2008年7月26日
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皆さん、御元気ですか？
オリンピックも幕を閉じ、夏も終わりに近づいています。
朝の空気は明らかに今までとは違ってきていますね。
暑い最中は早く涼しくならないかなぁと思っているのに、秋の気配がしてきた途端に、何だか物寂しくなってしまって・・・
ホントに勝手なものだと自分でも思います。(笑)
さてさて、皆さんの夏はいかがでしたか？合宿でバッチリ実力を上げる事が出来ましたか？
本当に力を出すべき時に力を発揮できるかどうか、
それが皆さんの一番の関心事なのではないでしょうか。
オリンピックを観ていても、そういう事を痛感させられました。
そんな皆さんに、今日は山根さんがアドバイスをくれますヨ。早速読んでみましょう。
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│"ー"│合宿の成果はこれから
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中高生の皆さんは間もなく新学期ですね。高原と比べるとまだまだ暑さが厳しいでしょう。
皆さんは、梅雨明けの頃と比べて、暑さの感じ方、汗のかき方が随分違っていると感じませんか。
これは、カラダが暑熱馴化（しょねつじゅんか）しているからなのです。
湿度が高い真夏日でも、暑さはそんなに苦にならなくなっているはずです。
脳が暑さに素早く反応し、いち早く防御する指示を出すようになります。
血管を開き、発汗を促し、体温を冷ますようカラダの隅々に指令が行き渡っているのです。
でも、油断は禁物です。生活が乱れると自律神経系の働きが狂い、暑さに負けてしまうこともあります。
合宿で身に付けた規則正しい生活を是非続けて下さいね。合宿が成功か失敗か。
それは帰ってからの生活にかかっているのです。
◆暑熱馴化・・・カラダの機能が暑さに適応して処暑での生活や活動がしやすくなること。
◇汗のかき方に注目◇◆◇……・━━━…・┿
私はいつも腕振り確認と同時に肩や腕の汗を確認します。今は走り始めてすぐにスーッと汗が流れます。これが私の暑熱馴化の目安です。夏の初めは、額にこそ汗をかきますが、肩や腕からそんなに汗が流れません。逆に額にしか汗が流れない時は危険だと判断しています。
熱がこもりやすく、運動後に重い頭痛や吐き気に悩まされることもあります。
一方、肩、腕から水のような汗が流れる時は体温調節が上手くいっている証拠です。
それでも運動後は水を浴びます。頭のてっぺん、首、脇の下などを冷やせば、カラダも落ち着いてすぐに元気が出ます。皆さんも自分の暑熱馴化の目印となるカラダの変化を見つけてみて下さい。
特に汗のかき方に注目すると良いでしょう。体調の善し悪しでどう違うか、観察して下さい。
汗は決して悪者ではありません。一流の長距離選手だって汗はかきます。
自分の汗のかき方を熟知してコンディショニングに役立てましょう。
◇暑さを怖がるな◇◆◇……・━━━…・┿
まもなくトラックシーズンが始まります。中には８月下旬に駅伝コースに出かけて行って、選考レースやコース適性を推し量ろうとするチームもあるはずです。早くも勝負は始まっています。そんな時、是非思い出して下さい。暑さにはもうカラダは馴れているのだということを。
合宿後の生活が順調であれば尚更のこと。暑さを怖がらずに思い通りに走ってみて下さい。
インターハイ予選の頃とはカラダが違います。ましてやこの夏、頑張ったのですから、自信を持ってトライしましょう。
◇もう一度水分補給をチェック◇◆◇……・━━━…・┿
水分補給については、ここでも何度かお話ししてきました。運動前はアイソトニック飲料、運動中・運動後はハイポトニック飲料もしくはミネラルウォーター。そして、もっと大事なのは塩分補給です。秋冬のレース時にも応用して下さいね。
ちょっと暑いなぁとか、追い風で汗をかきそうなコンディションの時は塩分補給しておくと安心です。
◇マラソンシーズン開幕◇◆◇……・━━━…・┿
8/31は北海道マラソンですね。出場されるセリアユーザー選手の皆さんの活躍を心より応援しています。北海道とはいえ、暑さが厳しいかもしれません。この時期のランナーは練習量が豊富な方ばかりだと思いますが、どうぞ水分補給方法と塩分補給についてはバックナンバーをもう一度ご参照下さい。
特に塩分補給についてはお友達や知り合いのランナーの皆さんにもお伝え下さい。
◇しっかり食べよう◇◆◇……・━━━…・┿
練習でドッと疲れ、食欲が湧かないときは、冷えた果物を食べてみましょう。桃、梨、無花果（いちじく）などはオススメです。水分と品の良い甘さが運動直後のカラダに優しく染み入り疲れを癒します。固形物を食べることが胃に適度な呼び水となって元気が出やすくなります。
ごはんの食べ過ぎも防ぐことにも繋がるようです。果物を食べて、シャワーを浴び、しばらく涼んだらお腹が勝手にグ〜ッとなりだすことでしょう。疲労回復に栄養は不可欠です。
夏の疲れを持ち越さないようにしっかり食べましょう。
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私は夏でも全然食欲が落ちなくて困ってるくらいなんですが(笑)やっぱり激しいトレーニングの後は、胃が収縮してしまいますよね。
水分でお腹が一杯になっているような気もしますし・・・
その点、果物なら美味しいし食べやすいし、GOODですね！
食事で栄養をきちんと摂らないと、疲労物質を取り除く為の機能もうまく働かなくなってしまいます。酷使した筋肉も栄養がなければ再生しません。
「食べれな〜い」なんて言わずに、しっかり食べましょうねっ。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
疲労が長く続く場合は是非、早めにご相談下さい。もちろん、顧問の先生、監督にもきちんと報告して下さいね。今の時期に体力が低下すると、肝心なレースや駅伝に間に合わなかったり、貧血や故障の引き金にもなりかねません。セリアで栄養を補助する必要もあるでしょう。
深刻な場合は医師の診断を仰がなくてはなりません。どんな質問も大歓迎です。
一緒に解決できたらと思っています。
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疲労を抱えたままですと、カラダが動かないのはもちろんのこと、
病気に発展する事もありますし、怪我をしやすい状態ですし、痛みや故障に繋がる怖れもあります。
何より、気持ちが晴れないから、ヤル気が起きないですよね。
ですから、疲れはその日のうちに取り去る、これを心掛けて下さい。ためてしまったらダメです。
その為にも、規則正しい生活と質の高い食事、ですよ〜。
そこにセリアが加われば、怖いものなし！(笑)
皆さんが元気に新学期を迎えられることを祈っています！
それではまた、来週まで御元気で。
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