【 セリア通信vol.58 】試合期のシェイプアップ

2008年10月7日

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10月になりました。皆さん御元気ですか?


私は風邪をひいてしまい、喉の痛みと咳に苦しみました。

早く治したかったので、病院に行って薬を処方してもらったら、症状はどんどん良くなりました。

やっぱり市販の総合感冒薬(カゼ薬)より効くんだなぁ・・・と痛感。

急いでいる時は医者にかかることをお勧めします。


さて、皆さんは風邪などひいている場合ではありませんね。

いよいよ全国大会に向けての地方予選の時です。

絶好調で臨みたいアナタ、今回の山根さんのアドバイスは必見です。

早速読んでみましょう。


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│"ー"│ 試合期のシェイプアップ
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駅伝、ラグビー、サッカーで全国を目指している選手の皆さんにとっては、大事な時期になりましたね。

病気やケガは絶対に防ぎたいですし、カラダの切れを良くするためにはコンディションや体重なども気になるところでしょう。出来るだけシェイプアップして能力を最大限に引き出したいと思うのは当然のこと。ただ、むやみに食事制限をしたり、偏食をしたために、スタミナが奪われたり、風邪をひいたりする選手も多く見られます。

厳しい夏を乗り越え、決戦に臨まんとする皆さんのカラダは十分研ぎ澄まされているはずです。

それでも尚、磨きをかけたいと思う皆さんへ、いくつか提案したいと思います。

◇◆1◆◇フォームやスピード、切れを意識しながら、理想的な動きを徹底する

皆さんはすでに競技種目に適したカラダになっています。自分に合った最高の動きを繰り返すことで、カラダが自然にその動きを覚え込みます。そして、その動きを引き出すために必要な筋肉が発達し、余分が削ぎ落とされ、シェイプアップされます。

この時期、フォームや動きについては監督やコーチの檄が飛びますね。

最終段階において、理想的なフォームやピッチを追求することは非常に重要なのです。

トップチームの練習では、競技場や校舎に映った自分の姿をチェックしている選手をよく見かけます。

ダイエットに悩む皆さんは、体重や食事を気にするより先ず、動きを気にすることが大事です。

目的は競技力アップです。カラダがイメージ通りに動けるようになるにつれて、体重の問題も解決されていくはずです。

痩せたり、絞ったりしたから動けるのではなく、動けるようになったから余分が削ぎ落とされるのです。

◇◆2◆◇その為にケアーをしっかりと

毎日の練習で理想的な動きを追求するためには、常に万全の状態でありたいですね。

そのためにはカラダの手入れが大事です。イチロー選手が誰よりも早くグランドに来てグローブを磨き、準備運動や整理運動に時間を割いていることは皆さんもご存じでしょう。

分かっていてもなかなか真似ができないからイチローは超一級なんですね。

スポーツで人より秀でるためにはやはりカラダのケアーも人一倍心がけましょう。

体重が気になってなかなか改善出来ない選手には、調子や気分の浮き沈みが見られます。

好不調が激しかったり、やる気にもムラがあったり・・・。

集中した良い練習が継続出来るようにケアーを心がければ、カラダも自然と研ぎ澄まされていきます。

◇◆3◆◇道具の手入れもしっかりと

ウエアーやシューズスパイクなど道具の手入れをしっかりやりましょう。

豊かな時代になったからでしょうか、シューズを大事にする選手が少なくなりました。

昔はみんな手洗いして大切に使っていました。中にはシューズにリンスをかける選手もいた程です。

道具の知識も豊富でした。

1970年代後半、私が高校生の頃ですが、今のようなジョギングシューズがアメリカから入ってきました。

最近、当時のモデルが復刻され、ファッションシューズとして発売されていますね。

もっと前は足袋の延長のようなソールの薄いマラソンシューズだったんです。

道具を大事にしない選手は、自分のカラダを大事に出来ないのと同じです。

ましてやカラダを衝撃から守り、激しい動きを支えるシューズは大切にして欲しいと思っています。

道具を思い、カラダを労る気持ちが育てば、シェイアップは難しい問題ではありません。

◇◆4◆◇カラダに良い生活を考える

試合で最高の結果を出すために、良い練習をしよう、ケアーを心がけよう、道具を大事にしようと考えることは、日常生活を考えることとイコールです。どうしたら毎日元気でいられるか、健康で強くいられるか、疲れを翌日に持ち越さないか等々考えるようになりますね。

ダイエットは痩せるための手段ではなく、考え方だということにも気づくのではないでしょうか。

試合前の今だからこそ、生活が大事、食事が大事ということを、きちんと理解できるのでは?

この一週間は1〜3までを是非実践しましょう。その上で、生活の向上も考えてみて下さいね。

次号ではもう少し踏み込んだ考え方について提案したいと思います。

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道具を大切にする、というのは、とても大切な心だと思います。

謙虚に、真摯に、そのものに向かい合う、基本姿勢の問題ですよね。

カラダ、食事、道具、日常生活・・・おろそかにして良い事なんて一つもないのかもしれませんね。

今日の文章を読んで、私も色んな事を反省してしまいました。(笑)

反省するだけではなく、改善に努めたいと思います。


★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

エチオピアのゲブレシラシエ選手が先のマラソンで2時間3分台という驚異的な世界記録を樹立した。これまでにもトラックレースで世界を席巻し、マラソン転向後も大成功を収めている。

母国では事業家としても成功し、数百人を雇用する多忙な毎日を送っている。毎朝3時間のトレーニング後に出社し、仕事の指示を出し、午後は再びトレーニングを欠かさないのだという。

そのバイタリティの源はどこにあるのだろうか。アベベという偉大なマラソン選手がいたからだろうか。飢えや貧困、内乱に喘ぐ国情の所為だろうか。

その走りはもちろんだが、生き方に目が離せない。

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ひえ〜っ、とんでもない記録ですね〜。5キロを14分台で走り続けたことになる!!

それだけの身体能力とトレーニングに耐えうるには、

強い精神力、哲学とも言える信念がなくてはダメでしょうね。

一度、お話しさせて頂きたいものです。(笑)


ゲブレシラシエ選手とまではいかなくても、何とか、もう一歩、もう一段階、自分をレベルアップさせて、「なりたい自分」に近づくよう、頑張りましょう!


それではまた。来週まで御元気で。


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