【 セリア通信 vol.61 】何故、頑張るのか

2008年10月28日

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10月も残り少なくなって来ました。

この辺りではまだ紅葉が見られません。やはり温暖化の影響でしょうか・・・

皆さんの住んでいる所ではいかがですか?


さて、これからがシーズン本番、という競技では、いよいよ緊張感が高まってくる頃でしょうか。

皆さんが力のすべてを出し切れる事を祈るばかりです。


目の前にある試合に向けて、無我夢中になっている時は、きっと他の事など考えている暇もないと思います。

でも、誰もがちょっとした事で、つまずいたり、傷ついたり、「自分は一体何をしているんだろう?」と感じてしまう場合もある事でしょう。

そんな時はちょっと立ち止まって考えてみるのも大切です。

上手くいっている時も、そうでない時も、考える時間は必要です。


山根さんが今週話して下さるのは、そんな心の問題です。

どんな事なんでしょう?では、読んでみましょう。



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│・・│
│"ー"│ 何故、頑張るのか
└──┘ 


この時期、様々な競技でレギュラー選手や駅伝のメンバーの選考が行なわれていることでしょう。

皆さんのチームで登録選手は発表になりましたか。最後の最後に監督から名前を告げられて号泣してしまった、という選手もいるようです。ケガや故障に負けずにここまでよく頑張りましたね。

でも、勝負はこれからです。仲間の期待に応えられるようしっかり準備して下さい。

完璧な準備、それこそが余計な緊張をせず、最後まで競技に集中できる唯一の方法です。


残念ながらメンバーに入れなかった皆さん、皆さんが勝敗の鍵を握っている、という事を忘れないで下さい。代表選手は今、人生最初で最大の社会的責任を背負った状態です。

逃げ出したいくらいの不安にかられ、眠れない日々が続くかもしれません。

そんな選手達を支えられるのは君たちしかいないのです。チームのために何が出来るかを考え、積極的に行動しましょう。

グランドではもちろん、教室や通学時にも常に明るく、元気に声をかけましょう。

そして、選手以上に集中した良い練習をして下さい。そうした献身的な姿を見ることで、選手たちは不安を払拭し、自信と誇りを深め精神的にも逞しく成長することができます。

もちろん、皆さんも一緒に成長します。こうなった時、チームが強くにるのです。

◇大人への階段◇◆◇……・━━━…・┿

皆さんは何故、苦しさを乗り越えてまで頑張ろうとするのでしょうか。

強くなりたい、勝ちたい、認められたい、尊敬されたい、愛されたい、役に立ちたい・・・

理由は人それぞれです。今、精神的発達の真っ最中なのです。

この時期は独立したいという思いが強まり、親や大人へ依存した考えや生活から自立へと向かいます。

その為に自分の能力や適性を十分に発揮したいという自己実現欲が強まっているのです。

また、自分の社会(家族)を形成するために必要な愛情欲求、社会性を身に付ける為の集団所属や仲間を思う共同欲求、認められたい、尊敬されたいという承認欲求が高まっているのです。

障壁を乗り越えてまで頑張ろうとするのは今、大人への階段を登り始めているからなのです。

◇葛藤の先に◇◆◇……・━━━…・┿

しかし一方では、大人扱いされるのを嫌がります。大人になろうとする自分と甘えたい自分との間で葛藤することもあるでしょう。まだ階段の途中にいるのですから無理もありません。

ましてや他の学生より自己実現の目標が高い道を選択したのですから大変でしょう。

障壁が大きければ大きいほど、乗り越えた時の達成感は大きいのです。

チームの一員としての責任を負い、それを全うした時、想像できない程の大きな成長を遂げます。

出会った人達にもその頑張りが影響するでしょう。栄光のゴールは5年先、10年先の未来です。

最後まで思いきり、全力で走り切って下さい。

◇成長に期待◇◆◇……・━━━…・┿

豊かな社会になったと言われます。その中で、大人になることを避けて通る若者(モラトリアム人間)が増えました。試合を前に、皆さんが抱いている不安や恐怖、緊張はむしろ貴重な経験です。

いばらの道を選ぶ事が成長への第一歩なのです。そうした皆さんと出会えた事を本当に嬉しく思います。

今、感じている「苦しさや痛み」は社会性のある立派な大人への階段を登り始めた証です。

苦しくなったら思い出して下さい。これを乗り越えることで確実に成長できるのだと。

その為に生まれてきたんだと。僕らは声を限りに応援するしかありません。

激流を渡るのは君たち自身なのですから。

◇熟睡するには◇◆◇……・━━━…・┿

最後に一つアドバイスです。緊張の中でも熟睡出来れば疲労回復もコンディショニングアップも十分にはかれます。長く寝るより、深い睡眠をとることの方が大事です。

たとえ試合前日によく眠れなかったとしても気にすることはありません。

あるポイントを抑えれば、短時間でも深い睡眠が確保されるはずです。

それは、寝る前の行動を決めてしまうこと。練習日誌や読書、風呂、着替え、歯磨きなど、寝る前の手順を同じにします。すると、手順を始めたところから脳が眠ろうと働くようになります。

布団に入った時にはもう入眠状態になれます。緊張が続いているときこそ役立つ方法です。

是非、実践してみて下さい。


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大人への階段かぁ・・・ステキな言葉です。

階段を登る方法というのは人それぞれで、皆さんの場合は競技というものを通して、登っている最中なんですね。

その時々の結果が良くても悪くても、それをエネルギーにする事が出来れば、階段を登っている事に変わりありません。

良い結果を得られなかった方が、より大きな成長に繋がるかもしれないですし。

だから、途中で投げ出してはいけないんですね。

私も頑張らなきゃ。(←こればっかり。笑)



★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

第一回いすみ健康マラソンは予想を上回る出場希望があったそうで安心している。

東京マラソンをきっかけに今や完全にブームとなっていることを実感。

でも、まだまだニュージーランドやオーストラリアの筋金入りのランナーには敵わない。

何しろ、乳母車を片手で押しながらジョギングしている女性やトレッキングコースをリュック背負って凄まじい勢いで駆け上る女性ランナーが大勢いるのだ。

スタイルもウエアのセンスも抜群で、目のやりどころに少々困るくらい。

日本でも男性ランナーの肩身が狭くなりつつあると思うのは気のせいだろうか。

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いすみマラソン、賑やかな大会になりそうですね。

山根さんも走りますし、コースの途中に我がシーエフ社もあります。

興味のある方はぜひ応援に来て下さいね〜。応援団長の私が御案内致します。(笑)


それでは、皆さんの健闘を心より願っています。

Goooood Luck!!!


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