【 セリア通信 vol.150 】果物を食べよう《4》レモンの蜂蜜漬け

2010年7月13日

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皆さん、こんにちは。蒸し暑い中、バテたりしていませんか?

しっかり水分補給をして、熱中症にならないよう気をつけて下さいね。


サッカーW杯、スペインが優勝しましたね。オランダも健闘しました。

日本もオランダと互角に戦えたのですから、ベスト4に入れる力があった、という事ですよね。

これからは自信を持って世界の舞台に立って欲しいです。

それにしてもビックリなのは、タコのパウル君です。

勝敗の予想を的中させた、あの八本足のタコです。

足を使うスポーツの事ならお任せ、って感じなのでしょうか。

ぜひとも、あのW杯の中に入れてあげたいものです。(笑)


さて、そろそろ本題に入らないと怒られますね・・・

果物のススメをシリーズでお送りしてきました。

最終回はアレとコレの最強コンビを紹介です。

何言ってるか分からない?それでは読んでみて下さい!


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│"ー"│ 果物を食べよう《4》レモンの蜂蜜漬け
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◇果物を食べることから始めよう◇◆◇……・━━━…・┿


毎日のように色々なチームで栄養指導をしています。長距離チームの女子から寄せられる質問で最も多いのは、体重の問題です。痩せたい、という人が圧倒的に多いのです。極端なダイエットは、貧血、怪我や故障にも繋がるのでお勧めしません。食生活を正すことが基本なのですが、すぐには改善出来ませんね。

まずは、果物を積極的に食べることから始めてみましょう。

◇疲労・肥満の解消に◇◆◇……・━━━…・┿

アスリートの理想的な食習慣への第一歩として「果物を食べる」ことから始めてみましょう。

果物には健康を守るための栄養が豊富だからです。特に素晴らしいのがポリフェノール・カロテノイド、そして食物繊維。これらの栄養は、運動するカラダ、プレッシャーを受ける心に発生する疲労を軽減してくれます。また、肥満因子の発生を防ぐ働きも知られています。

食べ続けることでダイエットにも効果があるのですから見逃せませんね。

◇ご家族にもオススメ◇◆◇……・━━━…・┿

果物生活を続けると、皆さんのご家族にもプラスになるんですよ。毎日、遅くまで働いているお父さん、お母さんにもお勧めです。特にメタボ気味なお父さんは、高血糖、脂質異常症、高血圧の改善に効果的です。

昔から言われている「リンゴの医者いらず」というのは本当だったんですね。

◇レモンの蜂蜜漬け◇◆◇……・━━━…・┿

高校時代、我が野球部ではマネージャーが「レモンスライス蜂蜜漬け」を用意してくれました。

酸っぱいのが苦手な男子でも蜂蜜漬けなら食べられるから不思議です。真夏の試合ではダッグアウトに戻ってくる度に一枚ずつ口にしました。いつ、誰から教わったことなのか、残念ながら聞かずじまいでしたが、暑さに負けないための優れた栄養補給だったのです。栄養学を勉強するようになってから、その秘密が分かりました。

◇果糖+クエン酸が力を発揮する◇◆◇……・━━━…・┿

果物の甘み成分「果糖」は運動中のエネルギー補給に適した糖分です。また、蜂蜜の甘さもその正体は果糖です。一方、レモンの酸味成分は「クエン酸」で、エネルギー補給を助ける働きがあります。

「果糖+クエン酸」は運動中のエネルギー補給には最強の組み合わせ。マネージャーが作ってくれたレモンスライスの蜂蜜漬けは、まさにパワー食だった訳です。

◇応用してみよう◇◆◇……・━━━…・┿

「果糖+クエン酸」の組み合わせを応用して、皆さんもオリジナル栄養食やドリンクを作ってみて下さい。

例えば、自家製「蜂蜜レモン水」などはいかがでしょう。自分に合った濃さや味を見つけると良いですね。

お弁当には夏みかん やグレープフルーツ、キウイフルーツの蜂蜜漬けを添えてみましょう。

皆さんの好みに合わせてエネルギー補給食を考えれば、練習が楽しみになること間違い無しです。

◇山さん流◇◆◇……・━━━…・┿

山さんが子供の頃、近所の農家で作ってくれた「梅水」を飲んでいました。大人は夏に梅酒を飲みますが、子供には、梅を氷砂糖に漬け込んだ汁を水で割って飲ませてくれたのです。これもまた、暑さ対策、

疲労回復を考えた飲み物だったんですね。缶詰のミカンと蜂蜜を氷と一緒にジューサーにかけると夏にぴったりの爽やかなミカンジュースが出来上がります。炎天下の練習で、ほてったカラダを冷ますには最高でした。

◇果物を食べよう◇◆◇……・━━━…・┿

これまで紹介した果物の良い働きをあげてみましょう。

・エネルギー補給
・脱水予防
・痙攣予防に
・疲労回復
・整腸作用
・ダイエットや生活習慣病の予防
・食生活習慣の改善

こんなに役立つ食材を利用しない手はありませんね。運動中に食べても差し支えないばかりか、むしろ食べた方が良いのですから、どんどん食べて丈夫で元 気なカラダ作りに役立てて下さい。

ただし、ゼリー飲料やバランス栄養食と言われる市販の製品に頼らず、果物だけで補給することが大切です。

きっと、カラダが真から丈夫になるはずです。

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私も中学時代、家の冷蔵庫にレモンの砂糖漬けが入ってました。

美味しいんですよ〜、暑い時には特に。

やはりカラダが喜ぶというのは、それだけの理由があるんですね。

皆さんはどんなフルーツが好きなのかな?

ただし、果物だけ食べていれば良い、という訳では決してありません。

ご飯やパンや麺、肉や魚、野菜や豆類などをしっかり食べる、という基本をどんな時でも忘れないようにして下さいね。


★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

子供の頃、近所で戴いた懐かしい食べ物をいくつか思い出した。その中でも一番旨かったのは冷や飯に味噌を混ぜた握り飯。両親共働きだったので、学校から帰っても誰もいなかった。

おやつなんて無かったから、隣の家の人が握ってくれた味噌おにぎりが腹に浸みたなぁ。

見た目は良くないんだけど・・・。

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お隣りの方の思いやりが、一層美味しさに結びついたんですね。

まさに「おむすび」です。

なんだか味噌おにぎりが食べたくなってきちゃいました。(笑)


皆さんもアスリートの身体に必要な栄養を、美味しく、楽しく摂れるよう、

食材や料理にも、ぜひ興味を持ってみて下さい。

食べるものだけが、身体を造る材料になり、機能を整える効能を持ちます。

いくら外から塗ったり貼ったりしても、それには限界があるのです。

食べる事=トレーニングだと思って良いくらい、大切な事です。

少しずつでイイですから、実践してみて下さいね。


それでは、また来週まで元気で。

暑さなんかに負けちゃダメですよ〜っ!


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