2024年7月2日
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皆さん、お元気ですか。
陸上の日本選手権が閉幕しました。
同時に開催されたU20日本選手権も合わせると、大勢のセリアユーザー選手がご出場を果たされました。
おかげさまで皆さんのご活躍に心躍らせた4日間となりました。
また、別の日の開催となった長距離種目や混成競技にご出場の皆さんも本当にお疲れ様でした。
オリンピック代表選考を兼ねた日本選手権だけに一瞬たりとも見逃せない好勝負ばかりでした。
それだけに現地で応援したかったなぁ・・・。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 取り入れよう暑熱対策
2 セリアスタッフの舞台裏【後半戦に向けて】
3 陸上雑感【五輪代表】
今日のキーワードは「深部体温を下げる」です。
取り入れよう暑熱対策
◆海から上がると・・・◆
ココ千葉県いすみ市は、知る人ぞ知るサーフィンのメッカ!山さんも年に数回ですが友人の誘いで海に入るにわかサーファーです(笑)
とは言っても、波に揉まれては浜に流されての繰り返し・・・。
海から上がるといつもクタクタです。
そんなある日、不思議な現象が、この身に起こっていることに気がつきました。
猛暑だというのに、あまり暑さを感じないんです。
冷房も必要ないほどです。
◆深部体温の影響を体感◆
荒波に揉まれてばかりいるうちに冷たい海水に体温を奪われてしまうのです。そのためカラダの芯まで冷えてしまっているので、しばらくは猛暑の下でも汗もかかず、平気でいられたようです。
ところで2020年夏の東京五輪を前に国立スポーツ科学センターの研究チームから
「競技者のための暑熱対策ガイドブック」
が発行されました。
その主な内容と提案が深部体温を下げることの重要性についてでした。
どうやら山さんがサーフィンの後、いつも感じていた不思議な現象が、暑熱下でのパフォーマンスの向上にもつながるというものでした。
◆深部体温とパフォーマンス◆
生命維持に欠かせない脳や臓器の温度(深部体温)は環境の影響を受けにくいように保護され、通常は37℃に保たれています。ところが、気温や湿度の高い暑熱環境下でのランニング時には体熱の放散冷却が不十分となってしまうため深部体温がどんどん上昇。
熱中症の域になると、40℃にも達します。
この深部体温の上昇がパフォーマンスを低下させ、事故を招き、命を危険にさらす原因となっているのです。
◆深部温度を下げる工夫◆
国立スポーツ科学センターのハンドブックには、競技の現場で行える深部体温の冷却方法が2つ、紹介されています。それによって事故を防ぐことが可能であり、さらにはパフォーマンスも向上するというのです。
東京五輪以降、多くの種目で取り入れられていて成果が見られています。
皆さんにも改めてご紹介します。
①アイススラリー:水と微細な氷がシャーベット状に混ざった氷飲料。
氷が水に溶ける際に体熱の多くを吸収し、深部体温の冷却に有効。
②アイスベスト:冷却材を装着できるベストを着用し、体熱を放散・冷却させるウエア。
どちらも市販品を購入することが出来ます。
また、アイススラリーは「スポーツドリンク+氷」をミキサーにかけて自作することも可能です。
◆使用方法◆
①アイススラリーは、”ウオーミングアップ後に使用する”ことによってレース中の深部体温の上昇が抑えられ、発汗量や心拍数、呼吸も低くなります。
②アイスベストは、
招集所など暑さが避けられない場所等、レース直前の待機場所での着用が有効です。
着用すると暑さからの開放感を感じ、呼吸や心拍数も低下するので、真夏の大会時の集中を高め、リラックスするのにも役立ちます。
今夏も猛暑の予報となっていますね。
アイススラリーとアイスベストを併用するのも一案です。
暑い中でのレースを苦手で、発汗量が多いのが気になる方や全日中やインターハイで暑さに負けずに活躍したい方等にオススメします。
また、アイススラリーもアイスベストも事前の練習が必要です。
いきなり本番で使用するのではなく、練習のなかで試してみてくださいね。
国立スポーツ科学センターの報告によると、アイススラリーをたくさん飲める選手であることも大切な能力のひとつだと書かれていました。
※ハイパフォーマンスセンター学術誌ガイドブック
::: セリアスタッフの舞台裏【後半戦に向けて】 :::
1年の半分が終わりました。この半年間、皆さんが年初に思い描いていたような過ごし方ができたでしょうか?
できていないな~という方。
今からでも遅くありません。
残りの半年、1日1日を大事に過ごしましょう。
私はといいますと、年初にセリア通信で発表した目標
「年間走行距離3,660km」(1日10kmペース)
達成のために走り込みました。
2024年1月~6月の走行距離は1,781km。
1日10kmペースこそ達成なりませんでしたが、体調不良や故障がなく元気に走れていることが収穫です。
1回でもそのようなアクシデントがあると達成が困難な目標だけに、日々の生活習慣、食事、睡眠等を充実させ、セリアも活用することで、体調を万全にし、残り半年も走り続けます。
(山内)
::: 陸上雑感【五輪代表】 :::
パリ五輪代表選手のなかには、陸上競技以外のセリアユーザーもいらっしゃるんです。過酷なトレーニングを支える一助になったのならと祈るような気持ちでご活躍を応援しています。
いつかお会いしてご様子がうかがえたら・・・。
密かにそう願っています。
(山根)
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陸上の日本選手権はもっぱらテレビ観戦となりました。
次回こそは現地で観たい!
そう、思っています。
では、また来週。
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