2011年2月8日
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皆さん、こんにちは。
立春を過ぎて、寒さも和らいで来ましたね。
少しホッとしています。
皆さんはいかがですか?
先月は皆さんからの質問にお答えする特集でした。
参考にして頂けましたか?
思い当たる事が幾つかあったと思います。
まずは客観的に自己を見つめ直すことが大切ですね。
いつでも質問の多いのが『貧血』についてです。
貧血になってしまうのには、さまざまな原因があるようです。
貧血だけでなく、他の故障も引き起こしてしまう・・・
そんな悩みを抱える人も多いようです。
なぜそんな事になってしまうのでしょう?
早速、山さんに聞いてみましょう。
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│"ー"│ 貧血と故障の意外な関係《1》
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◇気になる香川選手の骨折◇◆◇……・━━━…・┿
サッカーアジア杯で日本が優勝しましたね。目覚ましい活躍を見せた香川真司選手の骨折はショッキングでした。公式発表によると右第5中足骨骨折。つまり、右足小指、甲のところの疲労骨折です。
痛めたのは今回で2回目らしく、栄養状態がとても気になっています。
海外移籍による環境の変化やパフォーマンスの向上など様々な要因が考えられますが、早期回復と再発予防に努めて欲しいと願っています。
◇故障が増えています◇◆◇……・━━━…・┿
長距離選手の皆さんから怪我や故障の相談が増えています。駅伝を終えて厳しい冬期トレーニングに入ったことも原因でしょう。
オフシーズンとはいえ毎週のようにロードレースや地域の駅伝大会なども開催されます。休む間もなくカラダを酷使しているのですから無理もありません。
ただ、そうした状況を理解しているはずの上級生に故障者が出るのは問題です。
備えは十分だったでしょうか。怪我や故障しない丈夫なカラダづくりこそが冬期トレーニングの目的なのです。
◇しっかり食べてしっかり休む◇◆◇……・━━━…・┿
厳しいトレーニングを積んでカラダを鍛え上げ、競技レベルを上げるための土台作りこそ、冬期トレーニングの目的です。そこで故障しては全く意味がありません。どんな練習も積極的にこなし、尚かつ元気で丈夫なカラダを維持するには、日々のコンディショニングが欠かせません。中でも大事なのは栄養と休養です。
これは一人ひとりに任されていることです。難しいことを考えずにシンプルにいきましょう。
「しっかり食べて、しっかり休む」
若い皆さんは、どんなに練習しても、これさえ守れば必ず回復します。
◇練習に見合った食事を◇◆◇……・━━━…・┿
練習内容やコンディションにあった食事を摂ることが冬期トレーニングの効果を高め、怪我や故障を未然に防ぎます。「今日は厳しい練習だったなぁ」と感じたら、エネルギー補給。
距離をふんだ時はご飯を多めに食べなければ回復しません。
「クロカンや補強でカラダをいじめたなぁ」そんな日はカラダづくりの栄養素であるタンパク質をしっかり食べること。夕食には肉類、魚類が必要ですね。
家族にもぜひ協力してもらいましょう。
食事の買い物をする前に携帯メールで希望を伝えておくのも良い方法ですね。
作る側もメニューを考える助けになるはずです。
◇貧血と故障の関係◇◆◇……・━━━…・┿
貧血と怪我・故障は決して無関係ではないんです。栄養学的にみると、貧血になりやすい人は怪我や故障にもなりやすいのです。どちらも栄養不足が原因です。カラダが壊れるほど追い込んでいるのに、回復・成長させるだけの栄養を摂らなかったら、貧血や故障になるのは当然です。
誰のせいでもない、自分が招いた結果です。
練習で故障してしまったら何の意味もありません。
◇エネルギー不足に気をつけよう◇◆◇……・━━━…・┿
共通する原因は、エネルギー不足です。例えば、距離をふむ練習なのに、ご飯を少ししか食べていなかったらどうなるでしょう。炭水化物が不足しますから、走るためのエネルギーは体脂肪から供給されます。
でも、脳を働かせるエネルギーはまかなってくれません。
その結果、集中力を欠き、怪我などのアクシデントにつながります。
集中力というのは思考だけではありません。筋肉のコントロールにも影響します。
ささいなことでつまずいたり、蹴る脚の筋肉が動きにくくなる事もあります。
肉離れや疲労骨折なども起こりやすい状況になります。
また、筋肉がきちんと働かない状態で運動を続けると、カラダへの衝撃も吸収できません。
そして、体内の血液組織がどんどん破壊されて貧血を招くことになります。
1〜2日ならまだしも、こうした状況が続くと疲労がどんどん蓄積して、大きなトラブルになりかねません。
練習量が多いときはエネルギー補給をしっかりすること。
それが怪我や故障、貧血の予防になるのです。
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えっ、エネルギー不足??驚きました。
タンパク質でもミネラルでもなく、人間が生きる上で最も必要な炭水化物。
考えてみれば、そうですよね。
カラダのどこを働かせるにもエネルギーが必要なんですもん。
カラダを使って一番消費するのもエネルギー。
まずはそれを十分に補給しなければ、回復しないんですね。
エネルギー=カロリー=ダイエットの敵、というふうに考えていませんか?
それが間違っているという事が、今回の話で分かりました。
トレーニングしたら、それに見合った分をしっかり食べましょうね。
★山根氏のつぶやき☆★────────────────────────────────☆
腰痛のリハビリに通っていた長生温水センターが経営不振の影響から3月中旬に閉館になる。はじめはリハビリだったが、ご高齢の皆さんがガンガン泳ぐのに刺激され、いつしか水泳を練習するようになった。
地元の人たちとの交流がなかった私に大勢の友人を作ってくれた場所である。米、英、仏、豪、ニュージーランドといった外国人の仲間もできた。年齢幅も広く、小学生から最高齢は80歳。田舎には珍しく刺激的な人が多いのが嬉しかった。閉館が本当に残念だ。
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プールとしての機能の他に、コミュニケーションの場でもあったんですね。
そう感じていたのは、きっと山さんだけではないはず。
知り合えた方々とは今後も交流が続くとイイですね。
スポーツは人と人を結ぶツールでもあります。
カラダを動かした後は、心もオープンになって、おしゃべりも弾みますよね。
シリアスな競技の中で、かけがえの無い友情が生まれるのも、スポーツの素晴らしいところだと思います。
みんながスポーツを楽しめば、もっと日本が元気になるのに、と感じているのは私だけでしょうか・・・?
政治家の皆さんに、そう訴えたいです。(笑)
まだまだ寒さは戻ってくると思うので、油断せずに、体調管理をして下さいね。
インフルエンザも猛威をふるっているようですので、どうかお気をつけて。
それではまた来週。
今週も元気でね〜っ。
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