2009年8月11日
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夏本番、という暑さになってきました。皆さんはもう真っ黒に日焼けしてるんだろうなぁ・・・
私も中学生の時は運動部でしたので、夏休みもせっせと部活に励みました。
何部かって? 軟式テニスです。コートは日陰無しですから、暑いのなんのって。
でもそんな事、全然気にならないほど楽しかったな〜。
遥かウン十年前の話はさておき、今日は、意外に多くの人が抱えている悩みについて、です。
肝心な時にお腹が・・・コレって困りますよね。
生理現象はどうにもならない、と諦める前に、よ〜く読んで解決しちゃいましょう。
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│"ー"│ 弱点を克服して強くなる
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◇下痢を克服◇◆◇……・━━━…・┿
お腹に自信がないランナーが増えています。中でも男子に多いのが下痢。夏期合宿や走り込みではロード練習が多く、トイレが気になって集中出来ない選手もいるようです。
胃腸の働きは脳の視床下部(体調を最高の状態に保つために働く部位)の管理下にあり、自律神経系がコントロールしています。カラダに変化が起こると、健康を損わないよう素早く対処します。
その結果起こる現象の一つが下痢と言えます。
では、一体カラダにどんな変化が起こっているのか、考えてみましょう。
◇冷たい物のとり過ぎ◇◆◇……・━━━…・┿
腸の働きが活発になり過ぎて、下痢を引き起こすケースがあります。冷たい物の食べ過ぎ、飲み過ぎで、刺激を受けた腸のぜん動運動(輪状筋が波打つ様に動きながら食べ物を押し出す運動)が活発になり過ぎて、水分を吸収出来なくなると、下痢が起こるのです。効き過ぎた冷房やレース中にお腹が冷えて下痢を起こすのも同じ理由です。その他、腸を過剰に刺激する食品には注意が必要です。カフェイン、アルコール、トロピカルフルーツ類、ナッツ類、香辛料、油脂などには気をつけて下さい。
◇疲労によるもの◇◆◇……・━━━…・┿
カラダが疲れている時は消化器官も疲れています。この時、無理に食べると下痢を起こします。でも実際は、疲れている時こそしっかり食べなければなりません。ですから、賢く上手に食べる工夫をしましょう。
ぐったり疲れて食欲のない時は、消化の良い物から静かに少しずつ口にするのです。
まずは汁物をゆっくり飲みましょう。スープに溶け出したアミノ酸が元気の呼び水になります。
次に副菜の酢の物、お浸し、サラダ、煮物などを少しずつ食べましょう。甘みが胃腸を働かせるエネルギーに、そして酸味やビタミンが潤滑油の働きをしてくれます。
◇早食いは禁物◇◆◇……・━━━…・┿
食べる時、決して焦ってはいけません。ゆっくり、良く味わって食べて下さい。味覚を通じて脳も刺激され、いつの間にか食欲も出てきて、ご飯や主菜も食べられるようになるでしょう。
順序よくゆっくり食べれば、下痢の心配はなくなります。お腹に自信のない選手は監督やコーチに申し出て、ゆっくり食べるように努めましょう。時間の限られた合宿生活だからと言って、急いで食べ物をかき込むのは体調を崩す原因になります。選手はもちろん、指導者の皆さんも十分に配慮願います。
◇ウイルスや菌の感染防止によるもの◇◆◇……・━━━…・┿
インフルエンザなどにかかると、下痢と共に発熱や嘔吐も伴います。ウイルスや菌を排除するために食物をいち早く排泄してしまおうとするのです。そして、腸内に多量の分泌液が出て排泄を促します。消化吸収にも体力を消耗するので、少しでも体力を温存し外敵から身を守ろうとしているのです。
今年は高原合宿でも新型インフルエンザの感染がありました。合宿等で発症した場合は二次感染に注意しましょう。
他人にうつさない事です。吐瀉物の処理や衛生管理の徹底をお願いします。我慢したり、過信したりする事なく、出来るだけ速やかに専門医の診断を仰ぎましょう。
◇ストレス等によるもの◇◆◇……・━━━…・┿
不規則な生活やストレスが原因で、自律神経系の働きがコントロールできなくなり下痢を発症することが知られています。常にストレスを感じている人に起こる下痢等の症状を「過敏性腸症候群」と言います。一過性の下痢を何度も繰り返す人、過度な緊張状態が続き、下痢が続いている人は医師の診断を仰いだ方が良いでしょう。貧血や過労に至ると、回復が難しくなる場合もあるので要注意です。
◇デリケートな体質を強さに◇◆◇……・━━━…・┿
スタート前、何度もトイレに駆け込む人は、過敏性腸症候群予備軍と言えるでしょう。そんなあなたは心身共にとてもデリケートなのです。突然の大役に緊張が高まったり、いつの間にか目標を見失っていたり、競技生活に疑問を感じるようになると、生活が乱れ体調を崩してしまう怖れがあります。
どんな期待にも応えられる自信や、最後まで仲間や自分を信じる力、こうした強さは日々のルーチンワークで培われます。常に目標を確認し、モチベーションを高めながら、確実な手応えを感じながら毎日を過ごしましょう。
自律神経系が活発になって消化器官の働きも良くなり、体調もどんどん上向きになります。
下痢に怯えることなく、思う存分練習出来れば、自信が持てるようになるでしょう。
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ここだけの話ですけど(笑)、私も軽度の過敏性腸症なんです。
ステージに上がる前に、どうしてもトイレに行きたくなってしまう・・・
明らかに緊張が原因です。高校生の時からずっとです。
でも「そういうものなんだ」と開き直ってからは、ほとんど悩まされなくなりました。
とにかく、事前にトイレの場所だけは必ずチェックしておきます。そして、出来るだけ間際に駆け込むこと。(笑)
それだけでも気が楽になるんですヨ。
弱点というのは、気にすればするほど、症状がヒドくなってしまうので、
どうしたら気にしなくて済むか、自分なりの方法を見つけましょう。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
何の苦労も知らずにいきなり強くなった選手より、紆余曲折しながらも弛まぬ努力を積み重ねて強くなった選手の方がプレッシャーには強いのです。自分の弱点を克服することは難しいことではありません。逆に自分を熟知した選手はどんな場面でも力を発揮する優秀なアスリートになれるでしょう。今回は下痢をテーマに弱点克服を考えてみました。これは私自身の問題でもあるからです。
皆さんも日々に疑問やお困りのことがあったらぜひ教えて下さい。この場で一緒に考えましょう。
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色んな困難を乗り越えた人は、その人なりの方法論を持っています。
乗り越えた分だけ強くなる、というのも事実です。
ですから、何か自分に困難が降り掛かって来た時、「これは強くなる為のステップなんだ」と思えるとイイですね。
同じ様な経験のある人に尋ねてみるのも、一つの解決法です。
山根さんも色々な目に遭ってますから(笑)、力強い味方になってくれると思いますヨ。
暑い日が続きますが、冷たい物ばかりでなく、カラダに良い物は何かを、ちょっと考えてみましょうね。
それがあなたの元気を作ることになるのですから!
また来週、元気な皆さんに会える事を願ってます。
どうかお元気で。
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