【 セリア通信 vol.182 】貧血と故障の意外な関係《3》ミネラルを摂ろう

2011年2月22日

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皆さん、こんにちは。

三寒四温というにはまだ早いかもしれませんが、確実に春は近づいていますね。地面も温もり始めたようです。

近くの土手では『ふきのとう』が顔を出し始めました。

でも、地元の方はよくご存知で、すぐに摘んで行っちゃいます。(涙)


先日、ラグビー日本選手権の準決勝が行われ、三洋電機とサントリーが勝ち進み、27日に決勝で戦う事になりました。

どちらにもニュージーランドやオーストラリアからの主力選手がいますし、その実力に引っ張られて、日本人選手も随分レベルアップして来ましたね。

決勝のプレーも楽しみです。


◆◇本日のメニュー◇◆

1. 貧血と故障の意外な関係《3》ミネラルをしっかり摂ろう 

2. 山根氏のつぶやき


貧血と故障について特集をしています。

せっかく練習してもカラダが思うように動かない、そうして苦しんでいる選手が多いんですね。

今週もセリア通信をよく読んで、改善へのヒントを見つけて下さい。


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│"ー"│ 貧血と故障の意外な関係《3》ミネラルを摂ろう
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◇反響がありました◇◆◇……・━━━…・┿

皆さん、お元気ですか。前々号で紹介したエネルギー不足について、多くの反響がありました。

皆さんの関心の高さがうかがい知れます。長距離選手の皆さんにはダイエットして体重を落とさないと走れない、という考えが染み付いていて、しっかり食べることには、まだまだ抵抗感があるようです。

◇内臓の発達◇◆◇……・━━━…・┿

筋力や持久力に比して体重が重すぎれば速くは走れません。

しかし、体力を強化することなく、身を削ぎ落として速く走ろうとすると、一時的には可能でも、決して長続きはしませんし、その後のダメージは取り返しがつきません。

しかも、成長期に無理なダイエットをすると筋肉や骨だけでなく、内臓の発達を妨げてしまいます。

そうなったら鉄剤を服用しても、接骨院に通っても貧血・故障は改善出来ません。

いよいよこれからという選手が鳴かず飛ばずに終わってしまうのは、内臓の未発達が一つの原因と言えます。

◇元気は朝食から◇◆◇……・━━━…・┿

しっかり食べて走る。カラダを育てて強くなる。

朝食をバランス良くしっかり食べることから始めてみて下さい。

朝からバッチリ食べられるようになったら、一日を元気に過ごせます。

勉強もスポーツも必ず結果は伴ってきます。元気なサイクルが安定し、競技に集中できるようになれば、カラダの無駄も自然に削ぎ落とされるのです。

成長期はどんどん伸びて当たり前。

停滞しているとしたら食生活や考え方に問題点があるはずです。

◇カラダづくりにはミネラル◇◆◇……・━━━…・┿

今週の本題に入りましょう。

鉄分やカルシウムが血液や骨の材料であることは皆さんもよくご存じですね。

これらに共通しているのは金属だということ。貧血や故障に共通するのは、この金属(ミネラル)不足です。

タンパク質と共にカラダを造る上で欠かせない栄養であることから、特別に『構成素』と呼ばれるくらい重要です。

私たちのカラダはミネラルなしでは造られないということを覚えて下さい。

◆構成素とは◆
栄養素の主たる三つの働きのひとつで、血や肉、骨、毛髪など、身体機能組織を作る働きを構成素という。構成素は大きく分けて、タンパク質と無機質に分類される。
タンパク質の素となるのは肉類、魚介類、卵などの動物性食品と大豆またはその加工品の植物性のものがある。
無機質の素はカルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、塩素、鉄などのミネラルである。

◇新鮮な食材から◇◆◇……・━━━…・┿

ミネラルは新鮮な食材に多く含まれます。加工食品にはミネラルが少なく、常食しているとかえって失われるものさえあります。

良質のミネラルは新鮮な野菜や魚介類に多く、これらに好き嫌いが多い人には不足しやすいんですね。外食しがちだったり、加工食品に頼り気味の生活で、消耗の激しいスポーツを続けたらどうなるでしょう? 答えは明らかですね。

◇亜鉛の重要な役割◇◆◇……・━━━…・┿

鉄やカルシウムが不足気味だとすると、他のミネラルの不足も懸念されます。

中でも大変重要な役割を担っているのが『亜鉛』です。取り込まれた栄養を使ってカラダを造る手助けをする栄養です。

亜鉛不足で筋肉や血液を造れなくなっている人は結構多いんです。

その代表例が貧血。医師から鉄剤を処方されているのに貧血が改善しない人、思い当たるところがありませんか。

◇亜鉛不足=味覚音痴◇◆◇……・━━━…・┿

亜鉛が不足すると味覚が無くなってしまいます。何を食べても美味しいと感じなくなり、味が分からなくなるので、より強い刺激を求めるようになります。

より甘いもの、より辛いものを食べないと気が済まないのです。

味覚はカラダに必要な栄養を判断する大切なセンサーです。

それが壊れたらアスリートには致命傷ですね。

亜鉛不足を解消すると味覚も整い、貧血の改善も促進します。

セリアジョブには亜鉛酵母を配合しています。

ジョブが多くの人から支持されている理由の一つではないでしょうか。

◇ミネラル不足を解消する◇◆◇……・━━━…・┿

できるだけ新鮮な食材を素早く美味しく調理して食べる。

都会生活の人には難しいかもしれませんが、工夫次第です。

調理済み加工食品や外食に頼りがちになると、ビタミン同様、ミネラルも不足しやすい、ということをどうぞお忘れなく。


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亜鉛不足による味覚障害は、長引くと味覚が戻らなくなるので本当にコワイですね。

そして、早めに対処したいものです。

普段から亜鉛を摂取するよう、気をつけていれば安心です。

ちなみに亜鉛を多含む食材は・・・

牡蠣(カキ)、牛肉、レバー、卵、煮干し、カツオ節、などなど。

日本人にはおなじみの食材ばかりでヨカッタですね。

しっかり食べて、強いカラダを造りましょう。


★山根氏のつぶやき☆★────────────────────────────────☆

横浜国際女子マラソンで、尾崎好美選手(第一生命)が2時間23分56秒で優勝。

見事、世界選手権女子マラソン代表(内定)を勝ち取った。

また、引退を表明していた安藤美由紀(同)がラストランを走りきった。

監督のガードが堅く(笑)、選手と直接お話する機会はほとんどなかったが、二人の活躍を見守ってきた一人として心から拍手を送りたい。

おめでとう、そして、お疲れさま。更なるご活躍を心から祈っています。

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尾崎選手と言えば、2009年世界陸上ベルリン大会のマラソンで、堂々の銀メダルを獲得した事が、記憶に新しいです。

また応援する楽しみが増えました。ぜひとも頑張って欲しいです。

でも、監督のガードが・・・って、山根さん、そんなに要注意人物なの?(笑)


受験シーズン真っ最中です。

夜な夜な勉強に打ち込んでいる皆さん、体調をしっかり管理して、どうか風邪など引かれませんように。

明るい未来の為に、今がまさに頑張り時です。

応援してますからね。ファイト〜ッ!!


それでは、また来週まで、どうかお元気で・・・


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