2008年10月14日
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皆さん、御元気ですか?
昨日は「体育の日」でしたね。
試合に出場した選手の皆さんもいるのかな?
これからはさまざまな大会や予選が目白押しです。
トレーニングに集中すると同時に、コンディショニングも欠かせませんよね。
そういう時の為の「セリア通信」です。(笑)
今週も山根さんが必勝へのアドバイスをして下さいますよ。
心して読んでみて下され!
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│"ー"│ 試合期のシェイプアップ2
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さて、先週に引き続き試合期のシェイプアップについて具体的に話をします。
先週の課題は実践できましたか?復習してみましょう。
1 理想的な動きを追求する
フォーム・ピッチ・タイム、すべてにおいて妥協せず、理想を追い求めることで練習の質が高まります。
その結果、カラダへの負荷は大きくなり、競技体力向上と同時にシェイプアップが図れます。
当然、苦しさも増しますが、試合前の緊張感や高揚感があるので、それを継続できるのです。
すべて計画通りに実行できるよう粘り強く取り組みましょう。
2 ケアーを心がける
集中とは一時的な気合いではなく、物事を最後まで計画通りに遂行することを意味します。
その為には毎日のケアーやコンディショニングが必須です。一流選手は何があっても絶対に自分に妥協せず、集中する力を備えています。
日々の練習をこなす意欲や迫力は凄まじく、どんなに苦しくても練習を捨てません。
目的を達成するまで頑張り通す力が自身を強く育てるのです。
3 道具を大切にする
スポーツ選手にとって一番の道具はカラダです。
道具を大切に出来ないのは、カラダを大切にしないのと同じです。
自分の手でカラダを労り、最高の状態を用意しましょう。
アイシング、ストレッチング、マッサージ、補強のどれにも目的意識を持って手を抜かないことです。
手入れが行き届けば、究極のシェイプアップにつながります。
◇無理や我慢は続かない◇◆◇……・━━━…・┿
いかがでしたか?無理や我慢は長続きません。理想をかかげ、万全に準備するから粘れるのです。すり減ったシューズではレベルの高い練習には耐えられませんね。更には怪我や故障の原因となります。
着替えを忘れたり、うがいや手洗いを怠ると風邪をひいてしまいます。
また、栄養が足りないと貧血や故障を招きます。トラブルの殆どは準備不足が原因です。
毎日のコンディショニングの基本が出来たら、次に進みましょう。
◇食生活をシェイプアップ◇◆◇……・━━━…・┿
◇◆4◆◇ 未来予想図をつくろう
道具ならまだしも、心がすり減ってしまっては何も成し遂げられません。日常生活において積極的に行動しましょう。職場、学校、家庭、生活の環境すべてにおいてです。
先手先手で前向きに行動していくだけで生活が一変します。
その中で競技を中心とした自分のロードマップ(未来予想図)を創りましょう。
何を、何時までに、どうするのか・・・明確な目標、目的を掲げて、成功への道筋を打ち出すのです。
市民ランナーの皆さんが、暴風雨だろうと、雪が降ろうと走り続けたり、専門家並みの知識を持っているのは、確固たるロードマップへの歩みを進めるにつれ達成意欲がどんどん高まるからではないでしょうか。
◇◆5◆◇ 意識の芽生えが食生活を正す
例えば、駅伝のメンバーに選ばれ、本番までの未来予想図を作成するとします。それがはっきりしたら、食事管理の必要性が当然浮かび上がって来ます。
メニューを考えることも、調理も楽しみになるはずです。
口では勝ちたいと言っても、本気でそこまで考えていない選手や、他人に要求されて嫌々考え、食べたいものも我慢しているのに、などと被害者意識を持っている選手はストレスが溜まっていきます。
その反動が怖いのは皆さんもよくご存じでしょう。
意識が備われば自ずと正しいメニューを選択するようになります。
適量も判断され、食後の満足感も損なわれなくなるはずです。
◇◆6◆◇ 完全調理のススメ
試合期の今だからこそ提案したい事があります。試合までの一ヶ月間、三食(捕食も含めて)すべてを家庭で作ってみませんか。
外食をやめるだけでなく、加工食品は使わない、生鮮食品を調理するというのがポイントです。
ハム・ウインナーなどの食肉加工品や調理済み加工食品、冷凍食品などの利用を極力避けるのです。
それだけでかなりの脂質や薬品摂取を防ぐことができます。
化学調味料や香辛料を使わずに焼く、蒸す、煮るなど、丁寧に料理されたものは栄養豊かでバランスに優れています。満足感も得られ、食べ過ぎの心配もなくなるでしょう。
オレンジジュースも自分で絞ってみるとコップ一杯のでも有り難さが違います。
そして、出来るだけ家族揃って食事をするよう保護者の皆さんも時間を合わせて上げて下さい。
楽しく食卓を囲めば、食べ過ぎの心配はなくなります。
選手はすでにギリギリまで絞り込んだカラダです。
さらなるシェイプアップを成功させるには御家族の協力も必要です。
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自分では一生懸命やっているつもりでも、なかなか頑張る気持ちが続かなかったり、自分に甘くなってしまったり、強い心を持ち続けるのは大変なことです。
大切なのは「自分はどうなりたいのか?」ということです。それが未来予想図なのだと思います。
誰に言われたのでもない、自分で決めた目標ならば頑張るしかありません。
皆さんが「なりたい自分」になれるよう、祈っています!
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
「若い人は困難に突き当たると安易な方向に向かいがちだが、自分が興味を持った課題を見つけたら、それをやり抜くよう努力してほしい」
ノーベル化学賞の受賞が決まった下村脩・米ボストン大名誉教授は記者会見でこう語っていました。
メディアが多くの話題を取り上げる中、ノーベル賞受賞者の共通点が見えてきました。
それは「家族の支え」があること。そして、誰よりも研究者同士が心から尊敬し合っている姿です。
信念、支え、尊敬。スポーツで栄冠を手にするアスリートにも必要条件と言えるでしょう。
中でもその柱となるのは、選手が勝利を信じて諦めないことだと思います。
これから大事な試合を控えている皆さんに、是非覚えておいて欲しい名言です。
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昨日はTVでも、金メダリストのインタビュー番組などをオンエアしていました。
女子ソフトボールの上野投手が言っていました。
「あきらめなければ夢は叶う、当たり前の様に言われる事だが、それを実現することがこんなに難しいことだとは思わなかった・・・」
全身の感覚を研ぎ澄ますために、日常の動作はすべて利き手ではない左手で行なったそうです。
食事を食べる、歯を磨く、すべてにおいて他人の倍以上時間が掛かります。
それも、してきた努力のほんの一部でしょう。
普通では考えられない努力が出来る人だけが勝ち得るものなんだなぁ、と
優勝した瞬間の映像を観て、またウルウルしてしまいました。(笑)
感心しているだけでなく、少しは自分にも反映させなくては。
私も頑張りますので、皆さんもね。
だいぶ朝夕は空気が冷たくなってきました。
大事な試合前に風邪などひかないように、どうかお気をつけて・・・
それでは、また来週。
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