗となるのです。
①体温の上昇をいち早く察知できる
②発汗の指示が行き届く
③汗腺がきちんと働く
これら①~③がお互いにスムースに連携し、
よどみなく働くこと。
そういう健康状態にあることが
しっかり汗をかくためには大事なのです。
◆規則正しい生活を送ろう◆
このように環境の変化や
体温上昇などにいち早く対応し、
しっかり汗をかくには”自律神経の働きを正常に保つことが大切”です。
自律神経の働きは”規則正しい生活”と
”規則正しい食生活”によって守られます。
これさえ徹底すれば自律神経の働きは活発になり、
発汗もスムースに行われるのです。
反対に不規則な生活をしていると
自律神経の働きはどんどん鈍くなるので
そんな選手が炎天下で無理をするのはとても危険です。
例えば、こんな状態だったら暑い中での運動は避けましょう。
①夜更かし、朝寝坊などの寝不足状態のとき
②欠食や偏食などによる栄養不足のとき
③下痢・便秘・発熱などの体調不良のとき
④ストレスや不安、緊張で精神的に追い込まれているとき
このようなときには
たとえ水分補給をしていても
発汗がスムースに行われません。
熱中症に至ってしまうケースも数多く見られます。
中高生の皆さん、
とくに試験明けの練習などは
危険な条件が重なっているため危険ですね。
決して無理をしないように気をつけましょう。
::: セリアスタッフの舞台裏【聞き手が気になる】 :::
この2年ほど、栄養指導をする機会がほぼ無かったのですが
最近少しずつご依頼を頂くようになりました。
先週末も高校陸上部さんに栄養指導。
選手はもちろん、保護者の皆様も熱心に聞いてくださり
本当にありがたかったです。
話し手は聞き手の様子が気になります。
メモを熱心にとっていたり、
頷いてくれていたり、
反応が多いと、
話している私もリズムにのって話が弾みます。
逆に眠そうだったり、
無反応だったりすると
内容がつまらないのかな、
話が下手なのかなと心配で
いまいちリズムにのれません。
学生時代の自分は後者だったな~と
当時の先生方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
現役学生の皆様、お話を聞くときは熱心に聞いてくださいね。
(山内)
::: 陸上雑感【教育実習】 :::
教職課程を履修している選手の皆さんが
教育実習を行う頃となりましたね。
母校の教壇に立ったとき、
皆さんは何を想うのでしょう?
グランドをかける後輩たちにとって、
先輩の姿はどのように写るのでしょうか?
経験のない私には何だか羨ましくも尊いことのように思います。
競技、就活、そして実習と3つをこなす毎日は大変だと思いますが、
どうぞ実り多い実習生活を送ってください。
(山根)
* * * * * * * * * * * * * * * *
関東インカレに出場した選手の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。
新国立競技場から仰ぎ見るスタンドは如何でしたか?
みんなの表情がとても凛々しかったです。
ホントにカッコ良かった!
では、また来週。
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