2021年10月26日
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皆さん、お元気ですか？

　箱根駅伝、
　全国高校駅伝、
　そしてクイーンズ駅伝出場を決めた皆さん、
　本当におめでとうございました。

　箱根駅伝予選会当日の会場は
　かなりの強風が吹き荒れていたようです。
　予選会上位のチーム関係者にお話をうかがいましたら、
　風の影響や気温上昇などに備えて現地入り後に急遽、
　設定タイムを遅くして臨んだそうです。

　それが功を奏したのでしょう。
　たしかに100位以内の選手は、
　ほぼイーブンペースで走り通しました。
　一方で出場を逃したチームの選手の多くは
　後半に大きく失速してしまったようです。

　ハーフマラソンを走り切るのはほんとうに大変なんですね。
　走力だけではなく、当日の気象条件やレース展開を読む判断力も必要なのですから。
　改めて箱根駅伝予選会の奥深さを知った気がします。
　
　今週も各地で高校駅伝の代表争いが行われますね。
　出場選手の皆さんのご活躍を応援しています。
　
　　◆◇本日のメニュー◇◆

　１ まだ間に合うコンディショニング　その4
　２ 山内の食事栄養プチ情報【お昼は自炊？③】
　３ 陸上雑感【LIVE配信】

　レースの最中に突然、腹痛に見舞われたことはありませんか？
　
　＊…＊────────────────────────────────────── ＊…＊
　　 　 まだ間に合うコンディショニング　その4
　＊…＊────────────────────────────────────── ＊…＊
　
　◆鉄則4”ウオーミングアップは入念に行おう”◆

　鉄則：ダッシュ走や流しなども入念に行おう！
　解説：”レース序盤から中盤にかけて、
　　　　こらえ切れない激しい腹痛に見舞われた”
　　　　そんなご相談が多数寄せられています。

　　　　その主な原因はアップ不足です。

　　　　レース前、ジョグやストレッチ、体操などは誰もが入念に行っていますね。
　　　　ところが、ダッシュ走や流しは不十分という選手が多いんです。
　　　　この状態でいきなりハイスピードで走ってしまうと
　　　　肝臓の血の巡りが追い付かなくなりうっ血し、
　　　　腫れてしまうため激痛を発症するのです。
　　
　◆内臓の血の巡りを良くしておこう◆

　１次アップではジョグを入念に行い、
　全身の血流を緩やかに高めましょう。
　しかしながら、それだけでは不十分です。
　
　２次アップではダッシュ走や流しを十分に行いましょう。
　すると心臓や肺の活動が一気に高まります。
　このときに肝臓や腎臓などの内臓へ
　血液が一気に流れ込みます。
　これが大事なのです。
　
　◆レースペースに難なく対応◆

　心肺や内臓のウオーミングアップを十分に行っていれば
　血流の増加にも難なく対応するため、
　うっ血による腹痛は発症しません。
　
　スタート直後は興奮のあまり、
　どうしてもオーバーペース気味になりがちですね。
　そんなときこそ心臓や内臓のウオーミングアップが効いてくるのです。
　　
　◆10分を目安に◆

　心肺や内臓のウオーミングアップ。
　その効果が持続するのは約10分ほどです。
　これまで腹痛に悩まされている方は
　スタートの約10分前までに
　ダッシュ走を済ませましょう。
　そこでしっかり心臓や肺、
　内臓に刺激を入れるのです。
　ハアハア、ゼイゼイするくらいのスピードでしっかり走りましょう。
　十分に刺激が入ったら、
　ゆっくりと深呼吸をしながら
　心静かにスタートの時を待ちます。
　
　◆自分流を見つけよう◆

　ちなみに筋肉のウオーミングアップ効果は約60分ほど保たれます。
　レースの１時間ほど前までにジョグや体操、
　ストレッチを終えておくのにも
　理由があったのです。
　
　そして、何気なくやっていたレース前のダッシュ走や流しにも意味がったのですね。

　いままで思わぬ腹痛に見舞われて苦しんだことのあるあなた！
　次のスピード練習前に試してみて下さいね。
　そして、どの程度の刺激をいれるべきかを探ってみて下さい。
　その量や程度には個人差があるでしょうし、
　季節や天気なども影響するからです。

　いろいろ試して、自分流を見つけましょう！

　参考にしてください！

　　　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

　::: 山内の食事栄養プチ情報【お昼は自炊？③】 :::

　自炊が必要だけど料理は苦手で
　火は使えませんという方のための
　簡単自炊シリーズ。

　今週は副菜の紹介です。
　副菜は文字通り、肉魚のような
　主菜ではないおかずのことを指します。
　
　例えば野菜料理。
　生で食べられるミニトマトやレタス、キュウリのサラダ。
　お湯や電子レンジがあるなら冷凍野菜の活用も。

　野菜に豊富なビタミンCや熱や水に弱いので
　セリアＣで補うと良いですね。
　
　野菜ジュースの活用も良いですが、
　あくまで飲み物なので、補助的なものとして考えましょう。
　糖分が多いものもあるので要注意です。
　
　もう１つおススメしたいのが汁物。
　これから寒い時期には欠かせません。
　インスタントみそ汁などを活用しましょう。
　乾燥わかめを入れるとミネラルがアップします。

　つづく。
（山内）

　::: 陸上雑感【LIVE配信】 :::
　
　多くの大会が無観客開催となって久しい。
　それでも近頃はライブ配信中継の視聴が可能となった。
　トップ選手の集う注目の大会のみならず
　地方の中高生たちの熱戦が
　観られるのが嬉しい。
　思わず画面に釘付けになるような
　白熱したレースに出会えることもあるからだ。
　とは言えこれは本来の姿ではない。
　早く声援が戻ってきて欲しい。
　人影のまばらな競技場を観て、
　そう願った。
　　　（山根）
　
　　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
　
　日が暮れると一気に冷え込みます！
　練習後は素早く着替えて保温に努めましょう。
　冷えは万病のもとですから。

　では、また来週。

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