気持ちの強さは無限大
約束の時間より早めの到着。二階にある玄関からグランドを見下ろしていると、陸上部員が集合し、皆で一礼をしてアップが始まった。顧問の渡辺教諭の姿は見えていなかった。好感度に胸が膨らむ。渡辺教諭は、「三年生がよく頑張ったお陰で、自覚のあるチームが出来ました」と語る。個人の状態に合わせて練習メニューもそれぞれだが、今日のメイン練習は、ショートインターバル二〇〇×五本、気合い十分に早速練習に合流した。佐藤キャプテンを中心にテンポ良く練習が消化され、軽快な流れが爽快な気持ちにさせてくれた。それも、インターバルの最初の一本までだった。本数を重ねるごとにスピードもアップ、質が高まるのを感じる。離れていく後ろ姿に、選手としての意識の高さを感じた。最後に補強、足を押さえる手から高いモチベーションがひしひしと伝わってきた。桜の花と共に君たちの活躍の便りを待っているぞ。(畑)
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