2011年10月18日
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皆さん、こんにちは。お元気ですか?
秋の空は変わりやすいですね。
そして、秋の色は、日々深まっている気がします。
いつもの道も、少し目線を変えてみると、思わぬ発見があるかもしれません。
◆◇本日のメニュー◇◆
1. 軟骨を守れ1
2. 山根氏のつぶやき
さてさて、今週から新しいシリーズです。
軟骨・・・って柔らかい骨なんですか? どこにあるんですか?
分からないことばかりですが、とても重要らしいのです。
これから山さんに色々と教えてもらいましょう。
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│"ー"│ 軟骨を守れ1
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◇iPS細胞って何?◇◆◇……・━━━…・┿
皆さんはiPS細胞をご存知ですか。
京都大学の山中教授が開発した人工多能性幹細胞のことで、世界中の注目を集めています。
人間の皮膚などの体細胞に、いくつかの遺伝子を導き入れ、培養します。
このiPS細胞には様々な組織や臓器に分化する能力があり、事故や病気などで失われた、
臓器や皮膚、手足などが、これによって再生が可能になるかもしれません。
医療や医薬をはじめとする、あらゆる生命科学の研究開発に、多くの可能性をもたらしています。
ケガや故障が治りやすくなれば、アスリートの選手生命も長くなるはず。
培養技術が確立され、倫理上の問題などが解決されれば、そんな日も遠くないでしょう。
私が期待したいのは、軟骨や腱などの再生医療への応用です。
多くのアスリートに苦痛を与え、引退に追い込んでしまうのが、その部分の故障だからです。
iPS細胞の一日も早い技術開発が待ち望まれます。
◇軟骨の役割とその弱点◇◆◇……・━━━…・┿
ここで、軟骨組織の特徴についてお話しましょう。
まず、胎児は、軟骨が骨格の鋳型(物をはめこむ枠)としてカラダを支えます。
生後は発達、成長を支える成長軟骨として、身長を伸ばします。
その後、関節軟骨として運動機能を支える組織になります。
運動を支える関節軟骨はとても精密に出来ています。摩擦は驚くほど少なく、
滑らかな活動や激しい衝撃にも耐えられるのです。
アスリートの競技や演技を支えている縁の下の力持ちは、関節軟骨だと言えるのです。
しかし、関節軟骨にも大きな弱点があります。無血管組織、つまり血管が通っていないのです。
傷むと再生に時間がかかります。また、加齢と共にすり減りやすくなる性質があります。
軟骨が弱ると、骨が変形しやすくなったり、神経を圧迫するために様々な障害が発生します。
◇体液で栄養補給◇◆◇……・━━━…・┿
同じように眼球組織には、水晶体や角膜など多くの無血管組織があります。
でも、疲れると目は充血します。周辺の組織に沢山の血液が送り込まれ、水晶体や角膜が、
少しでも多くの栄養を吸収出来るような体制を敷いているからです。
一方、関節軟骨周辺は関節包という袋で覆われています。中は透明な滑液で満たされています。
滑液は関節の摩擦を軽減し、軟骨やじん帯などに少しずつ栄養を補給します。
でも、血管が直接届かないのですから、他の組織に比べると補修や再生は難しいのです。
競技を支える屋台骨、関節を丈夫に保つには、この滑液の栄養が必要なのです。
◇栄養摂取は大切です◇◆◇……・━━━…・┿
関節は無血管組織だから、一度傷つけてしまうと修復や再生が難しい、と憶えておいて下さい。
丈夫で健康な関節を維持するには栄養摂取が欠かせません。
ケガや故障の予防、早期回復にも繋がります。
再生医療の研究開発は進んでいますが、残念ながら実用化には時間がかかりそうです。
セリアシリーズでは、ケガや故障を回避し、関節を丈夫にするための栄養摂取を考えています。
次回はそうしたセリアの考え方と製品の関係についてお話しします。
◆セリアC http://www.cf-seria.com/c2.html
◆セリアCa http://www.cf-seria.com/ca2.html
◆リベロ http://www.cf-seria.com/libero2.html
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血管のない場所は、傷つくと治りにくいんだ・・・。
だったら、出来るだけ予防しなくちゃ。
筋肉や骨や血液は、今まで何度も登場しましたが、
『軟骨』は初めてですね。『体液』という言葉も聞き慣れません。
でも、故障と闘うアスリートにとっては、勉強しがいがありそうです。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
元女子走り高跳び選手の栗原美加さんが、9月に行われた日本プロサーフィン連盟の
ショートボードプロトライアルにて見事、認定プロに合格しました。
幼少時代からサーフィンをしている生え抜き選手ばかりの中で、大人になって始めたプロは異色です。
最近、なかなかお会いする機会はなかったのですが、吉報を知り大変嬉しく思っています。
早速、2011年プロツアーのランキングに名前が入りました。
インターハイでも準優勝までしたアスリート。更なるご活躍が楽しみです。
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サーフィンの事はよく知らないんですが、(スミマセン)
どんな競技でもプロの世界は厳しいものです。
陸上競技で学んだ事を存分に活かせるとイイですね。期待しています。
ラグビーのW杯は、いよいよ23日に決勝です。
ニュージーランドvsフランス。どちらも日本と同じ予選プールでした。
私はやっぱり・・・NZを応援しちゃいますよっ。
駅伝シーズンも開幕ですね。
予選に向けてのコンディショニングが気になるところ。
セリア通信のバックナンバーも、ぜひ活用して下さいね。
それでは、来週までどうかお元気で。
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