Seria Net
No.15


Club Voice
陸上競技・ランニングを愛する人たちの集まったクラブを紹介します

千葉県小見川町立小見川中学校
全国中学校駅伝大会男子の部 優勝

滋賀県野洲町で行われた第七回全国中学校駅伝大会男子の部で、小見川中学校が見事初優勝しました。二区で早くも先頭に立ち、二位に一分三秒の大差をつけて圧勝。五人が三〇〇〇mで八分台の実力を持ち、その力を余すところなく発揮しました。県大会では栗ケ沢中学校とデッドヒートを繰り広げ、辛くも勝ち取った全国への切符でした。栗ケ沢中の分まで頑張らなくては、責任感をプラスにしたのです。ランナーとして生徒を引っ張る有田先生の熱意が、選手層の厚いチームを作りあげたと感じています。スタッフ一同ずっと小見川中に注目してきました。チャンピオンの座に奢る事なく二連覇に向かって頑張れ!(英)




栃木県芳賀町芳賀中学校特設駅伝部
全校のプライド

「木枯らし一番が吹いた翌日は澄んだ青空だった。のんびりとした田園風景に囲まれた芳賀中学校。一昨年は、全国中学校駅伝大会で男子準優勝。昨年は、8位と強剛チームである。その強さの秘密は、少年達の高いプライドであった。全校より選抜された駅伝選手。放課後にはそれぞれの部活動がある。駅伝練習は昼休みだ。短い時間だが、全校生徒が注目している。誰もがヒーローだ。選手全員が迷う事なく「楽しい」と答える。上級生の一言一句に責任感とプライドを感じさせた。昼食は、練習後に食堂で食べる。クラスの友達が選手の分を用意し「頑張れよ」「今日は大盛りにしたよ」などの励ましのメッセージも絶えなかった、と尾嶋先生は話してくれた。駅伝が全校生徒をひとつにする。栄光は全校で勝ち取ったものだ。芳賀中学校の勝利への方程式は、そんな心の繋がりから生まれている。        (和)




中央学院高等学校陸上競技部
ゼロからのスタート
陸上競技が人生の糧となるように

三年前、森監督、中野マネージャー、キャプテンの小林君を中心に新生チームはスタートした。選手、マネージャーの育成、練習内容など、すべて試行錯誤でここまでやって来ました、と森監督は語る。まさに茨の道だった。「先輩がいませんでしたからね」自分達でチームを作ってきた精鋭達には、練習に対する積極性、謙虚な考え方、自己管理能力が育まれていた。今年、関東駅伝出場を逃した悔しさは「来年こそ関東へ」という意志統一のエネルギーに変わっている。精神面の向上も著しい。強い仲間意識も感じられた。陸上競技が彼等の人生の糧となるように、と監督は願っている。助走は勢いに乗った。後は羽ばたけば飛べる。限り無い大空へと。(英)