【 セリア通信 vol.197 】血液検査ここに注目その3 ダメージを推し量る

2011年6月7日

前ページ:血液検査ここに注目その2肝機能
後ページ:血液検査ここに注目その4隠せない食生活の乱れ

皆さん、こんにちは。

梅雨の晴れ間が続きました。

まだ暑さには慣れていないので、強い日差しにはクラクラしてしまいます。

私は、勝手にサマータイムを導入しています。(笑)

朝ジョグも30分早く出掛けるだけで、随分涼しさが違います。

季節に合わせて日常をシフトチェンジしていくのも大切かな、と思います。


◆◇本日のメニュー◇◆

1. 血液検査ここに注目その3 ダメージを推し量る

2. 山根氏のつぶやき


さて、血液検査について特集しています。

今週もまた聞き慣れない言葉が出て来ます。

注目すべき検査項目のようなのですが・・・早速読んでみましょう。



*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

┌──┐
│・・│
│"ー"│ 血液検査ここに注目その3 ダメージを推し量る
└──┘

◇破壊はパワーの代償◇◆◇……・━━━…・┿

筋肉や骨、血液は激しく運動すると破壊されます。一体、どうして壊れてしまうのでしょうか。

衝撃はあるにしても、自分で出したチカラで壊れてしまうなんて不思議だと思いませんか? 

では、もし、どんなにチカラを使っても壊れなかったらどうでしょう。

死ぬまで頑張ってしまうかもしれませんね。パワーの代わりに組織が破壊されるのは、健康を保つための防御システムとも言えるでしょう。

◇少しずつ育てる◇◆◇……・━━━…・┿

一方、人のカラダには適応力が備わっています。より過酷な状況でも健康に生きて行けるよう、体力を調整するチカラです。トレーニング効果を上げるには、この適応力を上手に活かしながらカラダを育てることが大事なのです。ですから、無理し過ぎは禁物です。一気に頑張ってもカラダが壊れる割合が高くなるばかり。育てる時間や栄養も与えてあげましょう。

焦って無理ばかりかけるとダメージが蓄積され、カラダが悲鳴を上げることになります。

◇頑張り屋さんは要注意◇◆◇……・━━━…・┿

トレーニングには熱心だけど、壊れたカラダのケアーが疎かになってしまう人が多いようです。

中には壊れるまでカラダをいじめないと気が済まない、なんていう人もいます。

競技力向上のはずだったのに、カラダをいじめてしまったら本末転倒ですね。

でも、頑張り屋さんには多いんです。心当たりのある人は、血液検査の時に、CPK(CK)クレアチンキナーゼを調べてみましょう。

◇クレアチンキナーゼって?◇◆◇……・━━━…・┿

クレアチンキナーゼは酵素の一種。エネルギーの代謝に重要な働きをします。筋肉はもちろん、心筋や骨格筋、平滑筋、脳細胞にも含まれています。病気などによって組織破壊が起こると血液中に溶け出します。筋肉細胞が破壊されると多く溶け出すので、オーバートレーニングの疑いがある時に検査します。いつも目一杯頑張る割にケアーを怠っている人は高い数値を示す傾向があります。もっと栄養や休養にもマジメに取り組む必要がありますね。

◇血液も破壊されている◇◆◇……・━━━…・┿

筋肉や骨と同様に血液もトレーニングで破壊されます。長時間の走り込みや硬い路面での距離走などは血液組織を大量に押しつぶします。 放置すると貧血に陥り、「行軍ヘモグロビン尿症」になってしまいます。長距離走のほか、テニス、バスケットボール、バレーボール、剣道などの選手にも見られる貧血症状です。血液の回復、充実には良質のタンパク質、 そして鉄分(セリアFeセリアジョブ)、そして何より休養が必要です。

◇ビリルビンにも注目◇◆◇……・━━━…・┿

血液破壊の量を確認するには、血液の黄色い色素ビリルビンに注目して下さい。ビリルビンは赤血球のヘモグロビンからつくられます。赤血球の寿命は約120日。それを過ぎるとヘモグロビンはヘムとグロビンに分解され、酵素のはたらきでヘムとビリルビンに変化します。

これが肝臓で処理され、便や尿の一部となって排泄されます。尿や便が黄色いのはビリルビンの色なのです。肉体のダメージによる血液破壊が多いと総ビリルビンが高い値を示します。

◇ダメージを推し量る◇◆◇……・━━━…・┿

ダメージの度合いを知ることで、トレーニング量に対する栄養と休養のバランスを考えることが出来ます。もし、組織破壊がそれほどでもないのに貧血だったとしたら、よっぽど食事内容が悪いと言えます。血液は健康状態、日常生活、食事の栄養バランスなどをハッキリと示してくれます。今までヘモグロビン値にしか目がいかなかった人は、もう一度検査表をしっかり見直してみて下さい。コンディショニングアップのヒントが隠されているはずです。


*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

ダメージ=組織の破壊、と考えればイイのでしょうか。

カラダを使えば、それだけダメージがあるということ。

それを回復させるために、目に見えないところで、血液や内臓がせっせと働いているんですね〜。

命令しなくても勝手にやってくれるんですから、感謝です。

ただ、カラダのそうした機能が正しく働くためには、栄養が必要なんだ、という事を忘れないようにしなくては・・・



★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

卒業年次生にとっては進学準備や就職活動でやきもきしている頃かと思います。

仕事柄、色々相談を受けるのですが、そんな皆さんに一言だけアドバイスがあります。

どうぞ、自らの道を自ら選んで進んで下さい。他人任せの人生なんてつまらないと思うのです。

一度きりの人生です。悔いの無いようにと願っています。

☆────────────────────────────────────────────☆


自分で決めないと、責任も生まれません。

責任というのは重たいですけど、それが生き甲斐になるはず。

責任がなければ、良い仕事なんて出来ませんよね。

自分で決めた事ならば、たとえ失敗したとしても、やり直せます。

誰かに頼るとそうはいかないですよ・・・

勇気を持って、人生の選択に挑んで下さいね。


この時期、天候の変化に振り回されることなく、体調をキープして下さいね。

どんな事も面倒くさがらず、マメにね。


それでは来週までお元気で。


前ページ:血液検査ここに注目その2肝機能
後ページ:血液検査ここに注目その4隠せない食生活の乱れ

セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
友だち追加


 今までのセリア通信はこちらから


 セリア通信の登録(無料)はこちらから


 御注文はホームページから