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2020年12月1日
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皆さん、お元気ですか？
先週、女子短距離選手からお話をうかがう機会がありました。
東京五輪代表の期待がかかる新星です。
その強さのヒミツは”競技中心の生活”でした。
チームでのトレーニングはもちろん、自宅でのトレーニングやケアの徹底ぶりには驚きました。
食事の摂生にもまったく妥協がありません。
セリアもきちんと摂って下さっていました。
”強くなりたい。”
そう語る眼がとっても輝いて見えました。
来春が勝負の時となりますね。
どうか良い状態で挑めますように。
◆◇本日のメニュー◇◆
１ セリア通信2020の話題”疲労骨折”
２ 山内のなんでだろう【朝、食欲がない？】
３ 今週のアクション【寝起きの一杯】
未だかつて誰も経験したことのない状況下にあって、トレーニングに、コンディショニングに、難しいシーズンとなりましたね。
だからこそ、この一年を振り返り今後に活かしましょう。
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セリア通信2020の話題”＃1 疲労骨折”
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◆疲労骨折の急増◆
夏頃から、疲労骨折のご相談が急増しました。
何といっても一番多かったのは足の甲、中足骨です。
次いで足首付近の腓骨、脛骨。
なかには大腿骨や恥骨、腰椎などもありました。
これほどまでに疲労骨折のご相談が多かったのは初めてです。
◆高速化の波◆
高校男子長距離界には高速化の波が押し寄せています。
5000m13分台というハイレベルな記録さえ決してめずらしくなくなってきました。
これはとても素晴らしいことです。
一方で懸念も生じました。
それは”負荷の増大”です。
◆高速化の代償◆
かつて日本の男子高校生ランナーにとって5000m13分台というのは、実現不可能なタイムでした。
ところが、近年になって大台突破の名乗りを上げる高校生ランナーが次々と出現しています。
この急速な高速化は
”高負荷という代償”
無しには得られなかったものであり、それが”疲労骨折の多発”の誘因となっているのです。
◆氷山の一角◆
この高速化の波は、なにも13分台ランナーだけの話ではありません。
中高生男子ランナー全体にも、徐々に押し寄せているのです。
今まで予想だにしなかった勢いで練習量が増え、その質がどんどん向上しています。
そのダメージが静かにカラダ蝕み、疲労骨折の多発に繋がっている。
私達はそう推察しています。
◆その他の要因◆
自粛期間中に増えたロード走の影響も大きいですね。
学校のグランドや公園が閉鎖され、舗装路での長距離走やスピード練習が直接的に骨にダメージを与えてしまったのでしょう。
また、栄養不足も考えられます。
高速化や走路によるダメージが増えたことを考え、食事内容を見直し栄養補給を強化する必要があったのではないでしょうか。
ちなみに骨や筋肉を守るのは
１、カルシウム（骨の材料となる栄養）
２、コラーゲン（骨や筋肉をしなやかで丈夫にする栄養）
３、ビタミンC（コラーゲンの生成を助ける栄養）
などの栄養です。
カラダを守り、疲労骨折を防ぐための対策は自粛期間中に限ったことではありません。
自己ベストで走ったとき
練習量が増えて質が高まったとき
速く走れるようになったとき
などは要注意です。
疲労骨折が発症してから対策を講じるのではなく、常日頃から予防に徹しましょう！
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::: 山内のなんでだろう【朝、食欲がない？】 :::
「朝、食欲がありません。」
中学生からの相談です。
色々聞いてみると、普段の食生活に原因があるように感じました。
その生徒はとても努力家です。
勉強と部活を頑張るのは当然、外スポーツなどの習い事もしていました。
とても素晴らしいことですが、忙しすぎるがゆえに睡眠時間がなくなり、疲労がとれず、それが食欲不振につながったようです。
頑張ることはとても良いことです。
でも頑張りすぎるのは考えものです。
毎日ポイント練習をしたら故障しますよね？
それと同じです。
この生徒には
「絶対に睡眠時間は削らないように。
もう少しゆとりを持って生活をしてみては？」
とアドバイスしました。
皆さんも”ゆとり”もって下さいね。
（山内）
::: 今週のアクション【寝起きの一杯】 :::
冬こそ、カラダには潤いが必要ですね。
なかでも一日の始まりのコップ一杯の水がものを言います。
カラダを覚醒させ、血流を促進するからです。
寒くて動きにくい冬だから、スーッとカラダを緩めてから走りましょう。
寝起きの一杯、お勧めです！
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山さんは寝起きに温かいお茶を一杯飲むようにしています。
それから支度しながらカラダを起こして走りに出かけています。
今日も１日、頑張りましょう！
では、来週。
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