故障と部位について(足底腱膜炎、中足骨疲労骨折)【セリア通信vol.702】

2021年2月9日

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皆さん、お元気ですか?

高校生ランナーのSNSを見ていたら、練習後にコーラを一気飲みしている姿がありました。
厳しい練習を終えた、自分へのご褒美でしょう。
その気持ち、痛いほど分かるんです。
高校時代の山さんも、そうでした。

でも、健康のためには止めるべきです。
ましてや全国での活躍を夢見る有望選手。
きっと彼は分かっているだろうけど、ほんのリラックスのはず・・・。

第一線で大活躍している選手は皆、口を揃えて同じことを言っているんです。
「競技の妨げになるものは欲しくなくなった」、と。

将来を嘱望されている選手だから、きっと同じ考えにたどり着いてくれるでしょう。
だから、くどいことは言いません。

今度会ったら、そっと伝えてみます。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 故障と部位について(足底腱膜炎、中足骨疲労骨折)
2 山内の食事栄養プチ情報【レバーの注意点】
3 陸上雑感【シューズへの順応】

あなたはスネより下のどこかに故障や痛みを抱えていませんか?
早期回復や再発予防には栄養が欠かせないようです。
一緒に探ってみましょう!

故障と部位について(足底腱膜炎、中足骨疲労骨折)

◆足底腱膜とは◆

足の裏、土踏まずはアーチ型の構造をしています。
それを踵(かかと)から足指の付根にかかけてピンと張りながら、支えているのが足底腱膜(そくていけんまく)です。
これがスプリングの役目を果たして、体重や走る衝撃を吸収したり、分散させています。

◆中足部(中足骨)の負荷を軽減◆

丈夫でしなやかな足底腱膜であれば、衝撃の吸収や分散がスムースに行われるため、足の甲=中足部への負担はかなり軽減されます。
ところが、過労や栄養不足から足底腱膜の強度が弱ってくると、次第にアーチが下がってしまいます。

◆アーチが下がると・・・◆

走り過ぎや栄養不足が続くと、足底腱膜の張力が徐々に弱まります。
そのためアーチが保持出来ず、下がってしまうのです。
この状態では走る際に生じる衝撃が中足部の骨に直接加わります。
それが続くと疲労骨折を招くのです。

◆対処と再発予防◆

このように足裏や甲の障害からの早期回復、そして再発予防には足底腱膜の強度を保持することが有効です。
その源となるのが栄養摂取です。

足底腱膜はアキレス腱などと同じコラーゲン線維で出来ています。
ご存知のとおりコラーゲン自体はたんぱく質の一種なのですが、無血管組織なので、なかなか栄養が行き届きません
毎日の地道な摂取こそが望ましいのです。

近年、中高生ランナーにおける中足骨の疲労骨折がとても多くなりました。
これには食生活の変化(煮魚や煮込み料理を食べなくなったこと)などの影響も考えられています。
実際、皆さんのご家庭では如何でしょうか?
カレイやイワシの煮魚などは食べているでしょうか??

冬から春にかけては鍋料理が美味しいですね。
タラや鮭の切り身、鶏の骨付肉などの寄せ鍋ならコラーゲンもたっぷり摂れるでしょう。

でも、毎日の摂取ならセリアが便利です!

皆さんの早期回復と再発予防を祈っています。


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::: 山内の食事栄養プチ情報【レバーの注意点】 :::

豚レバー100gあたりには13mgの鉄が入っています。
これはアスリートの1日の鉄分推奨摂取量の半分ほどです。

とても便利なのですが、
 食べ過ぎには危険も潜んでいるので覚えておきましょう。

レバーにはビタミンAが多く含まれています。
皮膚や粘膜の健康を保ち、風邪を防いだり、暗い所での視力を保ってくれる大切な栄養です。

ところが摂り過ぎると頭痛・疲労・筋肉痛・骨障害などを引き起こします

高校生1日あたりのビタミンA摂取量上限は2,500μgですが、豚レバー100gを食べたとするとビタミンA13,000μgとなり、摂り過ぎということになります。

レバーの摂り過ぎは危険だからこそ、セリアスタッフはカラダに優しい鉄分補給方法として「赤身の肉・魚+セリアFe or セリアジョブ」を推奨しています。
(山内)
 

::: 陸上雑感【シューズへの順応】 :::

「箱根の山下りを走った2週間後にレースに出られる」
先日訪問した大学のコーチがそう、私に語ってくれた。
それほどまでに厚底シューズは衝撃吸収性においても進化しているらしい。
また、トラックレース前にスパイクを履いて練習するように、大会前、如何にして厚底シューズに順応させるかも戦略上欠かせない要素となっているらしい。
とは言え、高価で希少なシューズだけに高校生が練習に履くのは難しいだろう。
でも、そうなる日も近いかも知れない・・・。
(山根)

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水泳の池江選手、ついに表彰台に上がりましたね。
その存在感たるや他のスイマーを圧倒していました。
山さんはただただ感動しました。

では、また来週。


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