専門家から一般へ

マイコンとも呼ばれていた十数年前、パソコンはプログラムを書く為の道具でした。プログラム言語について書かれた入門書がよく売れていた時代です。その後、ゲームやビジネスソフトが市販される様になり、パソコンも大量に販売される様になりました。この頃はまだ、他人と関わりのないパーソナル（個人の）コンピュータ、いわゆる「おたく」と呼ばれる世界でした。しかし、時と共にパソコンの用途は変化し、現在私達を魅了しているのはインターネットに代表されるネットワークです。初期のユーザーにとってワープロや表計算ソフトも画期的でしたが、ネットワークされたパソコンは更に概念を覆す変化をもたらしました。２、３年前に爆発的に売れたのはインターネットの為です。そして完全に専門家から一般庶民へと解放されたのです。パソコン通信の中で最も簡単で使用頻度の高い電子メールは、今や情報交換には欠かせないアイテムとなっています。情報を文字どおり「情けに報いる」と解釈すると、デジタルやアナログという次元とは関係ない、非常に人間味に溢れた言葉である事に気付きます。メディアが進んでも人の心は変わりませんが、コンピュータ技術を取り入れる事によって、今まで距離を感じていた世界にも、容易に手が届く様になり、人とのコミュニケーションも拡大するはずです。是非この機会に始めてください。（コンピュータ・サービス）