2020年3月24日
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皆さん、お元気ですか。
引き続きセリアスタッフによる栄養・コンディショニング無料診断を行っています。
活動自粛期間の今こそ知識や教養を高めるチャンスです。
自分の状態を知り、改善策を一緒に考えましょう。
手続きはとっても簡単です。
所要時間は約3分。
下記のURLから質問シートにご記入下さい。
http://www.cf-seria.com/mail/contact.html
皆さんのご利用をお待ちしております。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 春に多いトラブル ~疲労骨折~
2 山内のなんでだろう【厚底シューズ4%】
3 今週のアクション【3つの密をつくらない】
間もなく新年度。
競技会シーズンも間近ですね。
そんな矢先に足の甲や脛(すね)に痛みが・・・。
春に多いトラブル ~疲労骨折~
◆日照不足の影響◆
骨の成長にはビタミンDが必要です。血中のカルシウムやリンの濃度を調整し、丈夫な骨をつくるためには欠かせない栄養です。
不足すると骨や歯の成長が不十分となります。
日光に当たると体内でも作られますが、秋から春にかけては日照時間が短く、ランナーは皆、厚着となるので、不足しやすいようです。
◆食事のかたよりも影響◆
寒い季節は体温を一定に保持するためにたくさんのエネルギーを燃やします。そんなカラダの欲求に身を任せ、ついつい炭水化物や脂質の多い食品ばかりを摂取していると、体重ばかりが増えビタミンDが不足。
骨の成長がおろそかになってしまいます。
◆いくつかの原因が重なって◆
このように日光浴不足と食事のかたよりが重なるとビタミンD不足を招き、骨の成長を妨げます。また、体重の増加が骨への負担となり疲労骨折のリスクが高まります。
この状態での無理はあまりにも危険です。
こんな選手は疲労骨折に気をつけて下さい。
1、ご飯や餅、パンやめん類などの炭水化物系食品が大好きだ。
2、魚介類をほとんど食べない。また、シイタケが苦手だ。
3、どちらかというと色白で、冬はほとんど日光に当たらない。
4、春先はいつも体重オーバーに悩んでいる。
5、乳製品をあまり食べない。
◆まず負担を減らし、基礎練習を積む◆
まず、余分な脂肪を燃焼させ、骨への負担を軽減させましょう。それには起床直後のL・S・Dが有効です。
※脂肪燃焼についての詳細はこちらを参照して下さい。
http://www.cf-seria.com/melma_2017/melma_2020_652.html
次に、カラダづくりのトレーニングを慎重に行いましょう。
本格的なスピードトレーニングやペース走を行うために必要な筋力や筋持久力を養います。
きつくて、辛くて、しんどい基礎練習を積み重ねる。
それが大事です。
◆次にビタミンDを摂取しよう◆
骨を丈夫にするために必要なビタミンD。それが豊富な食品を積極的に食べ、丈夫な骨を作りましょう。
イワシ、サンマ、サケなどの魚介類をはじめ、干し椎茸やキクラゲなどのキノコ類に多く含まれる栄養です。
油に溶ける「脂溶性ビタミン」なので、炒め物やソテーにすると吸収効率が高まります。
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::: 山内のなんでだろう【厚底シューズ4%】 :::
ナイキの厚底シューズ。初期型は名前の最後に4%とありますが、いったい何の数字でしょうか?
その数字は速さではなく、走りの経済性=ランニングエコノミー(以下RE)の変化を表しています。
コロラド大学で行われた既存シューズとの比較研究では被験者18名のうち、REは最小で1.59%、最大で6.26%、
平均して4%の向上となったそうです。
REの変化率が分かれば、身長・体重・速度をもとに予測タイムが計算でき、逆もまた可能です。
ちなみに山内のREは2.7%の恩恵となりました。
皆さんもぜひ調べてみて下さい。
詳しくは下記のリンクをご覧下さい。
あなたがナイキヴェイパーフライ4%に対してバイオメカニクス的に知りたかったことすべて
引用
Allison Goldstein. Feb 23, 2019
“Everything You Wanted to Know About the Biomechanics of the Nike Vaporfly 4%”
Runners World
(山内)
::: 今週のアクション【3つの密をつくらない】 :::
COVID-19の影響は、まだ続くと思われます。そんな中で心配なのは集団感染(クラスター)です。
もし、皆さんのチームがそのような事態に陥ったら・・・。
今後の活動にも大きな支障を来しかねません。
そうならないためにお願いします。
3つの密を作らないようにしましょう。
1つ目は「密封」です。
こまめに空気を入れ替えましょう。
2つ目は「密集」です。
狭い部屋でのミーティングは避けましょう。
3つ目は「密接」です。
お互いに程よい距離を保ちましょう。
もし、皆さんが罹患しても大事には至りません。
でも、皆さんの周囲の方に影響が及びます。
そのことを自覚して行動するのもアスリートの努めですね。
率先して感染防止に努め、一日も早い収束を後押ししましょう。
アスリートの皆さんの頑張りに期待しています。
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県立や都立の競技場は一般開放しているところが多いようです。
都立舎人公園競技場には練習場所を求めて大勢の選手たちがやって来て各自で練習していました。
何かと大変な毎日がまだまだ続きそうですが、どうか充実した時間を過ごして下さい。
では、また来週。
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