2009年8月18日
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こんにちは、お元気ですか?
先週は台風や地震で、日本列島大荒れでしたが、皆さんのところで被害はありませんでしたか?
私は静岡で生まれ育ったのですが、小学生の頃から「東海地震が起こる」と言われ続け、防災ずきんは常備、防災訓練も頻繁でした。
でも、関東地方に出て来てからの方が地震は多く、揺れる度に「静岡はもっと揺れたのでは?」と心配していました。
今回の駿河湾震源の地震を知り「ついに来た!?」と覚悟しましたが、幸い両親の住む実家では被害ゼロ。お皿一つ割れなかったそうです。
耐震工事をしていた家が多かったのも、被害が少なかった理由の一つらしいです。
わたくし事が長くてスミマセン。本題に入らなくっちゃ。
競技に取り組む人なら誰でも抱えている悩みやコンプレックス。
人と比べて自分の方が劣っているなぁ・・・と感じている事ってありますよね?
その一つにスタミナがあります。stamina = 元気 根気 持久力
日本語では、肉体的な持久力も含まれますよね。
今日は、スタミナが「むくみ」と関係がある、という興味深い話なんです。
特にむくんでないけど・・・という人にも参考になりますから、読んでみて下さいね〜。
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│"ー"│ 脚が浮腫(むく)んでいませんか?
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◇コンプレックスはスタミナ◇◆◇……・━━━…・┿
スポーツ経験者なら誰しも感じたことがある疲れ。人より疲れやすい、スタミナがない、というのがコンプレックスという選手も多いことでしょう。「こいつには勝てないなぁ」と思う選手はいつも元気に見えます。
どんなに厳しい練習で追い込んでも元気モリモリ、食欲旺盛。
練習のラストになって超人的なパワーを見せつけられると、さすがに凹みますよね。
技術や精神では負けないつもりでも、肝心のカラダがついてこないのでは、どうしようもありません。
◇克服する楽しみ?◇◆◇……・━━━…・┿
私がスポーツ栄養を研究しようと思い立った理由の一つは、自分のスタミナに自信が持てなかったからです。誰よりもスポーツが好きで、負けず嫌いで、そんなに下手でもないのに、体力に自信がない。
それがいつも壁になっていました。今でも体力の無い、弱い自分と闘う毎日です。
人一倍スタミナをつけるには、人一倍元気でなければなりません。そこで考え方を変えました。
コンプレックスを克服するのもスポーツの楽しみ方の一つなのだと。
そう思うようになってから、再びチャレンジ精神が沸き上がってきました。
そこで今日は、同じ悩みを持つ諸君に、体質改善のヒントを紹介します。
◇スタミナがない人は浮腫みやすい◇◆◇……・━━━…・┿
食生活や生活習慣が原因で、カラダが浮腫みやすく、血行が悪くなっている人はいませんか。カラダ中がうっ血(血流が悪く体液が滞留)してしまっては酸素も栄養も行き届きません。
そうなると、疲れやすく、集中力が持続できません。マッサージやストレッチ、ヨガなど自分にあった柔軟体操を習慣化すると良いでしょう。女性はインナーマッスルを強化する筋トレが良いかもしれません。
筋肉が収縮することによって血液やリンパ液の流れが促進されます。
◇眠っている筋肉を呼び覚ます◇◆◇……・━━━…・┿
長距離という競技は一見、全身運動のようですが、実際には使う筋肉は非常に偏っています。クロスカントリー練習を採り入れるのも、眠っている筋肉を呼び覚ますことでフォームが矯正され、同時に持久力が強化できるからです。
砂浜走などでは脚の筋肉のつき方が変わります。タータンや一般道では前後に筋肉が発達しますが、裸足で砂浜を走ると骨を軸に丸く発達します。
全身の筋肉が刺激されると、筋収縮と同時に体液が押し出されます。牛の乳搾りに似ていることからミルキングアクションと言われます。カラダの隅々まで活性化することで代謝が活発になり、スタミナが身に付くのです。
◇炭水化物に偏ると浮腫む◇◆◇……・━━━…・┿
筋肉が張るのと浮腫むのは違います。浮腫みとは、ソックスのゴムの跡がくっきり残って消えないような状態です。向こう脛の上を親指で押すと、へこんで指の跡が残ります。これは完全に疲労困憊の状態です。
セリア通信で頻繁に警告している事ですが、スポーツドリンクやジュースの飲み過ぎ、甘いもの、ご飯、パン、麺類等の炭水化物に偏った食生活をしていると疲れやすくなります。
炭水化物は大事なエネルギー源ですが、体内で処理するのにビタミンB群が必要です。
甘い物やジュースを摂り過ぎるとビタミンB群が底をつきます。すると、運動エネルギーが造れなくなり、カラダも頭も働かなくなります。
夏の初めには元気だったのに、疲れがたまり、寝起きが悪く、ヤル気がなくなってきたら危険信号です。
食欲がなく、口当たりの良いさっぱり系の食事になりがちな人。異常に喉が渇いてスポーツドリンクを飲みまくる人。氷菓やデザートで食事を済ませてしまう人は要注意です。
スタミナ不足や疲れの原因は練習ではありません。栄養の偏った食事を改善しましょう。
◇生活習慣や食生活を自己分析しよう◇◆◇……・━━━…・┿
私の現場での経験から、スタミナがない人は浮腫みやすく、その原因は体質ではなく、生活習慣や食生活に起因していることが多いのです。目指すところが低い人も、精神的に切れるポイントは自ずと早くなります。これもスタミナ不足の一種と言えるでしょう。何故、自分はスタミナがないのか、そこには必ず理由があります。
今回、当てはまらなかった人も自己分析してみては如何でしょうか。もし、見つからなかったらご相談下さい。
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暑い季節は、どうも調子が悪い、疲れやすい、カラダが浮腫む・・・
その原因は「暑さ」だけではないのかもしれませんね。
暑さをしのぐ為の、食事内容や生活態度が、体内を変化させてしまっているようです。
調子が悪いのなら、今の習慣を変える必要がある、とも言えます。
問題を解決できれば、今までのしんどさともオサラバです。
克服は楽しみなり。山根さんの言葉を信じてトライしてみましょう。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
お盆を過ぎる頃になると、野球に明け暮れた高校時代を思い出します。ふと仰ぎ見る空が日ごとに高くなり、真っ赤な夕焼け空を流れる雲もだんだん細くなっていくような気がしました。
汗で泥んこになったユニフォームを打つ風が、とても涼やかで気持ち良くなります。
トンボの群れが横切ると、今日の練習もあと少しと気合いを入れたものです。
長かったなぁ、今年の夏も。厳しい夏を乗り切った達成感と安堵感に包まれ、何とも嬉しいものでした。
皆さんはどんなところで季節の変化を感じていますか。
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台風が過ぎて「空気が変わったな」と感じたのは私だけではないはずです。雲の種類も変わって来たようです。
でも、まだまだ油断出来ません。
皆さんが、上手な暑さ対策を身につけ、良いトレーニングが積めるよう、心から期待しています。
ドイツの世界陸上でも、熱戦が繰り広げられています。ボルトの世界記録、同じ人間とは思えません。(笑)
皆さんも、その舞台に立つ日を夢見て、頑張って下さいねっ。
それではまた来週。お元気で!
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