2011年7月26日
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皆さん、こんにちは。お元気ですか?
先週は気温が急に下がったので、調子を崩した人もいるのではないでしょうか?
日曜日には夏の暑さが戻ってきましたね。
ここ、いすみ市の田んぼでは、既に稲穂が垂れ始めました。
成長の早い、早稲(わせ)の品種なのだそうです。
◆◇本日のメニュー◇◆
1. 腸のはなし その2
2. 山根氏のつぶやき
先週からアスリートにも知って欲しい腸に関する話を特集しています。
山さんがセリアの開発スタッフの二人に話を聞いて、その内容をまとめています。
アスリートに必要な腸の話ってナニ? と思う人は、とにかく読んでみて下さいねっ。
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│"ー"│ 腸のはなし その2
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◇菌との関係◇◆◇……・━━━…・┿
動物は無菌状態で飼育したほうが、よく成長します。ですから、動物の発育にとって、菌は必ずしも
有益ではないと言えます。地球上には数え切れないほどの菌があり、あらゆる場所に存在しています。
無数の菌に囲まれて生きていますから、人もそれらと無縁ではありません。
幸いなことに、健康を守る有益な菌も多数存在し、私たちはその恩恵も受けているんです。
「健康なカラダ=菌との関係も良好」 これを知っておいて下さいね。
そして、その大事な鍵を握っているのが腸というわけです。
◇内なる外?◇◆◇……・━━━…・┿
皆さんは毎日、食事を摂りますね。ご飯やパン、めん類はもちろん、肉や魚、野菜や果物etc...
それらを食べ、栄養を吸収し、不要なものを排泄するのが消化器官の役割です。
消化器官は内臓には違いありませんが、いつも外から取り込んだ異物と接しています。
「消化器官=内なる外」と呼ばれるのはそうした理由からです。
常に危険にさらされている腸に、カラダを守る免疫機能が発達したのも自然な進化ですね。
生き物の進化の過程で最初に備わった防御システムが腸管免疫でした。
人類の進化よりも遥か昔からあったんです。ヒトの場合、約60〜80%もの免疫機能が、
腸管免疫によるものだそうです。カラダを守る砦(とりで)は腸だったんですね。
◇小腸がカラダを守る◇◆◇……・━━━…・┿
小腸の表面には細かなヒダが無数にあります。その裏側には取り込まれた栄養を運び出すために
用意された細かな血管と、カラダに有害な病原細胞をやっつける免疫組織(リンパ節)が通っています。
有益な栄養素はすぐに血管に取り込まれ、血液と一緒に運ばれます。
一方、有害な病原細胞などは免疫組織がやっつけてカラダに入らないよう防ぎます。
免疫組織が最も密集しているのが盲腸の入り口付近です。
カラダを守り抜くための立派な防御システムが腸にあるのです。
◇腸と脳の関係◇◆◇……・━━━…・┿
表面積にするとテニスコート一面分もの広さがある腸の内部。
そこで得た情報は血液やリンパ液を通じて、脳や全身に送り届けられます。
腸の免疫機能だけでは対処出来なかった毒素や病原細胞などの情報も全身を駆け巡るのです。
どのように対処するかは、脳から自律神経系、リンパ系などに指令されます。
このように腸と脳は連携し合ってカラダを守ることを「脳腸相関(のうちょうそうかん)」と呼びます。
間違って腐った物を食べてしまった時、まずは吐き気がしますよね。それは、腸からの情報を
脳が判断し、食べてしまったものを吐き出させようとするからなのです。
同じように、排泄を促すために大腸にも指令を送って下痢を発症させます。
「下痢をしたからといって、無闇に下痢止めを飲まない方が良い」と言われるのはその為です。
せっかく免疫システムが働いているのに、それを妨げることになってしまうからです。
注 : 嘔吐や下痢などの症状がある場合は素人判断せず、必ず医師の診断を仰ぎましょう。
◇小腸を鍛える◇◆◇……・━━━…・┿
筋肉を鍛えることは出来ますが、小腸は鍛えることが出来ません。ただし、その働きを正常に
保つことは出来ます。そこで活躍するのが腸内細菌です。免疫機能を高め、栄養の吸収効率を
高めてくれます。来週は、そんな腸内細菌の話です。
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腸が情報を全身に送る? 吸収するのは栄養だけじゃないんですね。
ヒトの身体ってすごいシステムを持っているなぁ、と感心してしまいました。
健康な状態に保っていれば、あとは勝手に内臓が働いてくれるんですもんね。
いやいや恐れ入りました。(笑)
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
日曜日、山さんの所属する男声合唱団コール・ファーマーの定期演奏会がありました。
今回もまた大勢の皆さんが遠路遥々お越し下さいました。このような機会を頂けることを
心から感謝しています。皆さん、応援下さり本当に有り難うございました。
また、いつものように元陸上部員の皆さんに受付などの裏方を手伝って頂きました。
試験の真っ最中にも関わらず快く引き受けて下さった学生さんたち、有り難う!
皆さんにもっともっと喜んで頂けるような活動をしなければと覚悟を新たにしています。
また、次回も是非、コンサート会場で会いましょう。
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山さんの晴れ姿、いかがだったんでしょう? ちゃんと歌えたかなぁ。
私からもお礼を言わせてもらいます〜。
サポートして下さった皆さん、ありがとうございました。
暑い時期に気をつけなければならないのが食中毒です。
食べ物はもちろんですが、意外に気づかないのがペットボトル飲料。
飲み残しを冷蔵庫などに入れずに、持ち歩いていると、
口を付けた時に入った雑菌がボトルの中で繁殖してしまいます。
出来るだけ一度で飲み切るか、そうでなければコップを使うように心がけましょう。
菌は目に見えませんから、注意しなくてはね。
では、また来週までお元気で!
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