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2020年3月17日
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皆さん、お元気ですか。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 春に多いトラブル ~過敏性腸症候群~
2 山内のなんでだろう【納豆がない!】
3 今週のアクション【キャップを被ろう】
進学・就職で生活環境が変わった皆さん、新チームのキャプテンになった皆さん、プレッシャーを感じている皆さん、そんなあなたに読んで欲しいお話です。
春に多いトラブル ~過敏性腸症候群~
◆何となく続く下痢・便秘◆
春には激しい緊張や不安から自律神経の働きがたかぶり進み下痢や便秘を引き起こす選手が増えます。この症状を「過敏性腸症候群:IBS」と呼びます。
※ IBSとは Irritable Bowel Syndromeの略です。
◆男性は下痢型、女性は便秘型◆
男性選手には突発性の激しい下痢症状が見られたり、慢性的な下痢や軟便に悩むケースが多いです。一方、女性選手は圧倒的に便秘が多く、長引くことで悩み苦しむ選手も珍しくありません。
◆脳からの指示◆
激しいストレスを感じると脳から腸へ信号が送られます。外敵から身を守るために身構えるのです。
体内の異物はすべて排泄してしまい、余分なものは取り込ませない。
下痢も便秘もそう指示されて発症しているのです。
◆腸からの指示◆
腸はヒトの免疫系の最前線を任されています。だからストレスに真っ先に反応します。
また、腸が防御を固めていると脳の緊張状態も続きます。
長引く下痢や便秘の裏にはストレスの悪循環が潜んでいるのです。
◆お腹から解放する◆
腸の大事な働きの1つが神経伝達物質のセロトニンの生成です。食事で摂取した必須アミノ酸のトリプトファンから作られます。
トリプトファンは肉や魚に多く含まれている栄養です。
これらの良質なタンパク質を摂取しないとセロトニンが不足してしまいます。
セロトニンは通称「幸せホルモン」とも呼ばれています。
脳をリラックスさせ、幸福感を抱かせる成分だからです。
腸の働きが鈍くなると、このセロトニンが不足します。
そのため脳がリラックス出来ず、緊張状態が解けません。
ストレスがきっかけで発症した過敏性腸症候群は腸の働きが鈍くなることによって更に悪化し、長引いてしまう傾向があります。
これらの症状の緩和には、不の連鎖を腸から断ち切り、心を解きほぐしてあげる必要があります。
そのためには、
1、起床後、すぐに日光を浴びる。
2、肉や魚などのタンパク質食品をしっかり食べる。
3、お味噌汁・ぬかみそ漬け・ヨーグルトなどの発酵食品を食べる。
4、野菜や果物をしっかり食べる。
なかなかお腹の調子が整わない方、ぜひ、お試し下さい。
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::: 山内のなんでだろう【納豆がない!】 :::
少し前からでしょうか。
スーパーの棚から納豆が消えました。
毎朝、納豆を食べる山内家にとっては一大事です。
調べてみると品薄の背景には新型コロナウイルス対策で免疫力を向上したいという消費者心理があるというのです。
対コロナ対策の効果の程は別として免疫力を高めたいという意識そのものはとても良いことです。
とは言え、いつも納豆を食べていた人にとっては困りもの。
納豆が無かったらいったい何を食べれば良いのか?
同じ大豆製品である豆腐やみそ汁。
海藻類や乳製品も良いかも知れません。
食事を大事にするアスリートなら、何かが食べられないとしても別の食品で補うことを考える。
それも大事ですね。
(山内)
::: 今週のアクション【キャップを被ろう】 :::
春の日差しは強烈なんです!長時間浴びていると、肌が傷つくほどです。
黒く焼けた肌は、2~3日後に剥がれ落ちますね。
傷んだ皮膚は修復され、古い組織が除去されるからです。
同じように紫外線は眼も傷めます。
だから紫外線対策をしっかりしましょうね。
男子はキャップが必携です。
女子は日焼け止めクリームを上手に利用して下さい。
それでもランナーはいずれ日焼けします。
無理なく時間をかけて少しずつ焼けた肌は一気に焼いた肌よりずっと健康です。
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あともう少しの辛抱ですね。
皆んなで一致団結してウイルスの蔓延を防ぎましょう。
いつも通りの毎日が必ずやって来ると信じています。
では、また来週。
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