【セリア通信vol.548】2018年の話題#9【これからの貧血対策#6】

2018年2月27日

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皆さん、お元気ですか。

先日、男子マラソン日本記録を更新した設楽悠太選手は
埼玉県寄居町立男衾(おぶすま)中学校の卒業生です。
そこは1学年2〜3クラスのとても小さな学校です。
ところが実は多くの箱根ランナーを輩出する
逸材の宝庫として知られています。
そのヒミツを一つだけご紹介!

毎夏、セリアスタッフが栄養指導に招かれます。
教室はいつも選手と共に大勢の保護者で一杯になります。
成長期のカラダづくり、
栄養摂取が如何に大切であるか。
皆さん良くご存知なのですね。
その関心の高さと熱い取り組みが
今なお受け継がれています。
だから、大勢のトップランナーが育ったのではないでしょうか。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 2018年の話題#9【これからの貧血対策#6】
2 山サンのつぶやき

これまで貧血対策について考えてきました。
今日は一緒におさらいしましょう。

2018年の話題#9【これからの貧血対策#6】

◆組み合わせとバランスが大事◆

スポーツ性溶血によって失われる栄養は
鉄だけではありません。
丈夫でしなやかな赤血球をつくるには
タンパク質や鉄など、多くの栄養が必要です。
貧血かなと思ったら、必ず食事栄養バランスを見直しましょう。
問題を解決せずに鉄剤だけ摂っても
貧血は改善しません。
たとえ一時的に好転しても、
また、繰り返します。
大事なのは原因を取り除くことです。

◆エネルギーをしっかり摂ろう◆

朝食の欠食や無理なダイエットの影響で
エネルギー不足におちいっている中高生が増えています。
そのような状態で運動すると赤血球破壊量が増大し、
走れば走るほど貧血になってしまいます。
予防法はエネルギーを満タンにすることです。
朝食のバランスを整え、しっかり食べましょう。
1日の活動に欠かせないエネルギー、
グリコーゲンがカラダに十分貯えられたら大丈夫です。

◆ミネラル不足1〜亜鉛〜◆

鉄はミネラルの一種です。
貧血の人は、鉄だけでなく、
他のミネラルも不足している可能性があります。
食事の偏りが激しく、
体調の維持管理が難しいケースでは
鉄以外のミネラル補給も必要です。
その一つが亜鉛不足です。
味覚に不安がある方、
爪が波打っていて変形しやすい方、
肉類をまったく食べない方などは
貧血になった際、
亜鉛不足も疑ってみる必要があります。

◆ミネラル不足2〜銅〜◆

貧血になりやすいアスリートには
銅不足の可能性もあります。
銅はまじめな食生活を送っていれば
不足することはほとんどありません。
一方、ジャンクフードやカップ麺などを
常食するなど荒んだ食事が続くと不足します。
食事よりもチョコレートという女子選手は特に要注意です。
アスリートとして相応しい食生活から
学び直さないと貧血は治りません。

◆炎症と貧血◆

体内で炎症が続くと鉄代謝が鈍くなります。
その結果、鉄を摂っても吸収されない状況が生じます。
いくら鉄剤を摂っても吸収されず、
まったく効果が見られない貧血では
炎症が原因となっている可能性も考えられます。

焦って鉄剤投与を増やすのは止めましょう。
むしろ一旦、鉄剤を止めてみませんか?
運動量を抑え、
十分な栄養と回復に時間を充て、
炎症を抑える栄養を摂取してみましょう。
鉄の代わりに消炎効果の高い
オメガ3系の油(EPAなど)を摂ることをおススメします。
(山根)

◆炎症緩和に~セリアサプライズはこちらから◆
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::: 山サンのつぶやき :::

小学3年生の冬に、札幌五輪が開催された。
「虹と雪のバラード」は今でも時折、口ずさんでしまう。
ジャネット・リンの赤い衣装と金色の髪、小3には衝撃的過ぎた。
日の丸飛行隊は学校の授業中だったような気がする。
教室の白黒テレビでみんなで応援したような・・・。
子供たちはきっと忘れない。
ピョンチャンの感動を!

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昨朝、今年初めてコジュケイの鳴き声を聞きました。
外は寒かったけれど、もう春だよと教えてもらった気がします。
今朝も賑やかなになりそうです。
皆さんは如何でしょうか。

では、また来週。


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