2009年6月23日
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梅雨とは良く言ったもので、小雨の中ジョギングをしていると、あちこちで梅の実が転がっています。
拾って帰りたいのは山々ですが、それは無理な話なので、産地直売所で梅の実を買って、梅酢を漬け込みました。
梅の実と酢とハチミツを大きな瓶に詰めるだけ。三ヶ月程したら、琥珀色の梅酢が出来ます。
夏の暑い盛りに、水や炭酸水で割ると、とっても爽やか〜な飲み物になります。
梅に含まれるクエン酸は、疲労回復にも一役買ってくれます。
さてさて、いよいよ暑くなってくると心配なのが貧血です。
二回にわたって、貧血の原因と予防対策についてお伝えして来ました。
貧血に限らず、コンディショニングの基本は日常生活です。
貧血の人もそうでない人も、もう一度、見直してみて下さいね。
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│"ー"│ 貧血になる人、ならない人 その3
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◇すべての原因は自分にある◇◆◇……・━━━…・┿
スポーツ選手に見られる貧血は体質によるものではありません。「なる人とならない人」を比較した結果、貧血の原因や誘因は本人の生活にあることが分かります。
「どうして自分ばかりが苦しめられるのか?」「こんなに努力しているのに何故?」
という被害者意識を変えないと根本改善になりません。
血液の状態を悪化させたのも自分、怪我や故障に至らしめたのも自分自身なのです。
◇頑張り続けるために◇◆◇……・━━━…・┿
トップアスリートの多くは必ず結果を残します。到達点が明確で、達成意欲に溢れ、努力を怠らないからです。人一倍練習するのは当たり前のことなのですね。しかも、自分自身を良く理解しています。
やり過ぎてカラダを壊しては意味がありませんし、人より練習出来なければ、決して勝てないことも知っています。
ですから、練習の質と量をアップしても壊れないカラダを作るために、常に食事や生活の改善に努めているのです。
◇「量より質」血肉になる栄養を◇◆◇……・━━━…・┿
学生選手はもちろん、実業団選手でも昼食は各自に任されています。問題は「何を選ぶか」です。ひと昔前は学生食堂の定番メニュー「コロッケ定食」「タンメン・ライス」などの大盛りメニューが人気でしたが、エネルギー源となる炭水化物がほとんどで、栄養的には偏っています。乳製品でバランスを整える必要があります。
もう一歩レベルアップするなら「量より質」です。魚貝類や肉類が主菜になっている和定食などを食べれば、貧血のリスクはグッと減ります。
◇お昼はマック、はアスリート失格◇◆◇……・━━━…・┿
最近は大学キャンパスにマクドナルドやコンビニがあります。お買い得な「100円マック」や菓子パンで済ませてしまう男子学生も増えているようです。
一日20キロも30キロも走る選手がファーストフードやコンビニ食では、カラダが悲鳴を上げてしまいます。
そうした日常生活が貧血や故障を招いていると言っても過言ではありません。
寮生活、合宿所生活から開放された昼食時に羽目を外してしまうようでは、アスリートとしての強いカラダはつくれません。
◇カラダのためのオプション◇◆◇……・━━━…・┿
大学卒業後、お世話になったスポーツコンサルタント会社には、ボディービルダーのトップ選手が数多く在籍していました。彼らはカラダを維持するために常にカロリーを計算して食事を摂っていました。定食を食べる時も必ずオプションを注文していました。「おばちゃん、イワシ3匹追加して!」「生卵3つ頂戴!」
そして持参したツナ缶を食べていました。その中の一人が今、大学教授としてスポーツ科学の教鞭をとっています。
競技種目や、トレーニングプロセスの違いはありますが、カラダづくりを論理的に考え実践するその姿勢は価値あるものだと感じています。
◇正しい日常が結果につながる◇◆◇……・━━━…・┿
スイミングクラブではなく、一般高校の部活動からオリンピック選手を輩出した、ある水泳チームの昼食は特別メニューとなっています。学食の協力もあって実現したそうですが、その効果は誰もが認める競技成績と学業成績となって現れています。カラダは正直です。善くも悪くも日常生活がすべて出てしまいます。揺るぎない心、毎日の確実な積み重ねがなければ、強くならないのです。
貧血も怪我や故障は突然降り掛かってきたのではなく、自分の生活が招いた事なのです。
逆に、正しい毎日を過ごしてさえいれば、成果は必ず得られるはずです。
◇貧血にならない人になるには◇◆◇……・━━━…・┿
「貧血=体質」という考えは捨てましょう。「貧血=日常生活の問題」です。常に次の項目をセルフチェックしてみて下さい。
1.モチベーションを高め、意欲的な生活をする。
2.規則正しい生活を徹底する。
3.食事に手抜きをしない。
4.朝食、昼食のバランスアップを心がける。
貧血を予防改善することは、故障や怪我の予防にも繋がることをお忘れなく。
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貧血になりやすい人は、長い時間かけて、そういうカラダを作ってしまったのかもしれませんね。
改善の為には、日常生活で当たり前だと思ってやっている事や、習慣になってしまっている事を、今一度、見直す必要がありそうです。
なかなか自分では気づかない事かもしれませんので、セリア通信を参考に、セルフチェックしてみて下さいね。
食事は毎日の事ですから、悪いクセがつくと、あっという間に蓄積されてしまいます。
あなたのカラダに魔の手が伸びないよう、祈っています。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
小学3年生の時、ソフトボールチームに入団。以来、土日を家族で過ごしたことが殆どありません。
怖い先輩に囲まれて、5年生になるまでは球拾いと声出しと塁間ダッシュに明け暮れました。
中学、高校も野球部。逃げ出したいほど厳しく、強くもないのに先輩のいじめやしごきも凄まじかった。
気を失ったこともありました。それでも何故、毎日が楽しかったのでしょうか。
いじめや暴力を肯定する訳ではありません。
ただ、同期生の結束が何よりも固かったことは間違いありません。親よりも、自分よりも友達が大事だった。
しかも、野球が好きだった。そう思えるものに出会えたことが、スポーツ選手を理解する上で大事な経験だったと今、改めて思っています。
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ひぇ〜っ、気を失っちゃったんですか〜?激し過ぎます。でも仲間がいたからヨカッタんですね。
そして、他の煩わしい事が我慢できるくらい野球が好きだった、ということだったんですね・・・
その経験は素晴らしい財産として、今の仕事に役立っていることでしょう。
これを読んで下さっている皆さんも、精一杯競技に打ち込みながらも、
様々な悩みや問題を抱えていることと思います。
自分だけではなく、どんな一流選手でも、それは同じだと思います。
だからこそ、仲間や家族や指導者の支えが大切なんですね。
その事を忘れずに、どうか頑張って下さい。応援してます。
それではまた来週。皆さん、御元気で!
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