セリアネットでは以前から骨髄バンク登録への呼び掛けをしてきました。その甲斐あって、この度、ユーザーの一人が骨髄を提供する運びとなりました。一人の命を救えるかもしれないという喜びと共に、患者さんの生命を預かっている緊張感で一杯のようです。かつては不治の病だった白血病などの血液難病は、骨髄移植で救われるようになりました。しかし、患者さんと白血球の型が合う人は、数万人に一人という確率ですから、提供者を探すのは至難の業です。日本で骨髄移植を必要とする患者さんは毎年二〇〇〇人もいます。現在ドナー登録者は一五万人余り。約二割の患者さんには骨髄移植のチャンスがありません。もし自分自身や家族が病気だったら・・・そう考えてみて下さい。皆さんの登録で、誰かの命を救えるかもしれません。登録は一〇�Mの採血だけで済みます。詳しくは骨髄移植推進財団にお問い合わせ下さい。

山下泰裕さんも骨髄バンク登録を呼び掛けている
きっかけは白血病のお子さんを持つ母親からの電話だった。治療に必要な輸血への協力を訴えてきたのだ。そして柔道部で血液型が合う者を募り献血した。「白血病は決して他人事ではない。大半の人は、自分の知り合いや友人を白血病でなくした経験があるのでは」と言う。「本当の幸せというのは、自分だけ幸せになってもダメで、他人も幸せになることが本来の姿でしょう。一人でも多くの人々が、骨髄バンクに限らず、さまざまなボランティアに参加するのは、思いやりのあふれた世の中になるための一歩なんです」