【セリア通信vol.39】疲労回復の秘訣

2008年5月27日

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皆さん、御元気ですか?

だんだん日差しも強くなって来ましたね。

すでに日焼けしている諸君もいるのではないでしょうか?


様々な競技会の結果を耳にするようになりました。

皆さんも果敢に挑んでいる頃でしょうか。


試合というのは練習と違って、エネルギーの消費が大きいですよね。

身も心も疲れ果ててしまう事が多いと思います。

出来るだけ早くその疲れを回復させて次に臨むこと、それがとっても大事になってきます。


そこで今日は疲労回復の秘訣を山根さんが教えてくれますヨ。

アスリート必見の巻です。



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│"ー"│疲れたときこそ考えよう
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皆さんは「疲労」という言葉から何を連想しますか。

スポーツ選手にとっては筋肉疲労が最大の関心事かも知れません。

でも、よく考えてみると人のカラダは筋肉だけではありませんね。

皮膚や骨などの組織はもちろん、内臓や脳も血液もすべてが連動して働いているのです。

ですから「疲労」を筋肉という側面からだけで考えるのは不十分ではないでしょうか。

◇声なき声に耳を傾けよう◇◆◇……・━━━…・┿

見過ごされやすいのが「内臓の疲労」です。

筋肉は疲れて傷んだことを「痛み」という危険信号で訴えてくれますが、内臓はなかなか声を出しません。ひたすら黙って耐えて、回復しようと努力します。

痛いとも言わず必死で働き続けている内臓を無視し続けるとどうなるでしょう。

機能が低下し、カラダは次第に衰弱していきます。

皆さんが感じている疲れは、内臓が原因であることも十分に考えられます。

◇消化の良い食べ物を◇◆◇……・━━━…・┿

トレーニングや試合で全力を出し切った後は、胃や腸などの消化器官の働きも弱っています。

ですから、消化にエネルギーを使う脂っこいものや味付けの濃いものはカラダが受け付けません。

下痢を起こしたりすることもあります。

筋肉が疲れたなぁと感じたときは、カラダに優しい、消化の良い食事を選ぶようにして下さい。

普段から牛乳を愛飲している選手も多いと思いますが、疲れたときは乳脂肪が消化出来ずにお腹を下してしまうこともあります。

口当たりの良さに任せて一気飲みなどしてしまうと、お腹が張って食欲が落ちたり、栄養の吸収が悪くなったりすることもあります。適量をわきまえ、ゆっくり飲んで下さい。

スポーツドリンクなども飲み過ぎると食欲が低下しますので気をつけて下さい。

◇カラダに優しい食事=回復に良い◇◆◇……・━━━…・┿

疲れ切った時におススメなのが、煮込み料理や出汁のきいた味噌汁やお吸い物、スープや雑炊です。

肉類や魚介系の旨味(うまみ)成分には疲れた筋肉はもちろん、内臓の疲労回復を助ける栄養が豊富です。

実はこの「うま味」を感じる力がアスリートにとっては大切な能力なのです。

食材に含まれるタンパク質やアミノ酸が、カラダに優しい最高の状態である時、人は「うま味」感じます。

疲れたときに「甘い」「辛い」ばかりに食欲が向くうちは一流選手にはなれません。

よく味わって、カラダの声を聞き、どうか「うま味」の分かる人になって下さいね。

☆参考サイト「うま味」の解説 http://www.weblio.jp/content/%E6%97%A8%E5%91%B3

◇連日の試合に備えて◇◆◇……・━━━…・┿

予選を終えた翌日の試合に備えて何を食べたらよいか、と思案している選手も多いようです。

そうした相談が多く寄せられます。

私のおススメは、しっかり火が通っていて消化が良く、うま味成分や食材のバランスに優れた「具沢山の煮込みうどん」です。

うま味調味料やだしの素を使わずに、カツオ節や昆布でだしを取ってみて下さい。

茶碗蒸しも良いですね。出汁と卵と旬のものが、疲れた体を芯から回復させてくれるでしょう。

栄養豊富な美味しい食事は精神もリラックスさせてくれます。

筋肉、内臓、そして心の疲労も取り除いて、元気なカラダで試合に臨みましょう。


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うま味というのはタンパク質に含まれていたんですね。

タンパク質は筋肉などの原材料ですから、疲労回復に必要な訳です。

いくら肉や魚がタンパク質でも、うま味を感じないような、甘過ぎ、辛過ぎ、しょっぱ過ぎ、の味付けでは、カラダに優しいとは言えない、ということですね。

出汁の効いた薄味で、十分にうま味を感じるようにしたいものです。

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┗■┓山さんのアスリート御膳【あみ(つくだ煮)】┏■┛
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あみ(つくだ煮)

各地で夏日(日中の最高気温が25℃以上の日)を記録し始めました。

そんなニュースを耳にするとお弁当が傷まないか心配になりますね。

そんな時はソフトタイプの保冷バッグを利用すると便利です。

保冷剤を入れたり、凍らせたペットボトルを入れたりすればお昼まで安全です。

果物や練習前後の捕食を入れても帰りには軽くなりますので、是非ご利用下さい。

こんな季節におススメしたいのが安くて庶民的な「あみのつくだ煮」です。

ご飯にかけても、おにぎり混ぜても日持ちが良く、食欲を誘います。

また、ミネラルも豊富で、アスリートに必要な鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム、カロチンを十分に含んでいます。

昔から母乳が良く出ると言われ、女性に好まれていました。

まさに天然のサプリメントと言える食材です。

☆参考レシピはこちら http://www8.ocn.ne.jp/~yamacho/amiebi.html


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オキアミとかアミエビと言われるものですね。

子供の頃にクジラが口を空けて泳いでいると、アミの大群がそこに吸い込まれ、クジラのエサになるのだ、と教わった記憶があります。

こんなに栄養豊富だったとは、知りませんでした。


これから試合だという皆さんも、そうでない皆さんも、日々の食事がカラダの調子を左右するということを忘れず、美味しく、正しく、楽しく食べて下さいね。


それではまた来週まで、ごきげんよう!


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