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■╋┓ スポーツ栄養情報 セリア通信
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■╋■╋━ vol.10 ━━━━━━━━━━━━━━━━━2007/11/06 ━━━━
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早くも11月です。
郵便配達の方に「年賀状はいかがですか?」と聞かれ、もうそんな時期なんだ・・・と。
年末やお正月に決勝、という競技も多いですし、これから本番、というアスリートの皆さんにとってはヤル気満々の時期でしょうね!
そこで、いよいよ、と気合い十分の皆さんが、本番で力を出し切ることが出来るように何かサポート出来たらいいなぁ、と考えています。
精一杯トレーニングを積んでも、やはり不安はつきものです。
トップアスリートでさえ、緊張やプレッシャーからは逃れられません。
それに打ち克つために、さまざまな工夫をしているのも事実です。
後悔しないために、心も身体も、コンディショニングを万全にしたいですよね。
スポーツの現場で色々な選手やチームに関わって来た山根さんが、その経験から皆さんにアドバイスしますので、これから本番に向けて参考にしてみて下さい!
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大┃事┃な┃試┃合┃を┃前┃に┃
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駅伝、マラソン、サッカー、ラグビー選手の皆さん、そしてウインタースポーツはこれからが本番ですね。
トレーニングの成果を本番で発揮するためには心身共に最高の状態をつくる必要があります。
栄養もその一役を担う重要な要素ですね。
これから数回にわたってコンディション作りについてお話したいと思います。
ピ┃ー┃キ┃ン┃グ┃と┃テ┃ー┃パ┃リ┃ン┃グ┃
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これまで培ってきた競技力を最高の状態にもっていく調整法をピーキングと言います。
そのために練習を落とすことをテーパリングと言います。
テーパリングは通常1〜2週間前から行います。
練習頻度や練習量は計画的に少しずつ抑えます。
ただし、運動強度は維持させます。ここが肝心です。
試合を想定した強度を十分イメージして、集中して行うことが、ピーキングを成功させる秘訣です。
■テーパリング■
ピーキングを達成させるために、大会の2週間ほど前から,
トレーニングの強度を維持したまま,トレーニングの量(時間,距離)を
減らしていく調整方法。
テーパリング(tapering)とは「だんだん細くなる」という意味。
食┃事┃に┃注┃意┃
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テーパリング時には運動量が少なくなります。
ですから当然、食事量、質にも十分な配慮が必要です。
運動量が減るということはカロリーオーバーには気をつけなくてはなりません。
筋力や持久力、そして体重を最高の状態で維持するには高タンパク低脂肪食が良いでしょう。
この期間に無理なダイエットは絶対にしないで下さい。
体重をコントロールするのはそれ以前までに留めておくべきです。
抵┃抗┃体┃力┃の┃低┃下┃に┃注┃意┃
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自己ベストを出せるほどの研ぎ澄まされたカラダで運動強度を維持させながらピークに向かっている時は、体脂肪が減るなど抵抗体力が低下し免疫力が落ちています。
ですから、試合前は風邪などの感染症や下痢などになりやすくなっているのです。
免疫力を高め病気や体調不良から守るためにも、
ビタミンCやβカロチン、ビタミンE、食物繊維などを豊富に含んだ緑黄色野菜、果物、乳製品を必ず摂りましょう。
これが大きな差を生みます。
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テーパリング、初めて知りました。
面目な選手ほど、最後の最後まで頑張り過ぎてしまって、本番の時にはすっかり疲れている・・・なんて事になりかねません。
練習量を落とす、というのは勇気のいることですよね。
不安だから、心配だから、やらないと気が済まない、と焦ってしまうのも無理はありません。
でも、最高のパフォーマンスをする為には、自分にとって何が正解かを正しく知る必要があります。
コーチや先生の客観的な意見をきちんと聞きましょう。
そして、自分でも色々な工夫をしてみて下さいね。
★☆山根さんから一言☆★───────────────────────────────────☆
テーパリングという言葉、是非この機会に覚えて下さい。
運動強度を落とさずに頻度や量を上手に調整することで身体能力は維持出来るということです。
そのことが分かれば練習量を調整しても不安を抱かず自信を持ってスタートラインに立てるでしょう。
ただし、競技の特性によって調整法は少しずつ異なることが考えられます。
中でも技術面は反復練習が欠かせません。どのようなやり方でピーキングとテーパリングを行うのか。
最終的には必ず、監督やコーチの指示に従って下さい。
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本番を控え、選手の皆さんの頭の中には、色々なことが巡っていることと思います。
期待と不安がゴッチャになって・・・
なかなか解決出来ないことがあるならば、山根さんに相談してみて下さい。
きっと解決の糸口が見つかると思いますヨ!ね?山根さん!(笑)
次回もコンディショニングについて引き続きお送りしま〜す。
皆さん、それまでごきげんよう♪
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