2025年11月25日
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皆さん、お元気ですか。
「このところお腹がゆるくて心配」という方へ。
もしかしたら原因はお腹ではないかもしれません。
あなたの食べ方を今一度、見直してみませんか…?
ちょうど今まさに根菜や葉物など、旬を迎えたお野菜が豊富ですね。
鍋や煮物などで野菜やキノコが食卓を彩っていることと思います。
これらには腸内フローラを正常に保つオリゴ糖や水溶性食物繊維が豊富です。
先週お伝えしました通り、これらの栄養には免疫機能を強化する働きがあるのですが、その一方で胃や小腸で消化されずに大腸に達するという性質があります。
ですから、食べ過ぎたり、よく噛まずに飲み込んでしまうと一気に大腸に流れ込んでしまうことがあるんです。
そのせいでお腹がゆるくなるんですね。
大事な駅伝やレースを控えた時だからこそ、お腹の調子も万全にしたい。
腸活を心がけて風邪やインフルエンザの予防にも努めたい。
だからこそ、「よく噛んで食べる」ように心がけましょう!
よく噛んで食べれば、過食も防ぐことができます。
それでもお腹が緩くなりやすい方もいらっしゃることでしょう。
風邪やインフルエンザに罹患することなく前日を迎えられたのなら、レース前日から当日にかけて野菜類を控える・少な目にすることも選択肢の1つです。
ランナーの心得の1つとして覚えておきましょう。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 免疫力を高める食事と栄養 その2プロバイオティクス
2 セリアスタッフの舞台裏【心の壁を超える】
3 陸上雑感【後輩の活躍】
今週は、腸内環境をさらに整えるために欠かせないプロバイオティクスについてです。
免疫力を高める食事と栄養 その2プロバイオティクス
◆①腸活の主役=プロバイオティクス◆
腸活を推し進めるには、腸内の善玉菌のエサとなるプレバイオティクス食品を食べる必要がありました。さらにカラダに有益な生きた微生物(善玉菌)そのものを食べることによって、腸内の環境整備が進み、免疫力がいっそう高まります。
この有益な生きた微生物こそが、プロバイオティクスなのです。
◆②プロバイオティクス食品◆
プロバイオティクスと聞くとちょっと難しそうですが、私たちの生活にすっかり馴染んでいる発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌、酪酸菌、酢酸菌などのことなのです。つまり洋食系であればヨーグルトやチーズなどの乳製品、和食系であれば納豆やぬかみそ漬等。
また、味噌やしょう油、酢、塩麹などの調味料、キムチ漬も立派なプロバイオティクス食品です!
◆③継続が力に◆
発酵食品に含まれるプロバイオティクスは継続して摂取することでさらに力を発揮します。ですからテレビやネット広告に踊らされて高価な発酵食品を思いつきで食べるより、毎日毎食のお味噌汁やぬかみそ漬、納豆を少しずつでも継続するほうがよっぽど免疫力アップや健康増進に役立つのです。
しかも和食にはプロバイオティクス食材がとても豊富です。
◆④プロバイオティクスに満ちた和朝食◆
ここで、朝食を例に和食のプロバイオティクスを挙げてみましょう。- お味噌汁(味噌)
- きゅうりや大根のぬか漬け(ぬかみそ)
- 青菜のおひたし(かつお節)
- きゅうりとワカメの酢の物(酢)
- 焼き魚(しょう油)
昔ながらのごく普通の和朝食ですが、プロバイオティクスに満ちた食事となっていることがわかりますね。
このように少しずつでも積み重ねることで力になるのが本来あるべき腸活なんです!
◆⑤乳酸菌のお話◆
乳酸菌には悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える働きがあります。また、免疫の保持のみならずコレステロールや中性脂肪、さらには血圧などを下げる働きもあります。
何よりヒトにもっとも有用な乳酸菌は幼少時から慣れ親しんできた食品の中にある乳酸菌だと言われています。
ですから日本人であれば、味噌やぬかみそ漬などのご家庭で受け継がれてきた発酵食品を食べることが一番カラダにフィットするということも知られています。
いわゆる「おふくろの味」を食べると落ち着くのは味付けだけではなく、腸を癒す栄養が豊富だからとも言えるのです。
善玉菌を増やすコツは「おふくろの味」だと覚えておきましょう!
如何でしたか?
このように毎日、毎食食べ続けられる発酵食品を見つけ出すことによって、風邪やインフルエンザに罹りにくい丈夫なカラダをつくることもアスリートには必要だと考えています。
もちろん、ヨーグルトでもチーズでも発酵食品ならなんでもかまいません。
大事なシーズンを元気に乗り越えるためにも、自分のカラダや生活にフィットするプロバイオティクスを見つけ出しましょう!
::: セリアスタッフの舞台裏【心の壁を超える】 :::
先日ふと「10kmをキロ4分で走ってみよう」
と思い立ちました。
実際に走ると意外と余裕があり、途中でペースを上げ、最終的に10kmを 38分57秒 で走破しました。
私の中で“キロ4分”は壁でした。
昨年のハーフマラソンではキロ4分を保てず、夏の練習でもキロ4分で10kmを走る予定が8kmでリタイア。
「キロ4分=きつい」という心理的な壁を自分自身で作っていました。
でも今回、その壁は自分が勝手に固いと思い込んでいただけで、実際は挑めば超えることができるものだったということに気づきました。
皆さんにもそのような“心の壁”はありませんか?
自分では無理だと思うことも、実はなんとかなるかもしれません。
壁を壊す。自分を超える。
そのための一歩を踏み出してみませんか?
(山内)
::: 陸上雑感【後輩の活躍】 :::
山さんの母校、千葉県立国分高校野球部の後輩たちが高校野球秋季大会にて公立高校唯一のベスト16入りを果たしました。10年前、夏の大会でベスト8に入ったとき以来、久々の大活躍だったのです。
しかも先日、来春の選抜高校野球21世紀枠の候補に千葉県高野連から推薦されました。
各都道府県から推挙された45校のうち、実際に選抜に出場できるのはわずか2校のみ。
「文武両道」との評価を得たようですが、上には上があるというのが正直な印象です。
とはいえ、これを機に野球部の同期はもちろん、同じクラスだった同級生や野球部の先輩方や後輩からもひっきりなしに連絡が入りました。
嬉しかったのは陸上関係者からも多数お祝いのご連絡をいただいたことです。
皆さん、私のルーツをご存知だったうえに一緒になって喜んでくださいました。
当時、僕らには遥か彼方にしか思えなかった甲子園がほんの少し、一瞬だけでも身近に感じられたのは事実です。
ちなみに21世紀枠で出場する2校は来年1月30日の選考委員会で決定されるとのことです。
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いよいよ今週、箱根駅伝出場チームが合宿にやってきます。
お天気に恵まれて良い練習ができることを願ってやみません。
では、また来週。
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