2009年2月3日
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二月になりました。
走っていると、道端に水仙が咲いていたり、庭先に黄色い梅の花(ロウバイ)を見かけたりします。
まだまだ寒いですけど、確実に春に向かっている事は確かです。
四月までのこの時期は、進路を決める大切な時でもありますね。
新しい環境に飛び込む人は、期待と不安が入り交じっているかな・・・
新年度を迎えるのですから、ぜひとも良いスタートを切りたいものです。
今までの自分から脱皮したいと思っている人も多いでしょう。
今週はそんな皆さんにピッタリなアドバイス、山根さんがしてくれますヨ。
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│"ー"│ リミッターを外せ!
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◇心の限界、カラダの限界◇◆◇……・━━━…・┿
試合直後の筋肉に異常を感じたことはありませんか。限界まで練習しているつもりでも、試合では思いもよらないところまで筋肉痛になっているものです。走っただけなのに肘が痛かったり、日頃にはない細かい筋肉の一つ一つに痛みを感じたり・・・。
これは、いわゆる「火事場の馬鹿力」というもの。極度の緊張と興奮が脳のリミッター(制御装置)を外し、カラダの限界点を押し上げるのです。試合毎に強くなる選手やチームというのは、試合へのモチベーションが高く、よって集中力も高まり、限界点を押し上げ続けるので、パワーアップ出来るのです。
これが練習でも出来たら最高です。自分は出来る、 負けない、と信じる心が何より大事です。
新しいシーズンを迎える今は、最も緊張感がみなぎっている時期と言えます。新人も、先輩も、毎日が勝負です。
◇トレースする力が集中を生む◇◆◇……・━━━…・┿
優れたアスリートはコーチの与えた練習メニューや指示、アドバイスをきちんとトレース(なぞる)する能力が高いと言えます。これは、理論やフォームなどの実践だけでなく、競技を支える生活面や考え方などにも及びます。コーチの指導を信じ、それをやり遂げるにはどうしたらよいのかを、常に考えて生活するようになります。
生活態度、食事、人間性の向上に至るまで、自分を高める為にあらゆる努力を惜しみません。
気の遠くなるような努力を積み重ねた上で試合に臨むのですから、そう簡単に負けられません。
長い時間これに懸けてきたんだ、という思いが真の集中力を生みます。
試合の時だけ頑張ろうとしても、それは集中ではありません。
◇自分で選んだ道だから◇◆◇……・━━━…・┿
この春、新生活を始める選手の皆さんにとっては、期待以上に不安が多いかもしれません。新しい環境に馴染めるだろうか。練習についていけるだろうか。学業も心配ですね。
先が見えない場所へ足を踏み入れるのは誰しも怖いものです。でも、人類の進歩や社会の発達はそうした一歩から始まりました。自分の可能性と将来を信じて後戻りできない旅に出る、そうした気持ちに駆られるのは青年期だからこそ、です。これが自立の始まりでもあります。その学校を選んだのも、競技を続けるのも、
そこで結果を出すのも自分です。どんなことも人のせいしないで頑張り通して欲しいと思います。
そうすれば必ず結果がついてくるはずです。皆さんを支えるために、家族や先生、仲間達も努力しています。
そのことを忘れないで下さいね。
◇先輩達へ◇◆◇……・━━━…・┿
強力な新人が加入するチームの先輩達は気が気でないでしょう。でも、その存在は発奮材料にもなるのです。恐怖心に打ち勝つために、心のギアーを入れ直しましょう。新チームになってからトラブルが絶えず、四苦八苦しているキャプテンも多いようです。頼る先輩もいない、先生に練習を見てもらえない、という悩みも聞かれます。そんな時は「すべて自分たちでやってやろう」と腹をくくりましょう。
人に頼ること、人のせいにすることを止めた時、違う自分が見えてくるはずです。
2〜3月には、別人のように急成長する選手も多いんです。自己変革のチャンス到来、期待しています。
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指導者の教えを正しく理解し、従うことは、その方を信頼しているならば、当然の事です。
ただし、自分自身で考えることも、同じ位大切です。
納得がいかなければ、とことん質問するべきですし、自分の意見をぶつける事も時には必要でしょう。
そうした前向きな選手は指導者も大歓迎だと思います。
独りでもやっていける、精神と技術を身につけた競技者、カッコ良くて、頼もしいですよね。
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┗■┓山さんのアスリート御膳【チロシンを含む食べ物】┏■┛
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脳や神経の働きを活発にする《チロシン》を含む食べ物
チーズ、生ハム、アーモンド、タケノコ、大豆
子供の頃から、タケノコが大好物だった私は、父からよく言われました。
「栄養もないし、子供の食べるものじゃない!」食べ過ぎに釘を刺す一言でした。
輪切りにすると白いものが出てきますが、これがアミノ酸の一種、チロシンという成分です。
体内で神経伝達物質に利用されるので、神経の疲れや気分転換に役立つことが知られています。
やる気はあるのに何となく億劫だ、という慢性疲労時や、ここ一番という集中が必要な時に食品から補給するのがおススメです。乳製品を摂ると何となく落ち着いたり、納豆を食べると安心するという人はチロシンを欲しているのかも知れません。
ただし人によっては、摂りすぎると頭痛などを引き起こすこともあります。
ですから、どれもお腹いっぱい食べるような食品ではありませんね。
父の一言には昔の人の知恵があったのだと思います。
節分を前にして、豆好きの私にとっては嬉しい季節ですが、食べ過ぎには注意しようと思います。
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タケノコにそんな有効な成分があったなんて!目からウロコの情報をありがとうございます。
乳製品や豆にも含まれるんですね。そういうものを欲しくなる時って確かにあります。
ホットミルクなんて、私にとってはサイコーに癒しの飲み物ですもん。(笑)
でも、過ぎたるは及ばざるがごとし、食べ過ぎには注意です。
インフルエンザや風邪はまだまだ猛威をふるっているようです。皆さん、本当に気をつけて下さいね。
運悪くかかってしまった人も、他人にうつさないよう、マスクをしたり人混みは避ける様にして下さい。
それでは、また来週まで、どうか御元気で。
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