【セリア通信vol.178】スポーツ栄養Q&A《4》貧血 その2

2011年1月25日

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皆さん、こんにちは。お元気ですか?

インフルエンザが流行っているようですね。

予防対策は万全でしょうか?

花粉症の人もそろそろ心配な季節です。

少しでも楽になれるように、早めの予防を心掛けて下さいね。


今月は皆さんからの質問を特集しています。

中でも寄せられる質問のナンバー1は、『貧血』についてです。

それだけ悩んでいる選手が多い、ということですね。

今週はその二回目。

対策はしているのに貧血が治らない、何度も繰り返してしまう・・・

そんな方々に向けて、山根さんからのメッセージです。

意外に、気がついていないこと、思い込んでしまっていることが多いようですよ・・・

まずは、頭も心も真っ白にして、読んでみて下さいね。


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│"ー"│ スポーツ栄養Q&A《3》貧血 その1
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先週に引き続き、皆さんから寄せられた質問・疑問の中から、

貧血についてお答えします。


◇◆Q◆◇ 貧血を繰り返してしまいます。なぜでしょうか?


このような質問がとても多く寄せられます。薬も飲んでいるし、食事改善にも努めているのにどうしても貧血が治らない、お医者さんからは投薬治療を続けるように言われて一年以上になる、などなど。

仲間に遅れをとることに苛立ち、競技への意欲まで薄れてしまう人もいます。

ご家族まで疲れ果ててしまうことも少なくありません。

そうならない前に、何とか予防・改善をできるようアドバイスしたいと思います。

◇投薬治療の落とし穴◇◆◇……・━━━…・┿

貧血の場合、投薬治療で補われるのは鉄分だけです。

または、鉄分吸収を助けるビタミンCや造血を促すビタミンBの製剤に過ぎません。

しかし、そこが大きな落とし穴なのです。スポーツ性の貧血症状を甘く見ています。

問題の根っこはもっと深いところにまで及んでいるのです。

スポーツ選手が貧血になるということは、カラダが消耗し切って、これ以上運動すると危険ですよ、というサインなのです。

◇カラダと心を元気にすることから◇◆◇……・━━━…・┿

ヒトは気持ちで動く動物です。心が元気にならなければカラダも回復しません。

まず、心の問題から解決すること。皆さんもよく考えてみて下さい。

「貧血状態=身の危険」このような状態になるまで何も考えず、カラダを使い切ってしまった結果、貧血を招いたのです。

それを薬だけで治そうとするのは短絡的すぎます。

また、何の根拠もないのに「食事は大丈夫!」と思っていませんか。

三食欠かさず食べていても、その栄養バランスまで考えているでしょうか。

◇自分は正しい、と思い込んでいませんか?◇◆◇……・━━━…・┿

アドバイスをしようと思っても「大丈夫です」とか「レバーやひじきは食べています」と言って、突っぱねてくる方も多く、そういう人に限って、なかなか改善出来ないんですね。

もう一度、監督や医師、栄養士の言葉に素直に耳を傾けましょう。

努力しているつもりでも、考え方や方法が間違っていたから結果が悪いのだ、ということをきちんと受け止めて下さい。

◇間違いを認め、正すこと◇◆◇……・━━━…・┿

アドバイスを受けたら、自分の中の間違いを認め、正すことができれば、必ず問題解決に繋がります。

正しい方法で正しくアプローチすれば、再発も防げます。

客観的に自分を見つめるのは難しいことですが、貧血という結果が出てしまった今こそ、チャンスだと思って下さい。

専門家の意見をきちんと理解し、自身の間違いを見つけて改善すれば、それこそが貴重な経験になります。

競技はもちろん、社会生活にも役立てることができるはずです。

◇昭和の貧血は鉄不足◇◆◇……・━━━…・┿

昨年、私が貧血相談やアドバイスなどで関わってきたアスリートは、陸上競技だけで五千人を超えました。

そして、私の貧血相談も時代と共にずいぶん様変わりしていることに気付きました。

中高生の皆さんが生まれるずっと前、昭和の時代は「運動選手=しっかり食べる」というイメージがありました。

実際、男女問わず食事量も豊富でガツガツ食べる選手が多かったんです。

選手の食に対する意識も高かったし、家庭での食生活も大変充実していました。

ですから貧血の原因は「鉄分不足」ということがハッキリしていました。

運動で消耗する鉄分を補うために最高のサプリメントを作ろうと考え、生まれたのがセリアFeです。

最大の特長は、カラダに優しいヘム鉄とビタミンB群を高配合した点にありました。

◇平成の貧血は食生活の乱れから◇◆◇……・━━━…・┿

ところが平成になって、食生活の乱れが目立つようになりました。

コンビニの隆盛と共に食事がおろそかになり始めたのです。

鉄分に限らず、健康な血液を造るための色々な栄養まで不足してしまう状況が出て来ました。

栄養指導を徹底すると同時に、造血に必要な栄養を総合的に補う製品開発の必要が生じました。

そして生まれたのがジョブです。ジョブは食生活の乱れから生まれた製品と言えます。


今、皆さんが貧血で苦しんでいるのは明らかに食事バランスの乱れが原因です。

たとえジョブといえども、補助食品に過ぎません。

真剣に食生活改善をした時に、はじめて役に立つのです。

都会生活のスポーツ選手に比べて、地方で活躍するアスリートの方が改善効率が良いのも事実です。

都会にはコンビニやファミリーレストランなどが多く、誘惑も多いからです。

こうした実情を見るだけでも、土台となる食生活の差が結果に表れています。

手っ取り早く治す事を考えず、問題の根本からきちんと見直し、

改善に向けて、地道に努力をして下さいね。


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自分は正しいと信じてやっている事が、本当に正しいかどうかは、他人に見てもらわないと分かりません。

どんなに努力しているつもりでも、現状や結果が良くならないのなら、努力する方向が間違っているのかもしれませんね。

ですから、専門家のアドバイスをきちんと聞いて、受け入れること、それが出来るかどうかが、改善への扉を開く鍵、ではないでしょうか。


★山根氏のつぶやき☆★────────────────────────────────☆

人一倍頑張ることはできるんだけど、本番になる前に潰れてしまう自分が居る。やり過ぎは決して美徳ではない。

最後にきちんと結果を出してこそ意味があるのだから。

そう思っても焼き切れるまでやってしまう性格。

自分がそういう性格だから、アスリートの悩みが少しだけ分かるのかもしれない。

でも、やっぱりもっと大事なのは最高の結果を出すための、正しいアプローチなんだということ。もっと伝えたい。

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山さん、何をやるにも熱いですもんね〜。(笑)

オーバーヒートしている姿をしばしば見かけます。

でも、それくらいの熱がなければ、成し遂げられないのも事実。

あとは正しい方法で出来るかどうか、ですね。

心は熱く、頭脳は冷静に・・・が理想です。

口で言うのは簡単ですけど、なかなか難しい。

でも、その時に役立つのが、このセリア通信なのです。

皆さんの力になれるよう、今年も頑張りますね。


寒い日が続きますけど、暖かくして、ノドを潤して、ウイルスなどを寄せ付けないようにして下さいね。


また来週まで、どうかお元気で!


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