【 セリア通信 vol.177 】スポーツ栄養Q&A《3》貧血 その1

2011年1月18日

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皆さん、こんにちは。

寒くて乾燥した日が続いていますね。風邪など引いていませんか?

うがいや手洗いはもちろんですが、のどが乾燥すると、菌やウイルスが入りやすいので、マスクをしたり、加湿器なども利用してみて下さいね。


さてさて、今月は皆さんの質問に山さんが答えてくれています。

今日は、最も質問の多い『貧血』についてです。

元々、セリアシリーズは、中高生の長距離選手の多くが貧血に悩んでいるという深刻な事態を何とか改善しよう、と開発されました。

一人でも多くの選手が貧血から立ち直り、競技に打ち込めるようにする、そんな手助けをして来たのです。

ですから、山さんのアドバイスにも説得力がありますよ。

覚悟して下さいね。(笑)


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│"ー"│ スポーツ栄養Q&A《3》貧血 その1
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皆さん、お元気ですか。

山さんの家では早くも白梅が咲き始め、近くの田んぼでは田おこしも始まりました。

朝のランニングはこれからが一番厳しいのですが、道端に揺れる水仙に励まされながら、頑張っています。


先日、広島県世羅市在住の後輩から写メールが届きました。

地元の駅伝を走ったそうなのですが、積雪6センチ、気温は氷点下、おまけに凍結した路面でランナーはすってんころりん。

聞くだけでも震えそうな話ですが、当人たちは結構盛り上がったようです。

厳しい状況を楽しんじゃうなんて、人間って面白いですね。


さて、今週は貧血に関する質問を紹介します。

沢山寄せられているので、何回かに分けて説明しましょう。


◇◆Q◆◇貧血が治りません。どうしたら良いですか?

この質問に答える前に、こちらからもお尋ねしたい事があります。

これだけでは情報が少なくて正しい回答ができないからです。

例えば、年齢、性別、身長、体重、競技内容、所属チームなどが必要です。

また、食事状況や血液検査データ、治療の有無も分かると助かります。

今回は明らかに食事に問題があるケースについて、お答えしましょう。


《A1》朝食をしっかり食べましょう。

現代人は朝食から一日の活動エネルギーを補給しています。

それが活動的で健康的な生活を支えるのです。

もし、育ち盛りで、しかも超激しいトレーニングに明け暮れる皆さんが朝食を抜いたり、簡単に済ませてしまうとどうなるでしょうか。

エネルギーが不足すると、体内で調達しなければなりません。

そんな生活が続けば、カラダは衰弱し続け、動けなくなってしまいます。

エネルギー不足のカラダで激しく動き続けたら、いずれは死に至ります。

貧血は「こんな栄養状態で動いちゃダメだよ!」という警告なのです。

動けなくなることでカラダが危険を訴えているのです。

ですから、直ちに改善しなければなりません。

中高生の場合、貧血の最大の理由は朝食の欠食です。

朝練習を言い訳に食べない選手がいます。保護者からもそう聞きます。

ハッキリ言って、そうした考え方では絶対に強くなりません。

本当に強い選手は朝からしっかり食べています。

栄養バランスの良い朝食を食べること、それが貧血を予防・改善するための第一歩です。


《A2》肉類・魚介類・豆類をしっかり食べましょう。

タンパク質を多く含むこれらの食品にはカラダづくりの土台となる栄養が豊富です。

成長期の運動選手にとってタンパク質は人一倍必要です。

健康で丈夫、そして誰にも負けない強いカラダを造るには欠かせません。

血液も、筋肉や骨と同じように大事なカラダの一部です。

多くの人は「貧血の時は鉄分だけ摂れば良い」と考えています。

これは正しいとは言えません。

長距離選手はカラダの無駄をそぎ落とす事ばかり考えますが、強くなるためにはまず、栄養の行き届いた丈夫なカラダを育てて下さい。

「鉄剤を服用しても改善しない」という相談も非常に多いのですが、

まともな食事をしていない人にとって、薬はカラダに余計な負担をかけるばかりです。その前に肉や魚をモリモリ食べて下さい。

鉄分の補給が必要な場合は、セリアで補うのが一番安全です。セリアは薬ではありません。安全な食材を加工した食品ですので、カラダに優しいのです。

◇貧血はカラダの危険信号◇◆◇……・━━━…・┿

中高生の皆さんのほとんどは、豊かな生活環境の中で育っています。

いつでもお菓子やジュースが手に入るためか、食事に執着しませんね。

中でも朝食はおろそかになりがちです。

これがカラダを必要以上に疲労させている原因です。

貧血はその危険信号なのです。

まずは日常の食事を見直すことから始めて下さい。

次回も引き続き、貧血について答えていきますね。


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貧血になると、すぐに医者にかかって薬を・・・と思ってしまう人が多いようですね。

大切なのは、日常を見直すこと。特に食事です。

これから一日が始まる、という朝の食事をとらなかったら、カラダが動かないのは当然です。

起きてすぐには食べられない、という人もいるかもしれませんが、

それは習慣の問題です。徐々にカラダが慣れてくるはず。

自分はこうだから、と決めつけてしまわないで、

色々と工夫してみて下さいね。



★山根氏のつぶやき☆★────────────────────────────────☆

今月の30日(日)に、私の所属する合唱団コールファーマーのコンサートがあります。今年も皆さんに素敵な音楽をお届けできるよう、お正月も返上して練習しています。是非、皆さんも聴きに来て下さい。

受付などのサポートも、高校陸上部員とOBの皆さんに助けて頂くことになっています。いつも楽しんでやって下さるので、心強く思っています。

会場で見かけたら、ぜひ声をかけてあげて下さい。

よろしくお願いします。

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合唱団のコンサートを陸上部の方が手伝って下さるなんて、なんだか不思議ですけど、とっても素敵な交流ですね。

試合前の集中やリラックスのために音楽を聴く選手もいますから、きっとアスリートにも音楽が必要なのかもしれません。

山さんの晴れ姿、皆さんもぜひ、観に(聴きに?)行きましょう。


寒いとついついカラダが縮こまって、猫背気味になってしまいます。

それでは血流も悪くなりますよね。

一日に何度かは、思い切りカラダを伸ばしてあげて下さいね。

きっと心もノビノビしますヨ。


それでは来週まで、どうかお元気で。

風邪引かないようにね〜。


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