2020年4月21日
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東日本大震災発生後、世界各国から激励のメッセージが日本に寄せられました。
大好きなニュージーランドからはこんな言葉が届きました。
「KIA KAHA」
キア・カハとは原住民マオリの言葉で「強くあれ」という意味です。
シンプルだけど力強くて明るい響きが大好きです。
今こそ、皆んなに送ります。
KIA KAHA!
◆◇本日のメニュー◇◆
1 時間と栄養 その1「朝食」
2 山内のなんでだろう【早食い】
3 今週のアクション【今こそ、ONEチーム!】
トレーニングや食事にはベストタイミングがあります。
その関係について考えてみましょう。
時間と栄養 その1「朝食」
◆エネルギーの貯蔵◆
摂取した糖質はまず肝臓に、次に筋肉を中心とした全身に運ばれ、その大部分はグリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯えられます。肝臓のグリコーゲンは血糖値を一定に保ちながら空腹時のエネルギー供給源としての役割を果たしています。
◆就寝中に脳が消費◆
脳は体重の約2%に過ぎませんが、そのエネルギー消費量は20%にも及びます。また、脳は睡眠中も休まず活動しているため寝ている間にもエネルギーを消費します。
就寝中の血糖値を維持するために肝臓のグリコーゲンが供出され8時間後には空になります。
◆朝食のメリット◆
就寝中に空になった肝臓のグリコーゲンは朝食によって速やかに回復させる必要があります。それによって体調を整える生体リズムの働きがスムースになるからです。
肝臓グリコーゲンが満タンになることによって血糖値、体温の保持、エネルギー代謝、ホルモン分泌が安定します。
これにより心身の活動力が一気に高まるのです。
◆集中の持続◆
朝食をしっかり食べる規則正しい食生活をすると肝臓と筋グリコーゲン貯蔵量が安定し、夕方のトレーニング時にも血糖値が下がりません。エネルギー切れを起こすこともなくなり、最後まで集中した練習が可能となります。
◆欠食は集中力を失う◆
一方、朝食を食べずにいると肝臓と筋グリコーゲン貯蔵量が不安定になり、血糖値の日内変動が激しくなります。集中力が欠如しやすくなり、スタミナが無くなります。
そのため好不調の波が激しくなったり、練習がこなせなくなり、トレーニング効果も上がりません。
このように朝食を食べるか、食べないかがトレーニングや学習の質を左右し、その効果を二分してしまうのです。
また、朝食の欠食によって下がった血糖値を上げるために砂糖などのエネルギー源を欲っします。
菓子パンやチョコレート、アイスクリームなどが異常に食べたくなったりしたことはありませんか?
そういう生活が続くと血糖値のコントロールが困難になり、過食を招くばかりではなくホルモン分泌の異常を来し体調を損ねます。
健康の保持・増進、そしてトレーニング効果を高めるカギは朝食にありました。
まだまだ自宅で過ごす毎日が続きますが、朝食だけはしっかり食べましょうね。
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::: 山内のなんでだろう【早食い】 :::
よく噛んで食べましょう。それは血糖値の乱高下を避けるためです。
早食いをすると血糖値が急上昇します。
そのためインスリンが過剰に分泌され各組織に糖質をどんどん送り込みます。
組織で受け取り切れなかった糖は体脂肪として貯えられることになります。
そして、急に上がった血糖値はその後、急に下がって低血糖になります。
低血糖状態になると、疲労・眠気・不安・無気力、さらに頭痛・イライラなどの症状が現れます。
これらを避けるためには、よく噛み時間をかけて食べる。
これに限ります!
また、野菜や汁物から食べることによって血糖値の上がり方が緩やかになるので食べる順番にも気を配りましょう。
(山内)
::: 今週のアクション【今こそ、ONEチーム!】 :::
世界中が一丸となって難局を乗り越えようとしています。今こうしている間にも未知なる病と決死の覚悟で闘っている人たちがいます。
身勝手な行動は慎みましょう。
呼びかけに応えましょう。
今こそ、ONEチーム!
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ランニング楽しんでいますか?
皆さんはルールを守って走って下さいね。
いついかなる時も子供たちにお手本を示しましょう!
では、また来週。
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