駅伝に向けた体調管理 #3 内臓疲労について【セリア通信vol.838】

2023年9月19日

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皆さん、お元気ですか。

ラグビーワールド杯フランス大会に出場している
日本代表チームの料理人として
サッカーの男女代表を支えてきた
西芳照さんが帯同されているそうです。

鍛え上げた筋肉の鎧をまとった
ラグビー選手のカラダを維持するには
海外遠征中でも欠かさずに筋トレを続け、
栄養十分な食事を摂り続けねばなりません。

これまでは満足な食事がとれなかったために
コンディションを落とす選手も少なからずいたようです。
そこで経験と実績の豊富な西シェフに白羽の矢が立ったそうです。

ラグビーW杯の予選は1ヶ月に及ぶ長丁場。
きっと食のチカラが選手を後押し
してくれることと信じて応援しています!

◆◇本日のメニュー◇◆

1 駅伝に向けた体調管理 #3 内臓疲労について
2 セリアスタッフの舞台裏【免疫力を上げよう】
3 陸上雑感【蘇る筋肉】

筋肉のダメージは、ほどなく回復しますが
内臓の疲労回復には時間を要します。
がんばり屋さんランナーと
3つの内臓についてのお話です。

駅伝に向けた体調管理 #3 内臓疲労について

◆ランナーと肝臓(かんぞう)◆

肝臓には主に3つの働きがあります。

①糖と脂質の代謝及び、その保存。
②たんぱく質の合成と分解。
③毒素の分解と排泄。

代謝の活発なランナーのカラダは
この機能に支えられています。
だから、走り込んだ後の肝臓は疲れ切っています

◆ランナーと腎臓(じんぞう)◆

腎臓には主に3つの働きがあります。

①血液をろ過し、老廃物を尿として排泄する。
②水分やミネラル類のバランス調整。
③血圧調整したり、造血を促すホルモンを分泌します。

長距離ランナーは腎臓を酷使します。
そして、腎臓は血液の監視役ともなっています。

もし、腎臓が疲れてしまうと、
カラダがむくんだり、血尿が出たり、
貧血になったりしてしまいます。

※ちなみに造血を促すホルモンを
エリスロポエチン(EPO)と言います。

◆ランナーと膵臓(すいぞう)◆

膵臓の主な働きは2つです。

①十二指腸への”すい液”の分泌。
②グルカゴンとインスリンというホルモンを分泌。

すい液とは
無色透明な弱アルカリ性の透明な液体で
胃酸で消化された食べ物を中和し、
さまざまな栄養を分解します。

グルカゴンとは
脂肪組織の脂肪を分解し、ブドウ糖をつくります。
また、肝臓のグリコーゲンをブドウ糖に戻します。

インスリンとは
血中のブドウ糖を細胞に取り込み、
グリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯えます。
余分なブドウ糖は脂肪に取り込みます。

膵臓は、ランナーにとって
何より大切なエネルギー源の
バランス調整を行うホルモンを分泌しています。

◆働き詰めの臓器◆

このように肝臓・腎臓・膵臓は
ランナーの走りを支える大切な臓器です。
皆さんが合宿や強化練習などで走り込めるのは
3つの臓器の働きに支えられているからです。
しかも、これらには休みがありません。

合宿が明けてからもしばらくは
体内に溢れ出ている
老廃物の処理で働き詰めなのです。

◆臓器のコンディションが走りに影響◆

合宿や強化練習を終えて幾日かたち、
筋肉疲労が抜ける頃になっても
3つの内臓はまだ、疲れている場合があります。

カラダは軽いのに、思ったほど走れないなぁ。

走り出しは調子が良さそうなのに、
後半になると息切れしてしまうetc.

このような症状が見られたらまだ、
働き詰めの内臓が声なき声を発して
あなたに訴えかけているのです。
「まだ、疲れが残っている」と。

◆良質な栄養と積極的休養で労ろう◆

このように合宿や強化練習を終えても
しばらくは内臓が疲れています。

筋疲労が取れたからといって、
いきなり走れるものではありません。
まずは上手に内臓を労ってあげてください。

内臓疲労の除去には
良質の栄養が欠かせません。
次の3つを心がけましょう。

①バランスの良い食事
②規則正しい食事
③鮮度の良い生鮮食品

とくに新鮮な魚介類、
実りの秋の旬の食材(野菜・きのこ類・果物等)、
完全食品(卵・牛乳など)の豊富な食卓にすると良いでしょう。

また、積極的休養を取ることも大切です。
散歩(ウォーキング)、入浴、マッサージなども入念にお願いします。

内臓疲労が癒えたら、
走った時の筋肉のバネが違いますし、
後半に失速するようなことはありません。
その感触の違いがわかるようになってください!

◇内臓の疲れを癒す栄養をまとめたセリアロブ

::: セリアスタッフの舞台裏【免疫力を上げよう】 :::

学校ではインフルエンザや新型コロナウイルスに
感染する生徒が増えているそうです。

3年間に及ぶ徹底した感染対策によって
免疫力が低下したというのはよく聞く話です。

加えて、今夏の猛烈な暑さ、
新学期が始まったことによる生活リズムの変化なども
免疫力の低下につながっているかもしれません。

いざという時に体調を崩さないために
出来る限りの対策をとりたいですね。

皆さんに出来るのは

・規則正しい生活習慣の徹底
・よく寝る。熱前のスマホやテレビはNG
・よく食べる。栄養バランスを整えましょう
・手洗い・うがい・歯みがき

加えて、免疫力向上に欠かせないビタミンCが豊富な
セリアCもお役に立ててください。
(山内)

::: 陸上雑感【蘇る筋肉】 :::

千葉県市川市にある真間山弘法寺。
その境内へと通じる高い石段が有名だ。
そこは我が校野球部の厳しい鍛錬の場だった。
野球漫画に出てくるような
大柄な捕手の先輩を肩車して登る毎日。
3年生の春には私の足腰はパンパンだった。
あれから45年。
今、坂ダッシュやランジをやるたびに、
あの頃鍛えた筋肉が蘇える。
決してランナーのそれ、ではないのだが、
安全に楽しく走る続けるためにはきっと役立つだろう。
高校時代に育てた脚が、
私の走りを支えてくれていると思うと
なんだか嬉しい。
(山根)

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各地で新人戦が開催されていますね。
まだまだ暑いので体調にはくれぐれもお気をつけください。

では、また来週。


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