2011年7月12日
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皆さん、こんにちは。
関東地方は梅雨明けしましたね。連日の猛暑に参っていませんか?
暑さ対策にも色々と工夫されている事と思います。
大切なカラダを守るためにも、面倒がらずに対処して下さいね。
先輩は後輩の事も気にかけて・・・
◆◇本日のメニュー◇◆
1. ミネラルって何だ? その4
2. 山根氏のつぶやき
ミネラルの特集も四回目です。いかがですか? ミネラルについて分かってきましたか?
カラダにとって欠かせないもの、という認識は誰にもあると思います。
でも、ただ単純に、たくさん摂取すればいい、という訳ではないようですよ・・・
今週は、ミネラルを上手に吸収するワザを教わっちゃいましょう。
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│"ー"│ ミネラルって何だ? その4
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◇鉄瓶でお湯を沸かす?◇◆◇……・━━━…・┿
ミネラルはカラダづくりの骨格を成す大事な栄養「構成素」の一つです。
もし、鉄や銅、亜鉛などのミネラルが不足すると貧血になってしまいます。
以前、陸上長距離選手の母親から貧血相談を受けた時のことでした。
毎日、鉄瓶でお湯を沸かしてお茶を飲んでいる、と言うのです。
少しでも鉄分を、という気持ちは痛いほど伝わってきました。
でも、鉄器から鉄分を補給するのは、ほとんど無理なのです。
ミネラルがカラダに摂り込まれるにはいくつかの条件が必要です。
今日はミネラル吸収のポイントについて紹介しましょう。
◇ビタミンCのサポート◇◆◇……・━━━…・┿
ミネラルには「酸化しやすい」という特徴があります。ようするに、サビやすいのです。
サビてしまうと、吸収されずに便などから排泄されるばかり。
有名なのは、緑茶や紅茶、ウーロン茶などの茶葉に多く含まれる「タンニン」という渋み成分。
ミネラルを酸化させてしまい、使い物にならない状態にしてしまいます。
そこで大事なのが食べ合わせです。
ミネラルの酸化を防いでくれる「ビタミンC」が活躍してくれるのです。
ビタミンCの豊富な旬の野菜や果物をしっかり食べれば、ミネラルの吸収効率もアップ。
野菜や果物をモリモリ食べれば、貧血や故障もなくなります。
好き嫌いがある人、忙しい人、疲れている人、運動量の多いアスリートにはセリアCがお勧めです。
こまめに摂ってサビないカラダ、ミネラルをしっかり吸収出来るカラダを保ちましょう。
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◇キレート作用◇◆◇……・━━━…・┿
夏の食卓には酢の物がよく登場しますね。暑さで食欲が無い時には有り難い一品です。
酢の物にはビタミンCやクエン酸などが多く含まれ、ミネラルの吸収を助けてくれます。
食欲が低下すると、そうめんなどのサッパリ系に偏りがち。血肉になる栄養が明らかに不足します。
クエン酸やビタミンCの酸味成分は、唾液の分泌を盛んにし、食欲を促してくれます。
さらに、食品中のミネラルが効率良く吸収できるよう、酸化を防ぎます。
酸化を防ぐためにクエン酸やビタミンCが、他の物質を寄せ付けないよう必死にガードします。
これを「キレート作用」と呼びます。
野菜や果物をしっかり食べることはもちろん大事。でも、沢山は無理と思っているあなた。
キレート作用を上手に利用してみては如何でしょう。
酢の物やレモン汁、ポン酢などの酸味成分がポイント。
地元勝浦の漁師さんは、旬のカツオにレモンを刻んで豪快に食べていました。
八月頃から「すだち」が出回るのも偶然ではないようです。
◇キレート作用2◇◆◇……・━━━…・┿
ビタミンCやクエン酸の効果で、ミネラルの吸収効率が大幅にアップしました。
でも、ミネラルの扱いはとても厄介。カラダに摂り込まれてなお、酸化の危険性があります。
そこで、カラダの中でも、ミネラルの受け入れ態勢を整えるようになっています。
例えば、鉄分は小腸から吸収されると、トランスフェリンに乗って血液中を移動します。
鉄分を運ぶ専用の器、というわけですね。トランスフェリンはタンパク質から出来ています。
ミネラルにはそれぞれに専用の器が用意されます。何故こんなに厳重に守られているのでしょう。
ミネラルは欠かせない栄養素であると同時に、カラダを傷つける危険性も持ち合わせています。
余計な反応を避けるために、必要なカタチのまま必要な場所まで丁寧に運びたいのです。
タンパク質の器がキレート状態を必死に保ってくれているのです。
◇タンパク質の手助け◇◆◇……・━━━…・┿
ミネラルが小腸に摂り込まれるまではビタミンCがキレートし、
小腸に摂り込まれてからはタンパク質がキレートをします。
そうやって、安全なカタチでミネラルを送り届けてくれているのです。
ですから、ビタミンCが足りないとミネラルが吸収しづらくなり、
タンパク質が足りないと、摂り込まれたミネラルがカラダの中で有効利用されなくなってしまいます。
タンパク質が不足すると体内でミネラルをキレートする力も弱くなります。
貧血だからと必死になって投薬治療を続けていても貧血が治らない、そんな相談をよく受けます。
調べてみるとほとんどの人が、サッパリ系の食事を改善せずに薬に頼りっぱなし・・・。
無理やり薬で大量の鉄を摂っても、カラダが吸収できないから治らないわけです。
この夏を元気に乗り切るために「酸っぱい食べ物」と「タンパク質」をしっかり食べるようにしてみて下さい。
ケガや貧血に困らずに充実した夏休みを過ごせると思いますヨ。
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キレートって言葉、初めて知りました。
カラダの中では、色んな栄養素が助け合っているんですね〜。
だからバランス良く栄養を摂る必要があるんですね。
男性の中には、酸っぱいものが苦手、という人も多いかな?
でも、沢山トレーニングしている人はカラダが欲しがるかもしれませんね。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
血液検査の結果が出ました。ヘモグロビン16.1、ヘマトクリット49.1その他の項目も
全く異常なし。選手の皆さんに日頃から偉そうなことを言っているだけに、自分のデータには
人一倍気を使っているつもりだ。幸いにもデータは完璧。肝機能も最高の状態。よし、これなら
最高の走りが出来るはず・・・。なのに今朝もカラダが重かった。思うように走れない。何故だ?
最高の健康状態でも加速しない自分のカラダが情けない。
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山さん、さすがですね。その血液、分けて欲しいくらいです。(笑)
動けるカラダはトレーニング次第。そこが一番キツいところですねぇ・・・
この暑さですから、無理は禁物ですよっ。
私もあまりの暑さに、朝ジョグの時間を30分早めました。
そろそろサングラスも必要かなぁ。
いよいよ夏本番、暑さなんかに負けないぞ〜っ!
皆さんも、どうか夏バテしないよう、しっかり食べて、よく寝て、
疲れを残さないよう、しっかりとカラダを回復させて下さいね。
それではまた。
来週まで、どうかお元気で!
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