Seria Net
No.15


MIND OF SERIA NET

皆さん、目に見えない焦りや不安に追い掛けられていませんか。勝敗や記録ばかりに心が奪われて大切なものを忘れていませんか。競技力を高めるためには、厳しい練習が必要です。我慢が人を成長させる事もありますが、それだけでは足りません。行き詰まった時に必要なのは発想の転換です。どんなに厳しい練習でも楽しいと感じるような「遊び心」が時には必要なのです。大きな声を出したり、仲間を励ましたり、失敗を恐れずチャレンジしたり。どんな結果も笑い飛ばしてしまうユーモアにあふれた練習だったら、どんなに楽しいでしょう。苦しい時にこそ笑顔を忘れずにいて下さい。 (和)


セリアのこころ

ゆめ・風基金
「ゆめ・風基金」とは 阪神淡路大震災をきっかけに発足したNPO(非営利組織)。障害者を含めたノーマライゼーション(正常化)を目指す活動 を二〇年以上続けてきた障害者達を中心に作られました。被災した障害者の救援・復興支援を目的とし、これまでに阪神淡路大震災や一昨年に起きた北関東水害などで救済活動をしています。また国からの援助のない障害者のために生きる場・働く場の援助をしています。トルコ地震でも現地を視察し支援金を送る予定です。基金の目標額は一〇億円。一〇年間に一万円(一年に千円ほど)の提供者を十万人募っています。
・震災から5年が経ちました。高速道路や鉄道がいち早く復旧し新しいビルや家も建設され一見復興しているように見受けられますが、今だに都市計画がまとまらず生活する事がままならない被災者も多く、苦労を強いられています。「地震直後傾いた家から命からがら逃げ出し助けを求めた。ところが辺りの状況は自分の所よりもひどかった。瓦礫の中で助けを呼ぶ声がした。それからは自分の事はすっかり忘れ人々を助ける事に夢中だった」と話していた被災者がいました。今一番苦しんでいるのは誰なのか、その人のために自分は何が出来るのか、ボランティアの原点はここにあります。昨年はトルコと台湾でも大きな地震が起きました。大洪水も世界各地で起こっています。災害はいつ何処で起こるか分かりません。他人事と思わず、自然からの警鐘なのだ、と謙虚に受け止めたいものです。困っている人々に手を差し伸べましょう。親切は見返りを期待してするものではありません。人に対する優しい心こそが貴方を育てるのです。
民間障害者市民復興計画委員会・事務局
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