2012年2月14日
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皆さん、こんにちは。
お元気ですか?
まだまだ寒い日が続きますけれど、
土の道などを歩いていると、
確実に春に近づいているな・・・と感じます。
ネコもうろうろし始めますしね。
◆◇本日のメニュー◇◆
1. 危険のシグナル
2. 山根氏のつぶやき
3. 社員募集のお知らせ
さて今週は、故障しがちな選手には、ぜひ読んでほしい内容です。
自分のカラダの声を聞く事が予防につながる・・・
まずは、読んでみましょう。
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│"ー"│ 危険のシグナル
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◇小さな肉離れ◇◆◇……・━━━…・┿
日曜日、第47回千葉国際クロスカントリー大会が千葉県「昭和の森」で開催されました。
今年から、よりハードなコース設定となり、選手たちの表情も心なしか険しく感じられました。
私も市民の部3キロにチャレンジ。名物「クロカン坂」を駆け上ったまでは良かったのですが、
その先に横たわる「丸太越え」が一段と高く思えるほど息が上がって苦しみました。
出場した選手の皆さんにも「丸太、大きくなったよね?」と聞いてみたのですが、
「気のせいですよ」と軽く一笑されてしまいました。どうやら高く感じたのは私だけ・・・。
とことん鍛えた選手に尋ねたのが間違いだったようです。
クロカン出場を前に、密かに訪問先の高校生たちの練習に参加しました。
最近は公園や野山を使ったクロカン練習も盛んに行われていますね。
もちろん、一緒のペースでは走れませんが、慣れない起伏走はとても良い刺激になりました。
いつもと違う練習環境の中で面白い発見がありました。それは「小さな肉離れ」の感覚です。
今までにもレースの最中、頑張りどころで堪え切れず、
ふくらはぎが「プッツン!」と部分断裂する感触はありました。
斜面を一気に駆け上がる際に、同じような感触を感じたのです。
でも、ご心配なく。練習後、ケアーを心がければ大事には至らない程度のものです。
◇もろい骨◇◆◇……・━━━…・┿
山さんのような中高年が無理な運動をすると大けがの危険があります。
早朝野球やフットサルなど普段はろくにトレーニングもしないヒトが、
急に激しい動きをした時に多く見られるのが 「アキレス腱の断裂」です。
大きな力に耐え切れなくなり、切れてしまうんです。
加齢と共にカラダも強度が変化していきます。
伸び盛りの皆さんは骨も発達期にあるため、案外柔らかく、もろく出来ています。
だから、大きな力が加わると思いのほか簡単に骨折してしまうんですね。
でも、若いうちは骨の再生が早く、カラダにとってはダメージが少ないんです。
避けられない危険に面した際、骨を犠牲にしてカラダを守っているのです。
皆さんの中にも骨折や疲労骨折の経験がある方もいらっしゃるでしょう。
それは骨が折れることで大きな危険を避けている結果です。
疲労骨折なら、「栄養が足りませんよ!」という警告を発しているんです。
無茶をして骨折したら、「無茶は通用しませんよ!」という指導を受けているんです。
ところが、成長と共に次第に骨は丈夫になって折れ難くなります。
判断力や筋力が身に付き、危険を避けられる様になって、ようやく大人のカラダの完成です。
よっぽどのことが無い限り壊れない丈夫なカラダになるのです。
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◇ひどくならない前に◇◆◇……・━━━…・┿
山さんのふくらはぎが音を立てて切れるのも危険信号に他なりません。
無理は通用しませんよ、栄養が不十分ですよ、休養やケアーが足りませんよ、
と大事に至る前に警告してくれているんですね。
いきなり高校生の練習に参加しても意味ありませんよ、
と私のふくらはぎが叱ってくれている、という訳なんです。
トップアスリートの皆さんにとっては「やり過ぎ」が一番の危険です。
監督やコーチに「休みなさい」と言われても止められない選手が多いのです。
夢に向かってひたすらに頑張ることはとても大事なことです。
でも、カラダから発せられる信号や合図に気付かず、無茶を続けるのは意味がありません。
そうしたカラダからのシグナルをきちんと受け止めて、的確に対応出来る選手になりましょう。
皆さんの目的は高い競技力を身につけることにあるはずです。
練習することで満足してしまうのは本末転倒ですね。
やらなきゃ気が済まない性格はよく理解できますし、アスリートには必須の才能ですが
肝心なのは強くなることであって、やり過ぎることではありません。
