2015年7月28日
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皆さん、お元気ですか。
北海道インターハイ2023出場をかけた
都道府県予選が各地で開催されています。
とはいえ高校生は中間試験の真っ只中ですね。
大会会場に設置されたチームテントを訪ねると
教科書を開いている選手を見かけることがあります。
競技やサポートの合間に勉強するなんて、素晴らしいです！
こんなふうに空き時間を上手に利用すれば
生活を乱さずに勉強ができますね。
きっとこれが、強さの秘訣！！
大事な試合や試験のときこそ、
生活のリズムを守って
体調保持に努めましょう。
◆◇本日のメニュー◇◆
１ ランナーとGOT（AST）
２ セリアスタッフの舞台裏【関東インカレ】
３ 陸上雑感【伝導率】
先週に引き続き、血液検査時に
注目してほしい項目の解説です。
ランナーとGOT（AST）
◆GOT（AST）って、なんだろう？◆
GOTとは、肝細胞や心筋、赤血球、筋肉にある酵素です。
タンパク質を分解してアミノ酸をつくり、
代謝を促進する働きを有します。
ランナーにおいては
オーバートレーニングで
肝蔵などに疲労が蓄積したり、
筋肉や血液が破壊され続けると
その数値が高くなります。
GOT
グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミラーゼのこと。
AST（アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ）とも呼ばれる。
血液検査では肝機能を調べる主要項目の１つである。
◆ランナーの場合◆
GOTはCKと同様に骨格筋および赤血球の破壊によって
血中の溶出量がめだって増加する酵素です。
CKは運動直後から翌日にかけて高い値を示しますが、
GOTは組織破壊やダメージの積み重ねと共に徐々に上昇します。
ランナーにおいては
GOTが基準値を超えていたら、
過労状態にあるということができます。
※GOTの基準値 7～38（IU/L）
◆症状は貧血より重いケースも◆
GOTが上昇すると肝機能が低下し、重い疲労感に苦しめられます。
その症状は貧血に似ていて
意欲が失せるばかりか、
寝起きが悪くなったり、
眠さやしんどさで
競技はもちろん、
日常生活にも支障が現れます。
◆GOTの高い選手◆
GOTが高いということは疲労が蓄積している状態です。
何も対処せずに放置するとカラダはもちろん、
ココロにまで影響が及んで”燃え尽き症候群の引き金”となることもあります。
また、筋肉や血液などの組織破壊も進行していますので、
故障や貧血のリスクもきわめて高いと言えるでしょう。
なかにはオーバートレーニングに慣れてしまって
”疲れていることすら分からなくなっている”
ケースもあるのでご注意ください。
◆対処法について◆
GOTが基準値を超えていたら、疲労回復に専念しましょう。
個人差はありますが、
回復までは時間を要しますので、
そのつもりでしっかり取り組んでください。
①まずは監督・コーチに相談しましょう
血液検査結果・医師の診断結果を伝えて、
回復までのスケジュールを打ち合わせましょう。
カラダの状態、ココロの状態などもチェックしながら
回復状態を推しはかると良いでしょう。
②良質な栄養をとりましょう
主食、主菜、副菜、汁物、果物など、
食事栄養バランスを整えるようにしましょう。
主菜や副菜、汁物などで良質なタンパク質を多く含む食品を
毎食１～２品目摂るように心がけましょう。
※例えば、夕食の主菜にマグロのお刺身、副菜に冷奴、汁物はアサリ汁など。
③十分に休養しましょう
積極的に休養（ウォーキング、マッサージ、入浴など）を取り入れ、
心身ともに休まるように工夫してください。
肝機能が回復するにつれ、
”動きたくなる”衝動にかられます。
それが回復の合図となることでしょう。
”GOTが高い=過労”の危険信号です。
どうぞ覚えておいてください。
疲労が気になるあなたへオススメのセリア
【セリアロブはこちらから】 https://www.cf-seria.com/lobb2.html
::: セリアスタッフの舞台裏【関東インカレ】 :::
この５年間、千葉県内の大会のみを訪問してきた私ですがこの度はじめて関東インカレを観戦するために
神奈川県の相模原まで行ってきました。
今まで千葉県の中高でみてきた選手、
各大学のセリアユーザーさん、
そしていつもお世話になっている大学の監督・コーチさんたちに
お会いするのが目的です。
高速道路を使っても片道３時間という長旅でしたが
会場についたあとは、本当にたくさんの方とお会いできました。
レースを観る時間より競技場の周りで
話をしていた時間の方が長かったかもしれません。
来年、再来年と
多くのセリアユーザーさんが大学に進学することでしょう。
また大学の大会を訪問して、セリアユーザーさんたちに
お会いできるのを楽しみにしています。
次はもう少し近いところで開催してほしいなあ。
（山内）
::: 陸上雑感【伝導率】 :::
レース直後、１人の選手が歩けなくなっていた。
どうしたのかと尋ねたら、
両足裏の皮が剥け痛いのだという。
患部を見せてもらうと
中央部分にできた
大きな水膨れが
裂けていた。
どうやらヤケドのようだ。
この日は5月とは思えぬ真夏日を記録。
走路は焼けるように熱かったという。
裸足にスパイクで走った彼の足は
熱さと擦れに耐えられなかった。
ちなみにカーボンは
アルミや銅より
はるかに熱伝導率が高いことを
知っておいてほしい。
（山根）
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
日本陸連から連絡がありました。
「公認コーチを抽選で日本選手権にご紹介！」
以前は資格保有者全員、無料だったのに・・・。
では、また来週。
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