ランナーの筋肉や血液を育てるには その3【セリア通信vol.910】

2025年2月4日

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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

只今、春合宿のご相談を受付中です。
すでに北は北海道の高校・大学、南は沖縄の高校などが、こちら千葉県勝浦市を拠点に合宿されることが決まっています。

皆さん、セリアを長くご愛用頂いているチームばかりです。

宿泊はいすみ市周辺の民宿や、勝浦市にある日本武道館研修センターなどをご利用いただいております。
また、昨年から合宿招致を国際武道大学との共同研究として行っており、競技場やトレーニングルームなどの施設利用が可能となりました。
陸連公認コーチによる体力測定や走り方教室など、合宿中の予定も盛りだくさんとなっています。

また、ご要望から実施しているスポーツ栄養講座もたいへんご好評です。
ご興味がある方はぜひ、シーエフ社までお問い合わせください。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 ランナーの筋肉や血液を育てるには その3
2 セリアスタッフの舞台裏【丸亀ハーフと食】
3 陸上雑感【走り続けるために】

貧血だと、筋肉も育ちません。
もしかしたら、故障がちで、治りにくいのは貧血が原因かも知れません・・・。

ランナーの筋肉や血液を育てるには その3

◆①必要エネルギー量不足◆

ランナーにとって1日当たりの必要エネルギー量とは、
基礎代謝量+運動量+成長量
の合計となります。
もし、必要エネルギー量に達していないのに、走り続けていたらどうなるでしょうか?
不足分を補うためにカラダの一部をどんどん切り崩してエネルギーを捻出します。

そんなカラダにとって急場しのぎのエネルギー源として手っ取り早い補給源となっているのが、血液や筋肉などのタンパク質を分解してブドウ糖を作り出す「糖新生」なのです。

◆②「糖新生」がたかぶり進むと・・・◆

必要エネルギー量不足の状態が続くと、血液や筋肉のタンパク質分解が慢性化します。

例1)鉄を摂っているのに、貧血が改善しない方。
例2)故障が完治せず、故障を繰り返している方。
例3)貧血でジョグしかしていないのに、故障してしまった方。

このような方々の体内では「糖新生」がたかぶり進んでいる可能性があります。
さらに精神的な焦りやストレスによるビタミンCの消耗が影響し、炎症が鎮まらずにいることも考えられます。

◆③血液や筋肉を充実させる3つの栄養◆

貧血や故障を繰り返している方がまず、取り組むべきは「必要エネルギー量不足の解消」です。
毎日の食事量を根本的に見直しましょう。
「足りていないから、貧血や故障になったんだ」
と認めることから始めてみませんか?
エネルギー量不足を解消するためには「糖質補給」が欠かせませんでしたね。
血液や筋肉を充実させる栄養、その1が糖質です。

次に、大切なのがコラーゲンの摂取です。
コラーゲンを豊富に含む食材を食べることによって、代謝が促されて、新たな組織づくりが活性化されるからです。
コラーゲンの豊富な食材は、煮魚・魚の練製品・豚や牛のスペアリブ、鳥の手羽元・鳥の手羽先・骨付き鶏肉・豚骨スープ・豚足・エイヒレ等々・・・。
血液や筋肉を充実させる栄養、その2はコラーゲン(コラーゲンペプチド)です。

そして、意外に大切なのがビタミンCと鉄分です。
これらは体内でコラーゲンをつくり出す際に欠かせない栄養だからです。
つまり、貧血になりやすかったり、貧血に悩んでいる方は、体内でのコラーゲン生成も不十分。
しかも血液作りに欠かせない「ビタミンC+鉄分」がそもそも足りていない状態であったものと推察されます。
血液や筋肉を充実させる栄養、その3は「ビタミンC+鉄分」でした。

◆ランナーの筋肉や血液を育てるには◆

これまでの話をまとめます。

①「必要エネルギー量不足」→タンパク質を分解してブドウ糖をつくりだす「糖新生」が優位になる。

②「血液や筋肉の分解が亢進」→貧血や故障になりやすいばかりか、回復がなかなかすすまない。

③「貧血や故障が慢性化」→投薬治療を受けても、リハビリをしても回復しない。むしろ、日々悪化する。

④「血液や筋肉を充実させる3つの栄養を摂る」→着実に組織がつくられるようになり、回復へと向かう。

貧血だからと言って「鉄剤」だけ飲んでも回復しない理由も、故障が思うように回復しない理由も、総合的な栄養不足の可能性が高いと山さんは考えています。
良かったらセリアをバランスアップの一助に、お役立てください。

::: セリアスタッフの舞台裏【丸亀ハーフと食】 :::

日本記録をはじめ、多くの高記録が生まれた一昨日の香川丸亀国際ハーフマラソン。

丸亀がこれほど脚光を浴びることになるとは、香川県出身の私にとって嬉しい限りです。

高速コースとして名高い丸亀ハーフ。
私も過去に5回出場していますが、自己ベストを更新できたのは1回だけです。
なぜトップ選手たちはあれほどの記録を出せるのか。
今度、出場されたチームの監督に聞いてみたいと思います。

さて、香川県といえばうどんが有名ですが、丸亀にはうどんに並ぶ名物があります。
それは「骨付き鶏」。

レース前日はうどんでカーボローディング。
レース後は骨付き鶏と鶏めしで、疲れた身体をリカバリー。

来年、丸亀ハーフに出場される方は、そんな計画を立ててみてはいかがでしょうか?
(山内)

::: 陸上雑感【走り続けるために】 :::

レースに出場しない。
それが生涯ランナーであるために私が選んだ方法である。
レースに出るために、これ以上頑張ったら故障するに決まっているし、ひとたび故障すると回復には想像以上の時間を要すからだ。
走れない時間が長ければ長いほど、身体は劣化の一途をたどり、いよいよ戻れなくなる。
たった2~3日、寝込んだだけで、筋肉が戻るのに数ヶ月もかかることが身に染みてわかるようになった。
でも、いつまでも何歳になっても走り続けるために。
ランニングフォームや走力の改善を行いつつ、毎朝のランニングにだけ集中したい。

* * * * * * * * * * * * * * * *

いすみ市には今年も白鳥が飛来しています。
なんと5年ぶりにコウノトリの姿も・・・。

では、また来週。


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