山さんにとっては「小さな肉離れ」が危険を知らせるシグナルだと思っています。
皆さんにもそれぞれにカラダの異変を知らせるシグナルがあるはずです。
貧血のシグナル、疲労骨折のシグナル、肉離れのシグナルなど、色々考えてみて下さい。
それが分かれば不調や故障を回避出来るようになるでしょう。
◇過ぎたるは及ばざるがごとし◇◆◇……・━━━…・┿
寄せられる相談のほとんどは「やり過ぎ、やらせ過ぎによるオーバートレーニング」
が原因です。そのためにバランスを崩し、身を削ってしまったために起こった不調です。
もちろん、強くなるためには人一倍のトレーニングをしなければなりません。
だからこそ 人一倍の練習に耐えられるだけの環境づくりに目を向けることが大事なんです。
生活、食事、考え方などの基盤がしっかりし、カラダに余裕が生まれれば、
より大きな負荷に耐えられるのです。
練習についていけなかったり、痛みが発生したりして、危険のシグナルを察知したら、
ぜひ、考えてみて下さい。何をどうしたら、環境が整うのかを日々、工夫して欲しいんです。
でも、山さんの年齢になっても客観的に自分を捉えるのは本当に難しいこと。
コーチや監督はきっと皆さんのことを誰よりも観察してくれていることでしょう。
もう1つ上のレベルに達するためにどうしたら良いか。
この機会によく相談して、納得した上で練習に臨みましょう。
食事や栄養にまつわるコンディショニングのことなら山さんにお任せ下さい。
自分のことはなかなか見えないのが玉にキズですが、
アスリートの皆さんのことならよく分かるつもりでいます。
どうぞ、遠慮せずにご相談下さいね。
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カラダにいつもと違う感覚がある時は、注意した方がイイですね。
ほんの少しの異常でも、一度は立ち止まって考えなくては・・・
自分のカラダの事は自分にしか分かりません。
責任を持って面倒みてあげて下さいね。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────☆
千葉国際クロカンには雪国からも多くの選手が参加していました。
遠路遥々お越し戴いて、晴天でお迎え出来たことが何よりです。親しい先生にご様子を
伺いました。新潟県長岡市にある中越高校は3メートルの積雪で練習どころか、
通学出来ない生徒が多いそうです。石川県金沢市の遊学館高校の皆さんは1月下旬から
一日も外を走っていないとか。久しぶりに太陽を浴びたのでそれだけでも幸せですと
言われたのが印象に残りました。
記録的な豪雪被害とは言っても本当のところ、雪国事情はなかなか分かりません。
直接お話を伺うことができて、勉強になりました。同時に寒さに凍えていた自分が
情けなくなりました。
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積雪が3メートルも! 想像がつきません。
生活するのもままならないのに、満足いくトレーニングは無理ですね。
くれぐれも事故にはお気をつけて下さいね。
無事をお祈りしております。
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先週に引き続き、社員募集のお知らせです。
シーエフ・スポーツ事業部では社員を若干名募集しています。
スポーツ選手の健康を守り、活躍を後押しする仕事です。
主に栄養面からコンディショニングのアドバイスをしています。
競技スポーツの現場で役立つための勉強とトレーニングを、
生涯にわたって続ける意欲のある人を求めています。
あなたの努力が、あなた自身だけでなく、後進の人達のためになります。
セリア通信の読者の皆さんの中で、
「山さんみたいな仕事がしてみたい」「競技を続けながら、仕事をしたい」
と思っている人がいたら、ぜひ、御一報下さいね。
相談、見学大歓迎、連絡をお待ちしています。
問い合わせ・連絡先
シーエフ・スポーツ事業部 担当 山根 武司(やまね たけし)
電話 0470-86-5777(受付はAM8:30〜PM6:00)
メール info@cf-seria.com(24時間受付可能)
シーエフ社 所在地 〒298-0104 千葉県いすみ市松丸418-1
ホームページはこちら http://www.cf-seria.com/
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インフルエンが猛威をふるっていますね。
人混みではマスク着用、出掛けた後は手洗いとうがい、
万全を期して予防して下さい。
それでは来週まで、どうかお元気で。
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