2024年12月31日
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皆さん、お元気ですか。
ニューイヤー駅伝や箱根駅伝の関係者はもちろんのこと、1月の男女都道府県駅伝や大阪国際女子マラソンに出場される選手の皆さんの中には年末年始を合宿で過ごされていらっしゃる方も多いんです。
最高の結果を手土産に帰省できるとイイですね!
山さんも年末年始は走り込みます。
何しろ、お餅が大好物なものでして・・・。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 2024年の話題から・・・
2 セリアスタッフの舞台裏【振り返り】
3 陸上雑感【筋力低下に注意しよう】
2007年からスタートしたセリア通信は今年、18年目を迎えました。
今年、いちばんの話題となったのは「タンパク質」でした。
そのあたりを中心に振り返ってみましょう。
2024年の話題から・・・
◆子供たちの体力低下が顕著に◆
コロナ禍の影響もあって令和以降、子供たちの体力が著しく低下しています。その影響は食事や食環境をも変化させてしまいました。
コンビニやファミレスでは「噛まずに飲める柔らかい食べ物」が増え、しかも砂糖と油をミックスした「甘くて、おいしい高カロリー食」が人気となっています。
もし、良かったらコンビニの陳列棚をご覧ください。
ガムが消え、グミや菓子パンが増えています。
◆食糧難時代より栄養失調に◆
外で遊ばなくなり、すっかり体力が低下してしまった子供たちは空腹を知らずに育ちました。食事をきちんと食べる必要性を感じなくなり、小腹が空いてもグミや菓子パン等だけで事足りてしまいます。
ゲームに夢中でもジュースなら飲めますし、集中力が低下すればエナジードリンクを飲んでいます。
そんな食生活が子供たちから噛む力、飲み込む力を奪い、食事量を激減させました。
子供たちのタンパク質の摂取量が戦後間もない食糧難時代より低下した背景には、そうした生活様式や食生活の変化が影響しているのです。
◆貧血や故障の原因が栄養失調◆
「必要エネルギー量不足」が貧血や故障の原因とセリア通信では以前から伝えてきました。その上、最近は「タンパク質が足りない」という現状も明らかになったのです。
このような食生活を続けながら競技選手として走るのはとても危険ですね。
どうか「貧血や故障を繰り返しているのは、栄養失調に原因がある」ことを
これを機会にきちんと理解してくださいますようお願いします。
皆さんが、より速く、より強く、より安全に、そして楽しく走るためには、それに見合った栄養と休養を取ることが急務なのです。
◆基本的な生活習慣を確立しよう◆
体調を整える働きを担っているのは、主に自律神経系と内分泌系(ホルモン分泌)の働きです。運動はもちろん、起床・食事・活動・睡眠などの日常活動が状況に応じて行われるには、「自律神経」と「ホルモン」制御システムが安定して働かなければなりません。
カラダを極限まで追い込む「長距離走であり、長距離選手」だからこそ、これらの働き具合の影響が結果を左右するのです。
この体調の制御システムである「自律神経」と「ホルモン」を安定させ、十分に機能させるには規則正しい生活の確立が欠かせません。
- 「早寝早起き朝ごはん」ができる生活を身につけること
- 朝昼晩の食生活習慣を確立させること
◆来年も一緒に考えましょう◆
コロナ禍を経て今また、ランニングが注目されています。山さんは、その魅力の一つは「走った分だけ、成果が出る」ところにあると考えています。
その魅力や恩恵をいちばん受けられるはずの中高生ランナーの皆さんが、故障や貧血に苦しんでいることが残念でなりません。
ランナーの皆さんはとてもまじめです。
練習は妥協しませんし、誰よりも努力されています。
だからこそ毎日の自己管理(栄養・休養・ケア等)にこそ、力を入れて欲しいのです。
カラダのことを疎かにしていたら、せっかくの努力が報われないばかりか、故障や貧血を招く結果になりかねないからです。
さあ、来年こそ思う存分走りましょう!
皆さんが貧血や故障なく、走り通せることを祈っております。
::: セリアスタッフの舞台裏【振り返り】 :::
「当たり前」のレベルを上げ成長する。そんな1年にしていきたいです。
今年最初のセリア通信に書いた文です。
果たしてそれができただろうかと、この1年を振り返ります。
確実に成長したといえるのが走力。
レースでこそ結果は奮いませんでしたが、年間を通して、1カ月に走る走行距離を200から300kmに増やしました。
目標としていた年間3650kmには及びませんでしたが、それでも怪我無く1年間走ってこられたことには満足しています。
ほかにも生活習慣や勉強、資格取得など頑張ったことはありますが、総じていえば
「まだまだだな」
といった感じです。
現状に満足することなく、さらなる成長を。
そのために何をするのかを考える冬休みにできればと思います。
(山内)
::: 陸上雑感【筋力低下に注意しよう】 :::
インフルエンザやコロナに感染すると筋肉量が著しく低下することを覚えておいてほしい。なかでも38℃を超える発熱後などには筋肉分解による糖新生がなされるため、体重(筋肉量)が一気に減ってしまうのだ。
罹患後、体重が2~3kgも減ったと喜んでいる人がいるが、その分だけ筋肉が減少したということなのである。
そのため症状が回復しても、パフォーマンスはなかなか回復しない。
1~3ヶ月くらい思うような走りができないケースも決して少なくない。
削げ落ちてしまった筋肉を育てるにはトレーニングと回復というプロセスを経る必要がある。
本来の走りが戻るまでは焦らず、じっくりとカラダづくりに努めよう。
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先日、2升分もの、のし餅をいただきました。
お正月まで我慢しなくっちゃ!
待ちきれないかも(笑)
では、また来年。
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