2019年2月12日
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皆さん、お元気ですか。
大学生の皆さんは春休みに入りましたね。
各地で強化練習が盛んに行なわれています。
合宿では卒業を控えた高校生の姿もちらほら・・・。
その表情は硬く、動きもぎこちありません。
大きな期待を背負って故郷を出たのでしょう。
その分だけ不安も大きいはずです。
充実した学生生活になりますよう陰ながら応援しています。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 血液を育てる #2
2 ココに注目!【オンとオフ】
3 山さんのつぶやき
血液は立派なカラダの組織です。
血液が上手に育てば、カラダも自ずと丈夫に育ちます。
また、カラダが育てば、血液も充実するのです。
血液を育てる #2
◆骨髄(こつずい)でつくられる◆
すべての血球(赤血球・白血球・血小板)は骨髄中の造血幹細胞の分化によってつくられます。自分と同じ細胞を複製する能力と複数の血球に分化する能力を兼ね備えているのが造血幹細胞の特徴です。
この力によって血液は保持されるのです。
◆造血の場とその推移◆
乳幼児期の造血は、全身の骨髄で行なわれます。思春期を過ぎる頃から、次第に造血部位が減り始めます。
成人になると末端の骨では行なわれなくなり、カラダの中心を成す骨の骨髄のみとなります。
※成人の造血部位(頭蓋骨、胸骨、肋骨、椎骨、骨盤、大腿骨)
◆骨髄とは◆
骨髄は骨の髄腔(ずいくう)を埋めている柔らかい造血組織です。造血幹細胞を複製し、分化させ、赤血球、白血球、血小板をつくります。
通常、成熟した血球のみが血液中に送り出され、未成熟な組織が流出することはありません。
◆貧血が増える年頃◆
貧血は思春期のアスリートに多く見られますね。それは造血部位が減り始める年頃とも一致しています。
この頃にはスポーツの専門性が高まり、運動量も一気に増加し、栄養の需要も増大します。
それらが重なるため、貧血のリスクも高まるのです。
◆カラダの発達を優先しよう◆
思春期の無理なダイエットは骨の正常な発達を妨げます。それは骨髄にも悪影響を及ぼし、貧血を助長します。
なかでもカラダの中心を成し造血を行なう大きな骨、頭蓋骨、胸骨、肋骨、椎骨、骨盤、大腿骨の脆弱化は造血能力を低下させる可能性もあるからです。
このように貧血予防には丈夫な骨づくりの必要もあるのです。
往年の名ランナーは骨盤がしっかりしていて大きい選手ばかりでした。
来週をお楽しみに。
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::: ココに注目! :::
【オンとオフ】大学トップチームの練習を訪問して感じたことがいくつかありました。
そこには無駄な動きがありません。
1つ1つの所作が洗練されていました。
無駄な私語もありません。
選手はもちろん、監督・コーチもです。
集合から張りつめた空気がみなぎり、ただひたすら走りに集中しています。
そうした積み重ねこそが輝かしい競技結果を生むのでしょう。
練習が終わった途端、みんなの表情が和らぎました。
堰を切ったように談笑が始まり、羨ましくなるくらい楽しそうでした。
オンとオフの切り替えが上手だなぁと思いました。
これが強さの秘訣かも知れません。
ストレスやプレッシャーに打ち勝ち優れた結果を出すためにはオンとオフの切り替えが大切だということを学びました。
(山内)
::: 山さんのつぶやき :::
2月14日が近づいている。もう、10年は経つだろうか。
あれ以来、忘れられない日となった。
夜中に電話が鳴った。
後輩がスリップ事故を起こしたのだった。
すぐ現場に駆けつけた。
凍結した橋の上で操縦不能になり、橋を越えてすぐの電柱に激突。
運転席のすぐ後ろでくの字に曲がっていた。
ケガもなく無事だったのが何よりだった。
冬の夜、橋の上は水蒸気が氷結している。
思い出す度にいつも、気をつけようと思っている。
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セリア通信も間もなく600号を迎えます。
地味にお祝いしようかな・・・。
その前に原稿書かなきゃ!?
では、また来週。
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