2024年4月16日
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皆さん、お元気ですか。
この週末、各地で競技会が開催されたようです。
皆さんのシーズン初戦は如何だったでしょうか?
まだシーズンは始まったばかりです。
狙った大会に向けて良い調整ができると良いですね。
本大会では思い通りのパフォーマンスが出来ますことを私たちスタッフも心から祈っております。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 新生活を送る皆さんへ その4
2 セリアスタッフの舞台裏【羨ましいほどのスピード】
3 陸上雑感【トップアスリートと食】
最後はやはり、睡眠のお話です。
「睡眠・運動・食事」この3つを中心に、生活をコーディネートしましょう!
新生活を送る皆さんへ その4
◆ホルモンって、なんだ?◆
ホルモンとは、下垂体(かすいたい)や副腎などの内分泌臓器でつくられる情報伝達物質のことです。ヒトの体内では、およそ100種類ものホルモンがつくられ、血液を介して各器官へと届けられることによって機能を調節しながら健康を保っています。
もし、ホルモンバランスが崩れると、心身に様々な障害が起こります。
◆新生活のリズムを整えるコツ④成長ホルモン◆
なかでもアスリートにとって、大きな影響を与えるのが成長ホルモンです。成長期において、成長ホルモンは読んで字の如く、骨や筋肉、各器官の発達に欠かせない大切な役割を担っています。
また、思春期においては女性は女性らしく、男性は男性らしいカラダとなる「成熟」には欠かせません。
◆成長ホルモンとランナー◆
成長期の、しかもランナーであれば成長ホルモンの十分な分泌が必須です。その理由は次のとおりです。
- 骨量の安定=丈夫な骨をつくるため
- 筋肉量の安定=丈夫な筋肉をつくるため
- 脂肪の代謝=持久力を高める
- 糖質の代謝=血糖値の維持
- 生殖機能の熟成=大人のカラダになるため
- 免疫機能の促進=感染症の予防
◆成長ホルモン不足の例◆
成長ホルモンの不足が誘因となって起こっているとみられるランナーの不調について皆さんも考えてみてください。症例1
医師の診断を仰いでいるのに疲労骨折を繰り返してはいませんか?
食事や栄養面では気をつけているのに・・・。
症例2
体脂肪が減らないどころか、増えていませんか?
まじめに生活しているし、距離は踏んでいるし、しかも食事量は他の選手より、明らかに少ないのに・・・。
症例3
いろいろと気をつけているし、お薬などを飲んでいるのに、生理が止まってはいませんか?
もう、これ以上食べられないほど、食事量も増やしているのに・・・。
これらは成長ホルモン分泌の異常が他のホルモン分泌を乱す原因となることによって、ランナーにもたらす不調の例です。
◆成長ホルモンの分泌と睡眠◆
成長ホルモン分泌の経年変化を見ると小児期に多く、思春期にそのピークを迎えて加齢と共に少しずつ減少します。ヒトがもっとも発育するときにピークがあることをぜひ、覚えておきましょう。
しかしながら、成長ホルモンはトレーニングによるダメージの回復、成長にも欠かせません。
アスリートならこの働きは見逃せませんね。
トレーニング効果を高め、競技力を向上させるためにも「成長ホルモンの分泌が高い生活」を心がけましょう。
成長ホルモンの分泌を促すのが睡眠であり、熟睡すればするほど分泌が高まります。
ぜひ、良質な睡眠をとり、十分な回復・成長を促しましょう。
それが「成長ホルモンの分泌が高い生活」です。
また、原因が明らかでない故障や不調の大きな誘因となっているのが、「睡眠不足=成長ホルモン不足」であることをお忘れなく!
原因がはっきりしない故障や不調を繰り返していたら「良質な睡眠」をとるようにしましょう。
そして、山さんの提案です!
新生活を始めたばかりだったり、原因のわからない不調に陥っていたり、故障や貧血を繰り返していたのなら、1日9時間は寝るようにしましょう。
積極的に就寝時間を早めたり、午睡の時間を設けるなどの工夫をお願いします。
ダラダラしていて、気がついたら寝ていたというのは無しです!
環境を整えて、きちんと寝てくださいね。
昼寝も同様です。
新生活を始める選手の皆さんへのメッセージを特集しました。
その中心となるのが「睡眠」です。
思い通りに走りたいのなら、強くなりたいのなら、ケガや故障を防ぎたいのなら、きちんとした「睡眠」の確保が必須です。
ぜひ、上級生の皆さんも「睡眠を軸にした生活のリズム」の再構築をお試しください。
きっと良い睡眠が、良い目覚めをもたらし、活動を充実させ、回復を促します!
::: セリアスタッフの舞台裏【羨ましいほどのスピード】 :::
週末は千葉県記録会を訪問。主に1500mを観戦しました。
レースを観ての第一印象は
「みんな速いな~!」
特に男子の1番速い組は超がつくほどのハイレベル。
高校生たちが3分50秒切りを狙って走っていました。
私が高校生の頃(20年ほど前)は、そんなタイムで走れると全国トップクラスだと思うのですが、そういう選手が県内に何人もいるなんて。
シューズの進化もあるとはいえ、凄まじいレベルアップです。
最近1km4分を切って走るのでさえ億劫に感じる私にとって、選手たちの走りは格好良く、羨ましい限りです。
もう年だし、スピードは無理だな~って思っていたら、私より年上の方が4分25秒で走っていました。
歳のせいにしてはダメだな。
また、頑張ろう。
(山内)
::: 陸上雑感【トップアスリートと食】 :::
「食事を制御できること」これはトップアスリートが身につけている能力のひとつです。食べたいものを我慢しているのではなく、必要な食べ物は積極的に食べる一方で、競技力向上に不必要なら食べないし、食べようとも思わないというのが共通している点です。
だから、無理なダイエットはしませんし、偏食も見られません。
自分のカラダときちんと向き合えるから、食べ物に関しても「ダメなものはダメ」だと言えるし、TPOをわきまえて、周囲の状況にも自在に合わせられる。
それがトップアスリートです。
(山根)
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こちらでは田植えが始まりました。
早生の千葉米「ふさおとめ」や「ふさこがね」です。
お盆前に迎える新米の季節が今から待ち遠しい・・・。
では、また来週。
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