2023年8月1日
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皆さん、お元気ですか。
いよいよ明日、インターハイの陸上競技が
北海道札幌市厚別競技場で開幕します。
2日(水)の初日には
注目のスピードランナーが集う
男女1500mの予選が行われます。
山さんも現地で応援しようと計画をしていたのですが、
ホテルもレンタカーもビックリするような値段で
残念ながら取り止めました。
出場する選手、スタッフ、保護者の皆さんにとって
素晴らしい時間となりますよう心より応援しております。
良い知らせ、待ってますね!
◆◇本日のメニュー◇◆
1 皆様からの生の声にお答えします。
2 セリアスタッフの舞台裏【教育としての部活動】
3 陸上雑感【きっかけ】
みなさん、夏休みに入って
かなり走り込んでいるようですね。
そんな選手から早速、ご相談がありました。
同じ悩みを抱えている方の参考になるかも知れません。
いくつかご紹介します。
皆様からの生の声にお答えします。
◆相談①合宿中、眠れないのですが・・・◆
合宿や遠征などで環境が変わると眠れない。そんなランナーは案外、多いんです。
なかには枕を持参するなどの対策を講じている方もいるようですが、
なかなかいつものようには眠れないと言います。
◆対策◆
そんなときは次のことを心がけましょう。①就寝前にやるべきこと(着替え、歯磨き等)をきちんと行いましょう。
②就寝前に次の日の準備も済ませておきましょう。
③アイス枕、氷のうなどで頭を冷やしましょう。
④たとえ熟睡できなくても目を閉じて、心静かに横になっていてください。
⑤眠れなかったとしても、やることをやって横になっていたら
カラダを休めることができたと思ってください。
◆解説◆
食欲や睡眠、発汗など、体調を調節する自律神経系の副交感神経の働きが優位になることによって、
眠りやすくなり、睡眠の質も高まることが知られています。
そのためのカギは”リラックス”することです。
寝る前の行動をいつも通りにする(睡眠前行動)こと、
そして脳や内臓の温度(深部温度)を下げること、
就寝前のゲームやスマホなどを止めること、
それらを促す行動をとることによって
ココロとカラダを落ち着かせて
副交感神経を刺激し、眠りやすい環境をつくりましょう。
やるだけのことをやっても眠れない場合は、
焦ることなく横になって脳と内臓の疲労を癒すことが大事です。
あまり不安がらずに、それができたら”良し”としてください。
◆②お腹の調子が気になって仕方がないのですが・・・◆
環境が変わると下痢や便秘気味になる。そんなランナーも多いんです。
なかには過敏性腸症候群と診断されていて、
常日頃から下痢に悩まされている方もいるようです。
合宿や遠征などによって生活環境が変化すると、
不安や緊張などによるストレスも増大しますね。
その影響がお腹を直撃するのです。
長時間走るランナーにとって
お腹の調子は一番の心配ごとに違いありません。
◆対策◆
そんな方は次のことを心がけましょう。①食事はいつもより、よく噛んで食べるようにしましょう。
②苦手な食べ物は、あらかじめ先生に伝え、避けるようにしましょう。
③日頃から食事内容や便通などを練習日誌に記録しておきましょう。
④早寝・早起きを心がけ、余裕を持ってトイレに行くようにしましょう。
◆解説◆
お腹を壊しやすい方を調べてみると、食べ物を噛まずに飲み込んでいる傾向があります。
とくに合宿などでは新鮮なお野菜や果物を食べる機会が増えますね。
限られた食事時間で、しかも激しい練習で食欲も低下気味。
そんなときは消化器官の働きも弱っています。
だからこそお腹をいたわる気持ちを持って
ゆっくり丁寧に噛んで食べるようにしましょう。
また、なかには乳製品(ヨーグルトを含む)や小麦などが
影響している方もいらっしゃいます。
日頃から、何を食べたら調子を崩しやすいかなどを
チェックするように心がけましょう。
::: セリアスタッフの舞台裏【教育としての部活動】 :::
”駅伝には普段から真面目に努力を積み重ねてきた選手を使う。走力はあっても、授業や練習をサボるような選手は使わない。”
普段からお世話になっている駅伝部の先生のお言葉です。
レースの勝ち負けだけを考えるなら、
走力がある順にレギュラーになることでしょう。
でも、教育としての部活動と考えるなら、
普段からコツコツ真面目に頑張ってきた選手を
起用するのも良いのではないでしょうか?
先生は言います。
”頑張ってきたやつが報われず、
頑張ってないやつが報われるのは虚しいじゃないか。”
個人的には、頑張っている選手が
その努力を認めてもらえることによって
チーム全体にも”がんばらなきゃ"という
雰囲気が広がれば良いなと思っています。
(山内)
::: 陸上雑感【きっかけ】 :::
故障したら、故障部位の名前はもちろん、その役割や動きについて調べてほしい。
そのことがトレーニングにもきっと役立つだろう。
貧血になったら、血液検査項目について
しっかり覚えて、理解を深めてほしい。
それが再発予防やコンディショニングアップに役立つだろう。
あなたのカラダを治して、育てるのは
医師や、薬や、トレーナーではなく、
あなた自身なのだから。
故障も貧血もそんなきっかけにしてほしい。
正しい知識と理解のきっかけに・・・。
(山根)
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畑の土がカラっからに乾いています。
久しく雨が降っていません。
それはそれで困りもの。
では、また来週。
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