2008年9月7日
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こんにちは〜。調子はいかがですか？
「女心と秋の空」とはよく言ったもので、(笑)この時期は天気が変わりやすく、戸惑ってしまいます。
雨にあたって風邪などひかないよう、気をつけて下さいね。
さて、今、山根さんはどうやら日本に居ないようです。どこ行っちゃったのかしら？
でも、ちゃんと文章は届いてますから、お元気なのでしょう。(笑)
とにかく、読んでみましょう。
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│"ー"│ 今の力を本番で発揮するために
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◇早春のニュージーランドから◇◆◇……・━━━…・┿
皆さん、お元気ですか。今、私は合唱団の演奏旅行で、ニュージーランドのダニーデンに来ています。７日夜に成田を発ち、オーストラリアのシドニー経由でＮＺへ渡り、飛行機を乗り継いで昨夜こちらに到着しました。季節は日本と逆で、街は早春の花々に囲まれています。
と言っても、ここは島の南端に近く、海の向こうは南極です。寒いのも仕方ありません。
スコットランドの気質を受け継ぐ街としても知られ、「蛍の光」で知られる詩人ロバート・バーンズの銅像があります。今日は最初のコンサートがあるので、少々緊張した朝を迎えました。
大事な試合に臨む時の皆さんの気持ちが、少しだけ分かるような気がします。
◇学校行事をうまくこなそう◇◆◇……・━━━…・┿
駅伝、ラグビー、サッカー選手の皆さんはこれからが大事ですね。ところが、学校では学園祭、体育祭、修学旅行、と行事が目白押し。このような時期は、競技への緊張感を理解してくれるクラスメートも興奮気味です。ちょっとしたことでケンカになるかも知れません。そんなことのないように、普段からクラス活動には出来るだけ協力すると良いでしょう。
全国大会を目指すことで特別扱いされているようでは本当の協力は得られません。
一流選手はクラスや仲間の後押しに支えられています。普段から中心的な存在だからです。
中には修学旅行に行かずに大会に懸ける選手も多いでしょう。一人残ることを心配されるのではなく、逆に気持ちよく送り出してあげましょう。そうすればきっとみんなで大会に応援に来てくれますよ。
◇不慮の事故や怪我に注意◇◆◇……・━━━…・┿
どの部活動も新人戦やレギュラー争いで殺気立ってきます。グランドを走る時にはくれぐれもボールにご注意下さい。野球のボールの上に乗ってしまい足を挫いた選手もいましたし、足が着地した瞬間にサッカーボールが膝を直撃して靱帯を損傷した選手も知っています。また、夏の走り込みで骨がもろくなっていることも考えられます。
中にはスピード練習直後によろけて足を踏み外しただけで骨折した選手もいました。
練習中は周囲にも気を張っておきましょう。
◇自己最速の時、人生最大の負荷◇◆◇……・━━━…・┿
夏の厳しい練習を乗り越えた秋のレースでは自己ベストが続出します。また、どの試合も選手選考に関わってくるので気が抜けません。自己最速で走れている時には、最もカラダに負荷がかかっている、と憶えておいて下さい。９月に好記録を出した選手が11月に走れる確立は案外低いのです。メンバーに選ばれたのに疲労骨折ではどうしようもありません。肝心なのは今の力を本番で発揮することです。そのためにもビタミンＣ、カルシウム、コラーゲンなどカラダ作りや疲労回復の栄養をしっかり摂って好調をキープするように工夫して下さい。
◇貧血の予防◇◆◇……・━━━…・┿
走れるようになるとカラダへの衝撃が増し、貧血になりやすくなります。夏に比べて涼しくなり、好調な走りを維持してしまうので、発見が遅れることが多いようです。この夏、貧血予防をしなかった選手は早めにチェックしてもらうといいですね。貧血になってしまうと医師の治療や投薬治療を受けなければなりません。造血剤は出来れば避けたいものです。鉄分含有量が多く、内臓に負担がかかるので、症状が改善されてもすぐには走れません。今からでも遅くありませんから、予防改善の対策を講じて下さい。タンパク質の品目を増やし、ビタミンＣの豊富な緑黄色野菜や果物をしっかり摂って下さい。◇尖(とが)った鉛筆のように◇◆◇……・━━━…・┿
今、皆さんは先の尖った鉛筆の心だと思って下さい。細くきれいに削られている分、折れやすいのです。練習だけでは好調を維持できません。日常生活や食生活など、行動のすべてを頭で考え、気を配りながら用心深く生活しましょう。その上で質の高い練習をすれば、より完成度が上げられます。
大事なのは本番で力を発揮することです。そのためにあらゆる準備をして臨んだ選手は、本番で期待を裏切ることはありません。まだまだ気づいていない準備点があるはずです。
よ〜く考えてみて下さいね。
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涼しくなって、急にカラダが軽くなったように感じることって、ありますよね。
でも、そういう時こそ気をつけなければいけないようです。
絶好調と故障は背中合わせ、とよく言われますが、調子がピークの時はそれだけカラダに負担がかかっているからなんですね。
練習量や、栄養、休養には十分に気を配って下さい。とにかく、本番まで力を温存しなくては！
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┗■┓山さんのアスリート御膳 【 キウイフルーツ 】┏■┛
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キウイフルーツ マタタビ科マタタビ属
中国原産で、もともとはチャイニーズ・グーズベリーと呼ばれていました。近年になってＮＺで広く栽培されるようになり、海外に輸出しようという時に国鳥のキウイバードから名前をとって「キウイフルーツ」と名付けたのだそうです。日本で販売されている、
その殆どがＮＺ産。ビタミンＣやカリウムが多いので、緊張が続くときやレース前には最適です。
また、タンパク質を分解するアクチニジンという成分が多いので肉料理などの付け合わせにすると
消化を助けてくれます。ちなみに「キウイ・ピープル」はＮＺ人を意味する愛称です。
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キウイフルーツ、私も大好きです。房総半島のこの辺りでもキウイを育てている家が多いんですヨ。
地元で穫れたものが産地直売のお店に並んでいます。
今頃、山根さんは本場ＮＺでキウイをほおばっているんでしょうか・・・
でも、一番の目的は演奏会ですよね。(笑) 成功をお祈りしています。
それでは皆さん、今の好調をキープするのが肝心です。
油断せずに正しい日常生活をお過ごし下さいね。
また来週まで御元気で。
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